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海外滞在中にパスポートが盗まれたらどうすべきか?
パスポートとは、海外において自分を証明できるほぼ唯一の手段であり、入国出国時は勿論のことホテルや道端で警察などにパスポートの提示が求められることもあります。
もし外国でパスポートを紛失したり盗難にあったりしてしまうと、国籍や年齢等を証明することは出来ないということになります。
大使館で手続きが済まなければ、その国から出国することは出来ません。良く命の次に大事なのはパスポートというのはそのためなのです。
パスポートは海外において最重要な書類ですので、くれぐれも厳重に管理して紛失・盗難のないようにしなければなりません。
今回は、海外でパスポート盗難への準備や盗難紛失で再発行の方法などを詳しく解説します。
先ずは新規のパスポート取得に必要な物を確認
パスポート取得の条件
パスポートの取得に関しての条件を確認します。
これは住んでいる場所の管轄に寄っても違いがあったりしますので参考程度にして、詳しくお住まいの都道府県の旅券事務所で必ず確認して下さいね。
★パスポート取得の条件
- 20歳以上は、10年又は5年の選択が可能ですが20歳未満は、5年のみの申請です。
- 料金は10年が1万6千円で、5年が1万1千円となります。
- 申請から受け取りまでは約8日ほど掛かります。
パスポート取得のための必要書類
パスポートに申請の必要書類は、下記になります。
一般旅券発給申請書
パスポートの申請書類は、お住まいの都道府県の旅券事務所によりダウロードが可能か不可能かが異なります。
戸籍抄(謄)本
6か月以内に発行されたもの。
写真:1枚
基本的にカラー写真となり、サイズは45ミリメートル×35ミリメートルになります。6か月以内に撮影したものとなり裏面下には氏名を記入します。
間違いやすい注意事項で言えば、申請書に貼らずに持って行くことです。
本人確認ができる書類
基本的には運転免許証等必ず原本で有効なものとなりコピーは不可ですね。
個人番号カード(マイナンバーカード)は、本人確認書類として認められます。
住民票
住民基本台帳ネットワークシステムの利用者は、オンラインで確認出来るため不要となります。
そうでない人は住民票の提出が必要です。
●切り替えの申請の人は?
今使っているパスポートのある人は切り替えとなるので、今のパスポートの有効期限があっても一緒に提出します。
新しいパスポートの代わりに穴をあけて使えなくして返却になります。
これで書類は全てになりますね。特別揃えるのに苦労するような書類はありませんね。
海外でパスポートを紛失・盗難された時の対応方法
パスポートが最重要書類とは知っていて、大切に管理するとは言っても盗難などは、自分ではどうしようもない時もあります。
街中で引っ手繰りに合ったり、ホテルのセキュリティーボックスに入れておいたはずが盗まれてなかったりということもあります。
そう考えるとその対応方法も知っておいて損はないので、その具体的な方法を見ていきましょう。
海外でパスポートを盗難・紛失の際の対応の流れ
1、大使館に連絡をして以後の流れの説明を聞いて下さい
パスポートを盗難・紛失された時には、先ずはその国にある日本大使館に連絡して下さい。
特に滞在期限と再発行までの日数に関しては、必ず確認をして下さい。
それと必要書類として盗難証明証か紛失証明書が必要になると思いますが、この証明証を取りに行く警察署はどこが良いのかのアドバイスを貰えればベストです。
2、地元警察に盗難証明証もしくは紛失証明証を取りに行く
地元警察に盗難証明証もしくは紛失証明証を取りに行きますが、どこに取りに行くかが厄介なんです。
基本的には、外国人向けの専用書類である盗難証明証もしくは紛失証明証の発行に慣れているところが良いので、本局のような大きな警察署や空港にある警察署またはツーリストで聞いてみるのもいいと思います。
日本大使館が取得しやすい警察署の情報があれば良いのですが、国によってはどこの警察署でも良いわけではなく、盗難のあった場所の警察署でないと受けつかなかったりすることもあるので注意が必要です。
盗難証明の発行に慣れていない警察署だと要領を得ないために、発行手続きに時間が掛かり待たされることになります。
3、大使館に再発行の手続きに行く
盗難証明証もしくは紛失証明証を取得できれば、後は写真を撮って大使館に出向きます。
パスポート再発行の申請の書類を記入して、不備が無いかをチェックしてから受付となります。
ただし大使館のスケジュールや混み具合でもそこは異なりますので必ず確認して下さい。
海外でのパスポート盗難・紛失による再発行の必要書類
◎海外でのパスポート再発行の必要書類
- 地元警察が発行した紛失証明証もしくは盗難証明証 1通
- 再発行するパスポートに貼る写真 1枚 :ふちなしの基本カラー写真 サイズは縦45ミリメートル×横35ミリメートル
- 本人確認が出来る身分証明証:日本の運転免許証等の公的書類・無いなら仕方が無いのですが、あれば話が早く進みます。
パスポートの盗難に備えてすべき対策とは?
パスポートをコピーを用意しておこう
このようにもしも紛失・盗難にあっても焦らずに対応すれば大丈夫だとは思います。
それはパスポートをコピーを別に保管しておくことです。
これにより日本大使館は勿論ですが、地元警察での盗難証明証・紛失証明証を取得する際には話がスムーズに進みます。
特に地元の警察は面倒なことを言ってきたりもしますから、少しでも話が楽になるのは大変ありがたいですね。
それと身分証明証として運転免許証を持っていることも話が進めやすいです。それもパスポートのコピーさえあれば日本大使館は直ぐに身分の照合は出来ますからね。
たった1つだけ備えておくことは、パスポートのコピーを保管しておくことです。
当然ですがそのパスポートのコピーはパスポートの原本とは別な場所に保管して下さいね。一緒に盗まれたら意味ないですからね。
パスポートのコピーを持っていることの別の利点とは
パスポートのコピーを持っていることでの副産物的ではありますが、他にもメリットがあります。
海外で私達外国人は自分たちの身分を証明する唯一の証明証としてパスポートの携行が義務付けられている国が多くあります。
そのために警察のチェックの際にはパスポートを出さないといけない場面もあったりするのです。
でも実際にはパスポートをいつも持ち歩くのが怖いので、ホテルのセキュリティーボックスに預けているという人もいると思います。
これは民間のパスポートの確認の場面でも同じで、アルコール関連の年来確認が必要な場面やお金の両替の際にもパスポートの原本が基本なのですが、コピーでもOKなこともあります。
コピーならパスポートの原本とは異なり気軽に持ち歩けるものですから、パスポートをホテルなどに保管して置く際にはおススメです。
パスポートコピーだけでも携行していれば、本来は原本でないといけない場面でも通用してしまうこともあるので、携行する価値はあると思いますよ。
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海外でのパスポートの盗難や紛失に備えておくべきことのまとめ
どうでしたか?パスポートの盗難や紛失は誰もが経験したいことではないですが、誰にも起こり得ることですよね。
海外では日本よりも予想外のことも起こりやすいですから、準備をしておいて損は無いと思いますよ。
少しでも手間を少なく出来る様にしましょう。
パスポートの盗難や紛失は、命にかかわらない事とは言え、非常に面倒なことですからあいたくないものですね。
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