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タイ・海外のATMでキャッシングする際に気を付けるべき怖い事とは?
海外に行く時に、お金をどうやって持って行くかは誰もが悩む所ですよね?
トラベラーズ・チェックもなくなったので、現金で持っていく分もあるとは思いますが、クレジットカードを使って、現地のATMで現地通貨を引き出すケースが、最近は多いと思います。
この記事では、先ずはこれらのカードを使って現地のATMでお金を引き出す方法を、ATMの画面の写真を使って説明したいと思います。
そして気をつけて貰いたい怖いことも説明します。
ATMの実際の画面の写真を使って説明をしますから、誰でも簡単に使える様になると思いますよ。
それでは今回は、クレジットカードやインターナショナルキャッシュカードでATMから現金を出す方法とその時に最も注意すべきことも説明します。
タイのATMの種類とキャッシングする方法を解説
タイで海外キャッシングを行うのなら、日本と同じようにATMを利用することとなります。
タイには非常に多くのATMが街中に設置されているので、探すのに苦労することはないでしょう。
各銀行の前やスーパーマーケット・デパートにもありますし、そして大抵のコンビニエンスストアの入り口の横には、どこかの銀行のATMが置かれています。
海外キャッシングできるATMの見分け方
海外でクレジットカード等を使用するには、PLUS(VISA系)かCIRRUS(マスター・JCB系)のマークが付いているかを見ることで、確認できます。
タイのATMの種類とは?
タイのATMの機械は、日本の機械とは異なり機能により3種類に分かれていることの方が多いです。
日本だと、機能ごとに別れていない為に単にATMと呼んでいる状況です。
これが海外では、機能ごとに機械の種類が分かれていて、簡単に言えば、ATMがキャッシング(出金)、CDMがデポジット(入金)、PUMが通帳への記帳の3種類になります。
但し最近は3つの機能を1台で行える、日本の機械の様な高性能のモノも出てきていますから、海外キャッシングで利用するのは、ATM機能があることを、一応確認をして下さい。
◎機能によるATMの3種類
①ATM(AutomaticTellerMachine)
機能:キャッシュの引き出し、キャッシュの送金、残高照会、
②CDM(CashDepositMachine)/ADM(AutomaticDepositMachine)
機能:キャッシュの預け入れ、キャッシュの送金
③UPDATE/PUM
機能:通帳への記帳
ただしATM&CDM&UPDATEとなっていて、全て1台の機械で可能なこともあります。
最近は日本のように、上記の機能が1つになったATMを見かけるようになりました。機械の上部に機能が記載されているので、ここを見て判断しましょう。
下の写真は、バンコクバンクの3台の機械にそれぞれ機能が分かれているものです。
こちらの写真では、右の2台の機械はATMのみで引き出しで、左の2台はATM/CDM/UPDATEの3つの機能を持ったものとなっています。
タイのATMの引き出し額の限度額
タイのATMでも、日本と同じように、1日と1回の引き出し限度額が、各銀行のATMごとに決められています。
気を付けないといけないのは、ATMでの1回の最高限度枚数も決まりがあるので、100バーツ1枚でも、1枚は1枚なので、金額の上限の前に枚数で限度枠のなることもあり得ますので、気を付けて下さいね。
各銀行の1回の最高限度金額と最高限度枚数
- アユタヤバンク 最高限度金額 30,000バーツ (限度30枚)
- バンコクバンク 最高限度金額 25,000バーツ (限度25枚)
- カシコーンバンク 最高限度金額 30,000バーツ (限度30枚)
- クルンタイバンク 最高限度金額 20,000バーツ (限度20枚)
- TMBバンク 最高限度金額 30,000バーツ (限度30枚)
- サイヤムコマーシャルバンク 最高限度金額 20,000バーツ (限度20枚)
日本語表示可能なATMもあり
海外のATMは、現地言語だけでなく英語も100%対応できると思って良いでしょう。
しかし英語が苦手だと分かり難いのでは?とATMを初めて使う時には、誰でも緊張することがあるかとも思います。
基本的には、銀行ごとに分かれているので、日本語対応済み銀行であればOKですが、古いタイプのATMだと、昔のATMのこともあったりもするので、注意をして下さい。
日本語表示可能なATMを設置している銀行
- アユタヤバンク
- バンコクバンク
- カシコーンバンク
- クルンタイバンク
- サイヤムコマーシャルバンク
ATMで利用する主な英単語を解説
タイのATMは日本語対応の機械が多いのですが、全てのATMでは残念ながらありません。
下にATMで使用する頻度が高い英単語訳を解説しましたので、参考にしてみて下さい。
ATMで利用する主な英単語
- SELECT SOURCE ACCOUNT:口座の種類を選択
- Saving Account:普通預金
- Checking Account:当座預金 小切手口座
- Credit Card:クレジットカード
- Pass Book:預金通帳
- OTHER:その他
- ENTER:入力・リターン
- TRANSACTION:取引内容
- withdrawal :キャッシュの引き出し
- fast cash: 金額の定額指定でのキャシュの引き出し
- deposit:現金の預け入れ
- balance inquiry :残高照会
- transfer :キャッシュの振込・送金
- Get Cash :キャッシュを受け取る
- PIN (=personal identification numbe):暗証番号
ATMのキャッシングの手数料に関して
タイでキャッシングした際の手数料に関しては、1回の引き出しごとに220バーツの手数料が請求されますとATMの画面に表示されます。
㊟因みにこの金額は値上がりが激しく、近年でも180B⇒200B⇒220Bと上昇中です。
キャッシングした際の手数料は、2種類あるのですが、これはオーナー・チャージ若しくはアクセスフィーと言われるものです。(もう1つは、カード発行会社が取るフィーです)
実はこの手数料は、キャシュカードやプリペイドカードでは取れていますが、クレジットカードでは基本的に請求されないことが殆どです。
詳しくは、利用されているカードの発行元に問い合わせるのが良いでしょう。
海外キャッシングするやり方を各銀行ごとに説明
では、具体的にクレジットカード等を使って、どのようにしてATMからお金を引き出すかを、実際の画面の写真を使って見ていきたいと思います。
そしてサイヤム商用銀行、カシコーン銀行、バンコク銀行、クルンタイ銀行の画面でも引き出しの写真を使って説明していますので、参考にして下さい。
ちょっと余談ですが、今までは日本人か利用するタイの銀行といえば、バンコク銀行、サイヤム商用銀行、カシコーン銀行が抜きん出たトップ3でした。在タイ日本人にとってもこの3大バンクが多く取引のある銀行だったと思います。
しかしアユタヤ銀行を三菱UFJ銀行が買収したことで、三菱UFJ銀行が、タイ法人をアユタヤ銀行と合併させてリテール分野を展開すると言われており、在タイ日本人に日本の銀行として初めてサービスをスタートさせることが予想されています。
これによりアユタヤバンクが、タイの銀行で1番日本人に馴染みある銀行となる可能性が出てきました。
アユタヤバンク編
銀行の横には出金・振り込みの機械ATM、入金も出来るCDMそして記帳をする機械が並べられているのが、良く見るスタイルです。機械の上には、機能としてのATMとタイ語の銀行名の名前でアルファベットでクルンシ-と書いてあります。
クレジットカード・キャッシュカードの海外キャッシングの手順
Select Languargの選択ボタンがありますので、ここは”ENGLISH/中国的/日本語”と書いてあるボタンを押してください。ここでは当然、”日本語”を選択します。この画面では、”引き出し”を選択します。金額の選択になります。定額と自分で金額を入力できるようになっています。
選択肢として表示のある、”500B,1000B,2000B,5000B,10000B,20000B,30000B”この中の金額で世良ければ、希望の金額を選択して、横のボタンを押してください。
自分で上記金額以外としたい場合は、”その他(金額指定)”を選択して入力画面で金額を手入力します。
金額指定の場合は、直接金額の数字を入力してください。すると確認画面へと切り替わり、引き出し額とアユタヤ銀行の手数料が表示されます。
これで全て完了です。受け取り口からお金が出てきますので、タイバーツをお受け取りください。
サイアムコマーシャルバンク編
この場所では、ATMが2台、CDM・ATM・UPDATEが出来る1台、そしてもう1台はUPDATEするだけのマシンが並びます。これがサイアムコマーシャルバンクのATMのアップです。
クレジットカード・キャッシュカードの海外キャッシングの手順
先ずはクレジットカードの”暗証番号”を入力します。
言語選択画面になるので、”日本語”を選択!
日本語の画面の横のボタンを押します。
もしそれ以外の金額を受け取りたい場合は、”引き出し”の横のボタンを押してください。
次の画面では、”クレジットカード”の横のボタンを押します。
すると金額入力の画面になりますので、希望金額を入力して、”次へ”の横のボタンを押せば現金が受け取れます。
カシコーンバンク編
今のタイで最も人気のある銀行ですね。ATM/CDM/UPDATEの機械が並んでいるのは他の銀行と同じですね。
クレジットカード・キャッシュカードの海外キャッシングの手順
最初の設定画面は、プーミポン前国王のお悔やみ画面の時もあります。
暗証番号を入力してから、“Then press here”の矢印の横のボタンを押すか、上の写真にある入力ボードの”ENTER”ボタンを押します。
”日本語”の横のボタンを押します。
”現金引出”のボタンを押します。
定額の中に希望の金額があれば、選択して現金を受け取り終了です。それ以外の金額を指定したければ、”その他の金額を入力する”の横のボタンを押します。
”クレジットカード”を選択します。
希望額を入力して、出てきた現金を受け取って終了です。
バンコクバンク編
タイ最大の銀行であり東南アジアでも5番目の規模の銀行です。
クレジットカード・キャッシュカードの海外キャッシングの手順
バンコクバンクのATMの初期画面です。
先ずはクレジットカードを挿入しましょう。 暗証番号を入力して、右上の”ENTER”を押します。 言語選択の画面になるので、右の上から2番目の”日本語/ENGLISH”のボタンを押します。
それ以外の金額を指定したい人は、右上の”WITHDRAWAL”を押してください。 口座の種類は、右上の”普通預金”を選択します。 金額を入力して、”確認/CORRECT”を押してください。
これでキャシュが出てくるので、完了ですね。
クルンタイバンク編
クルンタイバンクはKTBとも略されるタイの国営バンクでイメージカラーは水色です。
ここはATMが2台と、入金ができるADMと呼ばれる機械とUPDATE機の4台で同じ構成です。
クレジットカード・キャッシュカードの海外キャッシングの手順
暗証番号を入力して、“And Press This Key”と書かれた右上の矢印の先のボタンを押します。
タイのATMでの気を付けるべき怖いこととは?
ATMにクレジットカード・キャッシュカードが飲まれてしまう!
でも気を抜くのはちょっと待ってください!
ここからちょっと注意が必要で、これが本題の怖いことになります。
実はタイのATMはお金が出てきた後にクレジットカードやキャッシュカードが出てきますので、非常に忘れやすいのです。
しかもカードを取らないでそのままにしておくと、ATMの中に再度入っていってしまうんです!!!
この理由は、忘れられたカードがATMにあるのを盗難されないようにと考えられた防犯対策システムだからです。
しかし1度ATMに飲まれてしまうと、ATMを管理する銀行と話さないとカードは取り出してもらえませんから大変なことになります。
またお金を数えていたりしてカードをATMから出てきた差したままの状態にしておくと、ATMの中にまた取り込まれてしまいます。
先ほど書いたように、1度取り込まれてしまうと銀行に問い合わせをしないと返却して貰えません。
ATMに書いてある電話番号に問い合わせをするか、近くのATMの銀行の支店に出向いて説明をして下さい。
基本的には、後日に指定の支店で受け取るか、クレジットカードを裁断して処分してもらうかを選択することが多いのですが、銀行によっては返却は出来ず、全て裁断されてしまうこともあります。
最も安全に海外キャッシングをする注意点とは?
基本的な注意点は、お金を引き出しに行ってお金を忘れてくる人はいないと思いますので、ATMの利用時にはカードを忘れないことを、先ず第一に考えるようにしましょう。
更に最も注意深く利用する方法は、銀行の営業時間中に支店の前のATMを必ず利用するよることです。
その際にクレジットカードがATMに飲まれたのであれば、直ぐに支店の銀行員に状況を話せますし、運が良ければその場でATMからクレジットカードを取り出して貰えます。
コンビニの前などにあるATMでは、問い合わせ先の銀行はその場にありませんから、対応は後日という事になり、日数が掛かります。
営業時間外の銀行前のATMでも同じように銀行が開くまで対応して貰えません。
その様な理由から、営業している銀行の前のATMを利用することが最も安全性が高いと言えます。
基本的には、早め早めに場所と時間を選んで海外キャッシングをすることで、予防するように心がけましょう。
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海外キャッシングの方法と注意すべき事のまとめ
どうでしたか?これでタイでもATMの利用は気軽に出来そうですか?
特にその国に着いた時の空港では、両替所や銀行はどこの国でも確信的にレートが異常に悪いですからね。
タイでも勿論そうですから、皆さん活用して下さいね。
そして海キャッシングの際には、クレジットカードをATMに飲まれてしまわないように細心の注意だけは払うようにして下さい。
クレジットカードを飲まれてしまうと、その対応にも時間が掛かるので旅行を楽しく時間が減ってしまうことになりますからね。
基本的に海外キャッシングでは、銀行の営業時間内に支店の前に置いてあるATMだけを利用することをお勧めします。
海外旅行保険が無料になるお得なクレジットカードを知っていますか?
海外旅行で病院に治療に行くと日本の健康保険は使えずに治療費が高額になることがあります。
(注:日本に戻ってから返金請求の制度はあります)
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実は海外の大きな病院で手術すれば日本の健康保険が使えませんから200万は普通の金額です。
私もタイで代々木公園で騒ぎになったデング熱で入院しましたが、2週間の入院で治療費は約133万円でした!
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この補償内容が無料なんて素晴らしすぎますよねぇ。
当然ですが、丸井のカードですから買い物等の支払いに使えますしポイントも貯まったりもします。
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