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タイ料理の紹介:カノムクロック(ขนมครก)
カノムクロックの基本的な説明
料理の名前:カノムクロック
英語での料理の名前:Thai Coconut Pancake
タイ語での料理の名前:ขนมครก
カノムクロックは、小麦粉にココナッツミルクと砂糖を混ぜて作った生地をたこ焼き器のような専用の鉄板で片面だけ焼いた円盤型のものを、2つ重ねて作るたタイの焼き菓子です。
味はほんのりと甘く、外側のカリッとした米粉の生地と中のトロリとしたココナッツミルクの食感が美味しいです。
トッピングは、バナナ・トウモロコシ・万能ネギ・ココナッツの果肉等が使われます。
日本人の感覚からすると甘いお菓子にネギやトウモロコシが入っていることに違和感を覚えるかもしれませんが、食べてみると意外と悪くないと思います。
日本にはない感覚かもしれませんが、ここはタイですし、郷に入れば郷に従うということでトライしてみてはどうでしょう。
食べれる場所は、レストランでもメニューにありますが、元々屋台料理ということもあり、今でもマーケットやデパートの前などにも多くの屋台を見かけます。
屋台でクルクルと焼き上げていく料理の過程を見ながら食べるのが、やはり風情があり最も美味しいと思います。
その価格は、1パックに10個程度入っていて、20バーツから40バーツぐらいが相場といえます。
カノムクロック(ขนมครก)を作っている動画を紹介
カノムクロックを作る過程を見ることができる動画をアップしました。
屋台で実際に焼いているところを見ることができるのは楽しいですよ。
カノムクロック(ขนมครก)はタイでは有名な昔話があります。
昔々、カティとペーンという相思相愛の若い二人がいました。結婚を誓い合った二人でしたが、ぺーンの親はその結婚に反対します。
それでも結婚の意志が固かったので、ペーンの親が罠を仕掛けてカティを殺そうと計画しますが、間違えてカティとペーンが罠にかかり二人揃って亡くなってしまいます。
この悲劇からカティをココナッツミルク、ペーンを粉末と例えたお菓子が作られ、カノム・コンラッカン(愛し合うお菓子)と呼びました。
カノムクロックを上下に2枚合わせているのも、2人が一緒に添い遂げることを願う意味が込められています。
カノムクロック(ขนมครก)の紹介まとめ
カノムクロック(ขนมครก)は、タイのお菓子の中では甘さが抑え気味のものとなりますので、甘いのが苦手な人でも食べれると思います。
タイに旅行の際には、ぜひ食べてみてくださいね。