この記事の目次
タイ旅行で危険を避ける為に必ず注意すべき事とは?
日本人の人気の海外旅行先としてのランキングを見ると、必ず上位にエントリーするのがタイです。
確かにタイ人の優しい人柄、美味しいタイ料理、伝統のある建築物、綺麗なビーチ、エキサイティングなナイトライフと本当に魅力一杯な国です。
しかしそんな魅力あふれる海外旅行に行っても、トラブルに巻き込まれてしまったら最悪です。楽しい時間の良い思い出が全て台無しになってしまします。
タイは世界的にみると治安は良い方ですが、それでも残念ながら、旅行中でのトラブルは多く存在しています。
世界的にみると日本が平和で治安が良すぎるので、日本人は危険の察知能力が低く鈍感だったりしているんですよね。
そこで今回は、楽しい旅行をトラブルなく終えるために、最低限知っていた方が良い注意事項を、9つの項目に分けて書き出しました。
タイ旅行で必ず注意すべきことを、9項目のジャンルに分けて説明!
では、ここからが本編となります。海外では気を付けるべきところは、自分で気を付けないといけないですからね。
タイは世界的に見ると治安は良い方ですが、それでも日本人を狙った詐欺や引ったくり、スリ等は特別珍しい話ではありませんし、タクシーのぼったくり等の小さなトラブルは日常的に起きています。
それに犯罪だけでなく、タイの宗教的な習慣を知らないが為にルール違反をして地元のタイ人の顰蹙を買うこともあります。
飲み水や食べ物、薬の違い、トイレの使い方など日本とは異なる常識から困ることになるかもしれません。
ここでは自分自身が気を付けることで、トラブルに合わないようにするだけでなく、日本人旅行者としてタイのルールを破らずに楽しく旅行が出来る様に気を付けるべき注意点を説明しましょう。
①宗教と王室の禁止行為やマナー違反に注意しましょう!
これは王国タイでの禁止事項と宗教・社会的なルールになりますので必ず守ってください。
特に日本人はキリスト教の欧米人と違って同じ仏教徒だとタイ人は思っています。
①-1.王室を批判することは禁止
タイでは王室の批判つまり悪口は言えません。その理由は道徳的なものではなく、法律で王室批判が禁止されているからです。
この事は民主的な国々から言論の自由の権利から批判もあるのですが、タイの国民の多くはタイ王家を尊敬て敬っていますので、余りタイ国内では問題にはならないようです。
どの道タイの国民ではない日本人が気軽にタイ政治に関して批判することはマナー違反だとも思いますので控えるようにしましょう。
①-2.寺院での注意事項
タイのお寺は神聖な場所のなりますので、肌の露出が大きい服は禁止です。
肩が出るような服や短パンでは、基本的にお寺の本堂に入ることは許されませんので、気を付けてください。
タイでのお寺でのマナーに関しては別の記事にしていますので、詳しくは⇩を読んで下さい。
①-3.僧侶に対する注意事項
女性の人は僧侶の人には近づかないでください。
タイの僧侶って女性に触れられてしまうと、今まで修行の成果が無くなってしまうと考えられているためです。
そのためタイの女性もお布施などを渡す際にも、手が触れないようにしています。
それとバスや地下鉄などで僧侶と乗り合わせる時もあると思いますが、僧侶には席を譲るマナーになっていますので席を空ける様にして下さい。
②政治に関する批判は控えましょう!
海外では常識的なことではあるのですが、タイにおいても政治的な話題は避ける様にして下さい。
王室の様に不敬罪があるわけではありませんが、現在のタイは政治的にかなり不安定な状況です。
普段は穏やかでも秘めているポリシーを持っているのがタイ人ですから、政治的な批判というより政治に関する話はタイ人としないようにして下さい。
実際、タイ人同士でも支持する政党が異なると面倒ごとになりかねないので、政治の話はしないか探り探り話しています。
③病気や怪我に関することにも注意しましょう!
日本とタイでは環境が異なりますので、健康状態には気を付けなければいけません。
③-1.飲み水に注意しましょう
タイでは水道水は飲めませんので、ミネラルウォーターを買って飲みます。水道水はタイ人でも飲む人はいませんので、絶対に間違えて飲むことのないように!
屋台や食堂では水が無料で出されることもありますが、ペットボトルに入ったミネラルウォーター以外は、海外に慣れてない人は避けたほうが無難です。
まぁ私は屋台でも気にせずに飲んでしまいますが、、、、、
更に詳しい説明は下の記事を読んで下さい。
③-2.蚊に注意しましょう
蚊には刺さされないように注意してください。痒いとかの問題ではなくて蚊に刺されることで病気になる可能性があるからです。
有名なマラリアもそうですし、以前に日本の代々木公園でも発生して話題になったデング熱もその1つです。
私は以前にデング熱になり入院しました。初期の段階では終わらずデング出血熱にも悪化したため、生まれて初めて2週間ほど入院しました。
いやぁー入院生活は本当に辛かったです。
死ぬ確立は約3%と低いのですが、症状が悪化していく最初の10日間は気分的にも暗くなりました。
蚊に関しては刺されないように心がけるのが一番ですからね。
⇩の記事で蚊の予防について詳しく書いてますので読んでみて下さい。
③-3.野良犬に注意しましょう
タイには日本では見なくなった野良犬がまだ多くいて、普通に道路に寝ていたりします。
これが結構厄介で、野良犬に噛まれると痛いとか怪我をするという問題ではなく、狂犬病になる可能性があります。
狂犬病は発症すると100%死亡する恐ろしい病気なので、獣に噛まれるなどをして感染の可能性がある時には、発症を予防する注射を何度も受けなくてはいけなくなります。
今のところ狂犬病には予防ワクチンがありません。しかし噛まれてから注射をすれば、死にはしませんので、諦めて注射をするしかないですね。
詳しく知りたい方は⇩の記事をご覧ください。
③-4.タイの薬に注意しましょう
タイにも良く効く薬は多く売っています。いえ、タイのほうが薬屋さんは多く街にあるんです。
それはタイでは抗生部質や日本より強い薬も処方箋なしで買えるので、多くの人が病院には行かずに薬を買っているからです。
そのために薬屋さんで簡単に買える薬でも、副作用などのリスクは日本よりも高い傾向にあります。
タイの薬屋さんで薬を買った場合は、非常に強い薬の可能性がありますので、服用に気をつけて下さい。
④交通事故に注意しましょう!
タイ人の運転は非常に荒いです。実際に交通事故での死亡者数が、世界で2番目に多い国です。
タイの死亡事故の原因の第1位が、飲酒運転なのもよく表しているという感じです。
自分の身は自分で守らないと酷い運転の事故に巻き込まれてしまうことがあるということを知っておいて下さい。リゾート地などでレンタルバイクを借りて運転する時は特に気を付けて下さい。
⇩の記事に詳しく書いてあります。
⑤タイのトイレには注意しましょう!
トイレに関する常識が日本とタイでは異なる点が色々とあります。タイでも必ずトイレには行くことになるわけですから、知っておきましょう。
⑤-1.タイのトイレは意外と少ない
タイには、日本とは異なり意外と公共のトイレが少ないんです。
日本では普通のコンビニエンスストアはトイレを貸してくれませんし、モノレールや地下鉄内にもトイレがありません。
公共の場所でトイレがあるのは、デパート・ガソリンスタンド・長距離バスターミナル・空港です。
後はホテルや病院・レストランなどで借りることになりますから、日本以上に行けるときに行くようにしましょう。
⑤-2.タイのトイレは有料のこともある
タイでは外出先でトイレに入るとホテルやレストランは無料ですが、バスステーションやショッピングモールなどは有料のところもあります。
金額は大体3-5Bぐらいなので問題はないのですが、1000・500B札だと確実にお釣りがないので、トイレ用の小銭は分けておいたほうが良いです。
納得いかないのは、有料のトイレってなぜか清潔じゃないことが多いんですよねぇ。
⑤-3.トイレの便器に紙を捨てない
トイレには、備え付けのトイレットぺーパーが無いことも多いですね。
トイレの入り口にティッシュの自動販売機があったり、有料トイレではくれたりもしますが、基本的には自分で持っている方が良いですよ。
それと使用済みのトイレットペーパーは便器に捨てないで下さい。タイのパイプは細いので簡単に詰まってしまいます。横にトイレットペーパーを捨てるゴミ箱があると思います。
下の写真が、トイレの横にある手動式のウォシュレットです。
バンコクのトイレ事情に関しては下の記事に詳しく記載しました。
⑥現地通貨の取扱いに注意しましょう!
タイに旅行に行くのなら、必ず現地通貨のタイ・バーツが必要になりますよね。
旅行でお金の持っていく方法ですが、代表的なのは円を現金で持って行きタイで両替するか、タイでキャッシュカードやクレジットカードを使いタイバーツを引き出すかだと思います。
あまり高額の円の現金を持ち歩くのはやはり怖いですよね。管理にも大変気を使います。
キャッシュカードやクレジットカードでは持ち運びの管理は簡単になりますが、支払い時やATMからの引き出しの時にはトラブルが起きやすくなります。
皆さんはクレジットカードでの買い物やATMで現金の引き出しの時にスキミングという被害があるのを知っていますか?
クレジットカードの情報を、カードリーダーという特殊な機械で抜き出してコピーのクレジットカードを作られてしまうんですが、被害者の人はコピーされた時には気が付きません、お金が口座から抜かれて初めて気が付くことが殆んどです。
クレジットカード自体を盗まれるわけではないので、手口が巧妙なんです。
詳しくは”海外旅行で急増するカードのスキミング犯罪とその対策は?”で記事にしましたので、この記事を読んで下さい。
⑦移動手段や乗り物の利用時に注意しましょう!
タイの旅行ではツアーで全て手配されている場合を除き、自分で移動もしますよね。
その際の交通手段はやはり日本とは異なる注意点がありますので気を付けて下さい。
⑦-1.タクシーを利用する上での注意事項
バンコクのタクシードライバーは一筋縄ではいきません、かなり注意をして下さい。
先ずは乗車拒否が激しいです。渋滞の時間帯に渋滞の場所を指定するとかなりの確立で断られます。
これはタイ人でも普通に断られていますので、もう文化とも言えます。
もし指摘してもメーターを使わないようなら乗るのを止める様にしましょう。料金交渉をして決めた額で行くことも可能ですが、短期旅行者の場合は、ハードルが高く後でトラブルになりがちですから、避けた方が無難でしょう。
悪質な騙しの手段としてターボメーターと呼ばれるものがあります。これはメーターに仕掛けがあって通常の倍のスピードで料金が上がっていく詐欺の手段です。
でも、これは通常の正しいスピードを知らないとメーターが異常に早く進むことにも気が付かないので注意のしようがないですが、、、、、
最後に女性が夜にタクシーに1人で乗るのは絶対にやめて下さい。
タイ人の女性でも1人で深夜に乗るのは怖がります。日本とは違いますので、深夜にそのような状況を作らないようにすべきでしょう。
⑦-2.トゥクトゥクに乗る上での注意事項
タイに観光で来たならばやっぱりトゥクトゥクは乗ってみたいですよねぇ。いかにもタイという乗り物ですからねぇ。
でも、昔のようにタイ人の気軽な足と言う感じではなくなり、最近はどんどん観光客向けの乗り物となり悪質なドライバーの確率が高くなっています。
かなりハードル高く基本的にタクシーより料金は高いと考えて下さい。
私も最近も何度も値段交渉はしましたが、ビックリする様な高額な料金を言ってくるので呆れ果てて乗っていません。
⑦-3.BTS(モノレール)とMRT(地下鉄)での注意事項
バンコクに旅行に来たならば、どちらとも移動で使わないことはないと思うほどBTS(モノレール)とMRT(地下鉄)は便利なものです。
しかし現在はバンコクでもテロが起こり警察もテロ防止に力を入れていますので、BTS(モノレール)とMRT(地下鉄)の入場時にも持ち物検査があり鞄の中身チェックがありますので従ってください。
⑧犯罪に巻き込まれない様に注意しましょう!
毎年、多くの日本人が犯罪に巻き込まれています。
それはタイが治安が良いとは言っても世界標準から見た話で、異常と言われるほど治安が良い日本と比べると低いレベルです。
実際にタイでも本当に軽犯罪に巻き込まれる日本人旅行者は多いです。
偽の警官が声を掛けてきたり、お金を落として困った旅行者としてお金を借りに来る人もいます。王宮等の観光地やデパートで、向こうから声を掛けてくる人がいた時には、十分以上に気を付けて下さい。
治安に関する内容は、詳しい記事がありますので⇩を読んで下さい。
⑨麻薬や大麻には関わらない様に注意しましょう!
改めてここで言うほどでもないかもしれませんが、麻薬はダメですっ!絶対にダメですっ!
本当に麻薬に手を出すのは、絶対に止めましょう。
海外だと解放的になってしまったりしますが、海外でもタイでも日本でも犯罪は犯罪です。
実際に多くの日本人が逮捕されているわけです。実は、タイには日本にはない密告制度があります。
これは、犯罪者を警察に知らせるとお金が貰えるという仕組みですが、麻薬を買った売人が自ら警察に通報して謝礼金を得るなんてことも外国人相手だと普通に行われています。
海外旅行で知っておいた方が良いことを書いた記事3選
海外旅行に行くうえで参考になる記事をピックアップしましたので、良ければ読んで見てください。
ロストバッゲージの補償と対策
海外旅行で預けた荷物が出てこないロストバッゲージは、絶対に起こらないトラブルとは言えません。
その対策や起こった時の対応方法を、記事にしましたので読んでみて下さい。
タイでのトラブルを避けるべき理由とは?
タイではどんなに喧嘩に自信があっても手をだしてはいけません。
その理由を説明した記事がありますので、読んでみて下さい。
海外旅行に最適な保険が付いたクレジットカード
海外旅行保険が付いている年会費無料のクレジットカードを元損害保険会社の社員である私がベストと思うカードを選びました。
さぁそのカードはどのカードか?そしてその理由はなぜかを記事を読めば分かりますよ。
タイ旅行でトラブルを避けるために必ず注意すべき9つのことのまとめ
今回は、タイの旅行を楽しく過ごすための注意点をまとめてみました。
ここまで書いておいてなんですが、タイの治安は世界的にみて決して悪くはありません。
夜中に酔っぱらって街中を一人で歩けるんですから、世界的に見たら標準以上なのは間違いありません。
何年もこっちで暮していると日本人の旅行者の行動が危なっかしくみえることもあります。
まぁ、必要以上に怯えて旅行が楽しめなくなるのも良くはないですが、最低限の注意はすべきだと思います。
折角の海外旅行ですので、今回の記事を参考にしてトラブルに巻き込まれることなく海外旅行を楽しんでくださいね。
皆さんのタイの旅行が、楽しい思い出になるように願っています。
海外旅行には海外旅行保険付きの無料クレジットカードがお得ですよ
海外で病院に行くと健康保険が使えずに治療費が高額になることがあります。(注:日本に戻ってから返金請求の制度はあります)
海外では盲腸の手術が200万円って話を聞いたことがありませんか?海外の大きな病院で手術すれば200万は普通の金額です。
私もタイで代々木公園で騒ぎになったデング熱で入院しましたが、2週間の入院で治療費は約133万円でした!
なので皆さん海外旅行保険に加入してるんです。
でも海外旅行保険の保険料って意外と高いですよね?1週間程度でも3,000円とか5,000円とか、、、、、
これがもし無料に出来るとしたら嬉しくないですか?
海外旅行保険の付いた年会費無料のクレジットカードを持てば実現します。
ちょっと注意して欲しいのは、各クレジットカードの保険内容は違いがありますから内容や利用条件を調べないといけません。
そこで元保険会社社員でバックパッカーの私が1番おススメの無料クレジットカードをコッソリ?教えます。
そのクレジットカードとは、エポスカードです。
そうです、皆さんが普通に知っている丸井の赤いカードです。普通すぎて意外ですか?
エポスカードの海外旅行保険の内容を見てみましょう。
特に海外旅行保険で最も大切な治療費の保険金額が病気治療270万円・怪我治療200万円と無料のクレジットカードの中で最高額なのが特徴です。
その他の優れた特徴としては
- 海外に出た日から自動的に90日間保険が使える自動付帯
- 提携病院ではお金が必要ないキャッシュレス支払い
- 学生さんなども加入可能
そして何よりも年会費は無料です。いやぁ、この補償内容が無料なんて素晴らしすぎますよねぇ。
そんなおススメのクレジットカードはこちらから⇒エポスカード
私がクレジットカードの海外旅行保険の内容を充実させる方法を更に詳しく説明した記事もあります。
”クレカの保険は使えない?海外旅行に持って行くクレジットカード最強のベスト3”
クレジットカードを複数持った時の注意点やおススメのクレジットカード等も説明していますので、興味のある人は是非読んでみて下さい。