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タイのお寺の禁止行為に注意!礼儀やお参りの仕方を覚えましょう
タイ旅行での観光には、やはりお寺巡りは外せませんよね。
タイの歴史は、仏教の歴史とも言えるほど密接な関係にありために、タイで観光をすれば有名なお寺を必ず訪れることになるでしょう。
そのために私たちも外国人とは言えど、最低限のタイの礼儀を踏まえた行動をして、仏教徒のタイ人からヒンシュクを買わないようにしないといけません。
今回は、タイのお寺で最低限守るべき礼儀やマナーとお参りの仕方を説明したいと思います。
日本人が、タイのお寺の礼儀作法に気を付けないといけない理由とは?
実はタイでは同じが外国人観光客の中でも、日本人はタイのお寺の礼儀作法やマナーに気を付けないといけない理由があります。
それはタイ人は日本人が同じ仏教徒と考えている為に、キリスト教徒の白人には寛容でも、同じ仏教徒の日本人は厳しい評価となるからです。
タイの旅行の観光では、ワットポー、ワットプラケオ、ワットアルンは絶対に外せない超有名観光スポットです。
しかし観光地という側面だけでなく、タイの仏教のルールで運営されているタイのお寺でありタイの仏教徒の崇拝の対象でもあるわけです。
現実的に仏教のお寺である以上タイ仏教のルールにしたがって失礼のない行動を心掛けなければいけません。同じ外国人観光客でも白人に関して非常識な行いがあっても”彼らはクリスチャンで、仏教のルールを知らないんだから仕方ないよ”で許してくれることも多いのですが、日本人に対しては違います。
タイ人も”日本人の殆んどが仏教徒だと知っていますので、マナー違反を甘く見てくれない”と言うことです。
タイ人から見ると同じ仏教徒なのに礼節をわきまえない横柄な人間ということになってしまいます。
本当はタイの仏教は同じ仏教とは言え、日本の大乗仏教とは異なる点が多くある小乗仏教ですから仕方ない面もあるのですが、タイ人はそこまで知らないので同じ仏教徒なのに礼節を欠く人間だっということになってしまいます。
その様なことから、気分良くタイのお寺を観光出来るように、必要最低限の礼儀作法やルールやマナーを覚えてから行くようにしましょう。
実際にタイのお寺に行く時までに知っておくべき予備知識
1.タイのお寺での禁止行為
①服装には注意が必要
お寺では、肌の露出は控えなければいけません。
タンクトップやノースリーブなどの肩が出るものや短パンで行くことは控えて襟付きシャツに長いズボンを身に付けるようにしましょう。
但し女性のタンクトップ・ノースリーブはアウトですし、ショートパンツも黒に近いグレーです。
止めておくのが無難ですが、お寺によって肌を隠すための服や巻きスカートなどを無料で貸してくれるところもありますから、利用して下さい。
それとワットプラケオはタイ最高の地位と格式を誇る王室の守護寺ですので、厳格にチェックされますので気をつけて下さい。
②女性はお坊さんに絶対に触れてはいけない
タイの仏教は、小乗仏教で日本よりも大分厳格な面が多々あります。
お坊さんが女性に触れてしまうと、今まで積んできた徳が全て飛んでしまうと考えられていますので、絶対に触れてはいけません。
バスや電車などでお坊さんが乗車してくることもあると思いますが、女性の場合は近くに立たないようにしましょう。
③女性は仏像などにも触れられない
女性は仏像に関しても触れてはいけませんので、お寺の中での振舞いには十分に気を付けて下さい。
タイの家庭には小さな仏像が祭られていることも良くあるのですが、この仏像も女性が持って移動させるなどすることは禁止されています。
(実際に女性しかいない状況で仕方ない時には持ったりもしているようですが、、、、非常事態ということで大目に見ているのでしょう)
④本堂などの建物に入るときには靴は脱ぐ
当然ですが、本堂に入るときには靴は脱いでください。
周りの人を見て同じようにするか、靴が脱がれて並んでいる場所があるので分かると思いますから、周りの人に合わせるようにして下さい。
2.タイのお寺でのお参りの仕方
①お参りセットを買います
お寺に入って探してみると、本堂の前や本堂の仏像の横にお祈りセットを売っているテーブルがあると思います。
このセットの内容は、お線香、蝋燭、金箔、お花です。金箔は4センチぐらいの紙に包まれているのが4・5枚あります。お線香は日本のものより長く30センチ近くあります。
②お線香に火をつけます
お参りセットはお線香に金箔と蝋燭が輪ゴムでとめてある事が多いので、これははずして下さい。
蝋燭に火をつけて、蝋燭を台に立ててその火でお線香に火をつける事もあります。 燭台は風が当らない様に囲われていることが多いです。中はオイルの上に火が浮いていたり、オイルの上に火があるようになっていたりします。
③お祈りをします
ここでお祈りをするタイミングになります。
基本的に座り方は正座ですが、正座が出来ない人は横座りでもOKです。
日本人からすると女座りのイメージですが、タイ人は男性もお寺で正座が痛くなると横座りをしていますね。
外などでお祈りする時は、正座のように足の甲までは付けずに膝とつま先で座りお祈りをすることもあります。
④お花をお供えします
お祈りが終わったら、お花を生ける台や花瓶がありますので、探して下さい。
丁寧にお花を置いてあげましょう。
お寺の場所により色々な花瓶のタイプがあります。
⑤お線香を立てます
仏像の前にはお線香立てが置いてあります。
⑥仏像などに金粉を貼ります
お参りセットには、日本人には見慣れない3センチ程度の金箔が、中に入っている四角い紙があります。
基本的にどこに貼っていも良いようですが、自分の体で具合が悪いところ(腰が痛い・肩が痛いとか)や良くなりたい所(頭が良くなりたいとか)に金箔を貼ることが多いようです。
しかしこの金箔を貼り付ける作業が、意外と大変で苦労したりします、、、、、、
因みに下の写真にある神様ガネーシャは、元々はヒンドゥ教の神でシヴァ神の息子で、商売の神様として大人気なんです。
確かに仏教は他宗教も飲み込んでしまいますが、ここまで大々的に祭られていると容姿が容姿だけにちょっと違和感も感じますね。仏陀も金箔を貼られてこの様なお姿になられています。 やっぱり貼った金箔もすぐに剥がれてしまうんでしょうね。
他にもお寺ごとにお参りや徳を積む(仏教的に良い行いをすること)行為はで色々なことがあります。
3.タイのお寺で行われる徳を積む行為
基本のお参りとは別にもお供えしたりお布施をしたりと、色々な種類のものがあります。
タイ人もその人やその時によって何をするのかを決めています。では、どの代表的な徳を積む行為を見ていきましょう。
①お坊さんにお経を読んでもらう
お坊さんにお経を読んで貰うことをお願いも出来ます。
実際には殆どのタイ人はお寺にお参りに行けば、お供えの品を持っていきお経を読んでもらいます。
これはに死んだ親戚やご先祖様に渡して貰う意味合いとお坊さんに食べてもらったり使ってもらうためのモノでもあります。
そのためにお供えの品の内容は、ジュースやお菓子・果物・日常生活品・毛布などを渡すことが多いのですが、これは自分でスーパーマーケットなどで買ってきても良いですし、お寺内やお寺の前のお店でもお供えセットを売ってもいます。
お寺の場合は価格はないですが、通常は100バーツか200バーツ程度を支払っていると思います。
下の写真だと分かりにくいかもしれませんが、バケツにお菓子やジュース・石鹸などを詰め合わせたセットが1番人気です。これをお坊さんにお布施と一緒に渡します。お布施は封筒に100バーツぐらいから500バーツぐらいを入れて渡すことが多いですが、1000バーツを包む人もいます。
お経を読んでもらっている間に、左手は祈りながら右手でコップに水をゆっくり注ぎます。写真の右下に写っているいるのが水の入った容器とコップです。このコップの水はお祈りが終わった後にお寺の中に生えている木の根元にお祈りをしながら掛けて上げます。
お経を読んだお坊さんは、最後に信者に水を振り掛けて終わりになります。
②数珠?ネックレス?をかける
これはまるで数珠かパールのネックレスのように見えますが、どちらでもないです。
これは仏陀にタンブンする方法の1つです。これを買って仏陀にお供えします。20バーツぐらいです。こんな感じに台にかけます。こんな感じですね。
③おみくじを引きます
タイでもお寺にお参りするとおみくじを引きます。お参りをする周りを探してください。手作りのくじがあると思います。
おみくじは↓の写真の様な感じのモノです。手作り感いっぱいですね。箸のような棒に番号が書いてあります。
タイ人は上手に落とすのですが、私はかなり苦戦します。落ちなかったり、2・3本落ちてしまったり、、、、
皆さんも挑戦してみてください、結構難しいですよ。本堂のどこかに、こんな感じのおみくじの入ったボックスがあります。
アレ?品切れのくじがあるんですけど、、、、、、お坊さんに言えばくれるんですかね、、、、 この写真の様に、もうちょっと立派なボックスの時もあります。
おみくじの内容は、こんな感じです。
ここはタイ語・中国語・英語そして日本語もあります。
但し、、、、、、何を言っているのか、分からない。グーグル翻訳を使っているんですかね?
悪かった時は、お寺の木の枝などに結びつけると、悪いことは起こらなくなると言われています。
④タンブンで生き物を逃がしてあげる
お寺に行くと生き物が売られていたりします。
場所により魚や亀・蛙などから鳩やスズメなど何十種類も並べて、ペットショップ?と思うかもしれませんが、実は違います。
これは動物が捕らわれている可愛そうな状態から、自然に返してあげることで徳を積む(良いことをする)行為になるんです。
値段はお店次第となるのですが、実は、鳩などは籠から逃がしてあげても飼い慣らされていて、お店に自分で戻ってきて、翌日にはまた籠の中でタンブンを待つ日々を続けているようです、、、、、、、自分が救ってあげたい生き物を選んで、購入して逃がすわけです。
このお店では、どのような生き物がいるかを見てみましょう。
これは、ドジョウですね。
こっちは、タニシ。
亀。
なまず。
蛙といったところでした。
ここでは水中動物が中心でしたが、普通は小鳥やハトを良く見かけます。
⑤瓦を寄付する
これもお布施の1つで、瓦に自分の名前と願いを書いてお寺の屋根の瓦に使ってもらいます。
お寺にある鐘を叩く
この鐘を叩くのも徳を積む手段の1つです。お寺によってはかなり大仕掛けの鐘があったりします。
当然ですが、基本的に無料です。ドラのような鐘もあったりもします。
⑦様々な方法でお布施をする
この他にもお布施をする仕組みはいくつかあります。例えば、下の写真は十二支にお布施をする台です。
因みにタイ人は自分の生まれた曜日は非常に大切で必ず知っています。
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バンコク旅行のタイのお寺での禁止行為とは?礼儀やお参りの仕方のまとめ
どうでしたか?理解出来ましたか?同じ仏教とは言っても日本とタイでは禁止行為やルールなどが本当に違いますよね。
私達日本人は、タイの国にお邪魔させていただいている立場ですから、地元のタイ人の最低限の礼節は知るべきだと思います。
今回の記事内容を参考にしてもらって、タイ人が”おっ!この日本人は観光客なのに、良くタイを理解していて、素晴らしいっ!”なんて思って貰えるようなら嬉しいですよね。
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