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タイ料理の紹介:ムーガタ(หมูกะทะ)
ムーガタ(หมูกะทะ)の基本的な説明
料理の名前:ムーガタ
英語での料理の名前:Thai barbecue
タイ語での料理の名前:หมูกะทะ
ムーガタは、タイスタイルのジンギスカンの様な焼肉です。今やタイ全土で人気のムーガタですが、最初はタイの東北部イサーン地方で食べられていました。
当時は、ムーガタというタイ語でムー:豚、ガタ:鍋という意味の料理名ではなく、ヌアヤーン・ガウリー:韓国の焼肉と呼ばれていました。
なぜイサーン地方でこの料理が食べられる様になった理由は、諸説ありハッキリしていないのです。
有力な説としては、イサーン人が韓国に出稼ぎに行った際に当地で食べた焼肉が気に入りタイに戻ってきて再現したとか、朝鮮戦争にタイが参戦した際に食べたプルコギを真似して作ったとか言われています。
それがバンコクでは、ムーガタという名前となり、食べ放題のスタイルで流行ったことで全国で定着しました。ムーガタは、日本で言えばジンギスカンの様な真ん中が山の様に盛り上がったムーガタ専用鍋を使い、中央部分で肉を焼き、周りの溝にスープを入れてシーフードや野菜を煮て食べます。
これで焼肉とお鍋を同時に食べることが出来る様になっているわけです。
ムーガタの具材は多くの種類を使います。
肉は豚肉・鶏肉・牛肉・ホルモンの中から選びますが、基本的に豚肉は必ずという事が多いです。ムーガタ、豚の鍋ですからね。
更に、海老、イカ、クラゲ、白身の魚、魚のすり身、ソーセージと白菜、空芯菜、大根、キャベツ、セロリ、ネギ、人参、きのこ、きくらげ、ベビーコーン等の野菜、卵、豆腐、春雨、インスタントラーメンなどを具材として使います。
ムーガタの各店舗の個性と美味しさの違いを生むのが、ツケダレとなります。そのタレにニンニク、唐辛子、マナーオ、パクチーを入れて食べます。
真ん中で肉を焼くことで、肉の旨味や油がスープに流れ込み、時間が経つごとにスープの美味しさが増していくことが特徴です。
特にそのスープを吸った春雨やインスタント麺はかなりの美味しさです。
この料理が食べれるレストランは?
このムーガタの人気の秘密は、ビュッフェスタイルの食べ放題という事にもあります。
タイ人が大人数でお祝い事をする際などにも、お手頃価格な上に非常に便利でお腹いっぱい食べれるので喜ばれています。
今でもイサーン地方ではオーダー制のレストランもありますが、バンコク等の都市部ではムーガタ=ビュッフェというイメージです。
ビュッフェスタイルの場合、ムーガタ以外の料理もあり、カオパット、フライドチキン、フライドポテト、ヤムウンセン、ソムタム、中華まんやデザートのフルーツやアイスクリーム、かき氷などもあることが多いです。
基本的に大型の路面店が多いので、専門の店舗を看板を目印に探すのが良いでしょう。
ムーガタ(หมูกะทะ)を作っている動画を紹介
ムーガタ(หมูกะทะ)を作る過程を見ることができる動画をアップしました。
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ムーガタ(หมูกะทะ)の紹介まとめ
どうでしたか?今流行のムーガタは美味しそうですよね?
この20年ぐらいで大人気となり、今やタイ人の外食では、タイスキと並ぶ料理になりました。
これだけお値打ちで、満足度の高い料理はタイでは他にないでしょう。
辛さも自分で調整できますし、野菜もたっぷり食べれるので、日本人にもファンが多くいます。
何を食べるか悩んだ時のムーガタという感じです。
タイに旅行の際には、ぜひ食べてみてくださいね。