この記事の目次
シンガポールのコンセント・プラグの形状・電圧・周波数の説明
シンガポール旅行に行く時には、アイフォン等のスマートフォンは勿論ですが、タブレットやパソコンを持って行く人も多いと思います。
更にノートパソコンを持って行く人は、ACアダプターが使えるのかも気になると思います。
実は、海外旅行において電気の規格というのは、少しメンドクサイもので、世界各国でコンセントやプラグの形や電圧はそれぞれ違います。
当然日本と同じ仕様の国もあれば、まったく異なる国もあります。
その違いのポイントは、コンセントやプラグの形状というハードの違いと電圧や周波数の電気の種類の2つの点です。
コンセントに関しては、形状が違いますから差し込めずに使えないだけなので良いのですが、電圧に関しては、使用できない電圧のコンセントに繋いでしまうと壊れてしまうこともあるので注意が必要です。
実際に、私もうっかり忘れて日本のエレコムの外付けのハードディスクをコンセントに刺してしまい、ボンっ!と音と共に煙が出てサヨナラしたことがあります。
これ、マジで悲しいですからね、、、、一瞬なので、あっと思ったら、もう終了でした(涙)
今回は、シンガポールでアイフォン等の電気製品の充電や使う際の注意点を具体的に解説したいと思います。
シンガポールのコンセントとプラグの形状と電圧と周波数に関しての注意点
電気製品が使えるかどうかのポイントになるのは、基本的に2点に注意することです。
それは、①コンセント(プラグ)の形状と②電圧(周波数)です。
つまりシンガポールで電化製品が使えるかどうかは、先ずは日本とシンガポールのこの2つの規格の違いで分かるということです。
厳密に言えば、日本国内でも関東以北と関西以南でも違ったりしてるのですが、ある程度は電化製品の方でも幅を持たせてありどちらでも使えたりするんですけどね。
その辺も含めて、先ずはシンガポールの規格を見てみましょう。
と、その前にちょっとワードの定義を確認しますね。
◎コンセントとプラグの違いとは?
皆さんは何気なく言葉を使っていると思うのですが、コンセントとプラグの違いって明確に知ってました?
- コンセント:受け手となる壁にある差し込まれる側です
- プラグ:差し手となる電化製品のコードの先の差し込む側です
誰もがそれほど気にせずに使っている言葉ですよね、知ってました?
①シンガポールのコンセント:プラグ形状に関して
シンガポールのコンセント(プラグ)形状は、BFもしくはBSと呼ばれる下のタイプのものとなります。
お隣の国マレーシアでも同じコンセント(プラグ)形状は使われています。
これはイギリスが使用している規格なので、元イギリスの植民地だった国は同じBFもしくはBSを使用していることが多いです。
シンガポール以外のBFのコンセント(プラグ)形状を採用している主な国は、上記のマレーシア・インド・香港・南アフリカ・ヨルダン・サウジアラビア等があります。
電気のコンセントの形状は、世界的に見ると多くの形状・規格が存在します。下の図は、世界で使われているコンセントの主な形状になります。
世界の国によっては、何種類か併用して使われていることもあります。
◎世界各国のコンセントの形状の種類
シンガポールのBFを含めた3本の柱が出ているタイプもありますが、真ん中の1つはショートした時のアースの役割なので差さなくても使用は出来ます。
出典 http://www.travelerscafe.jpn.org/electricity.html
日本はAタイプのみの1つの形状なので、コンセントの形状も1つしかないですよね。
この点でいえば、日本の電化製品はシンガポールでは使用できません。
ホテルが対応している可能性も高い
海外の国では、何種類かのタイプが採用されていることもあり、最初からコンセントがマルチタップ形式の時もあります。
マルチタップのコンセントは、下の写真の様なものであり、ほぼ全種類のプラグを差すことができます。
ホテルでも多くの国のお客様が宿泊されることは分かっていますから、初めから部屋のコンセントがマルチタップであることもあります。
もしマルチタップで無かったととしてもホテルのフロントでコンセント変換プラグアダプターを貸してくれることもあるので聞いてみましょう。
これが実際のホテルのBFタイプのコンセントになります。
自分でコンセント変換プラグアダプターを持っていくべきか?
このようにコンセントの形状の違いには、絶対に対応しないといけません。
必ずホテルで対応してくれているとは限りませんし、空港やカフェで使用する可能性もありますよね。
コンセント変換プラグアダプターは、BFにだけ変換できるタイプと世界中の主なプラグタイプに変換できるマルチタイプのものとがあります。
◎BF型コンセント変換プラグアダプター
シンガポールにだけ行くようであれば、安価で軽いBF専用で良いでしょう。
例えば、下の様な商品になります。
◎マルチコンセント変換プラグアダプター
マルチ変換タイプは、良く海外旅行に行く人にはおススメです。
マルチ変換する方法は、ルービックキューブみたいな方法です。
無印良品の変換プラグの動画がありますので、見てみましょう。
これちらはさらに多くの国のプラグに対応ができるので、もうパズルの様ですね。
見ていて複雑さに驚きますね(笑)
プラグ変換アダプターは、シンガポールで買えるのか?
空港や観光地のお土産物屋にも売っていますし、中心地ならコンビニエンスストア等にも置いてあったりします。
シンガポールは観光大国なので、中心地には観光客が大勢いますからね。勿論、家電量販店では売られています。
ただし価格は30~40シンガポールドルぐらいからが相場なので、日本で買った方が安いですね。
②シンガポールの電圧に関して
プラグやコンセントの形状以上に、気を付けないのは電圧です。電圧というのは、各国によりそのV数とHz数が異なるからです。
日本国内の場合でも、東西で少し違うのを知っていますか?
◎東日本:100V・60Hz ◎西日本100V・50Hz
シンガポールの電圧は、基本が230Vですが220~240Vと幅もあり、周波数は50Hz(ヘルツ)です。
これは日本の倍以上の電圧になります。
実は230Vという電圧はかなり危険であり、本当に気を付けないといけないレベルです。
皆さんは子供のころに、コンセントに何か突っ込んだことってなかったですか?
母親から絶対しちゃ駄目って言われるんですが、男の子って駄目って言われるとやりたくなっちゃうんですよね。
アニメで見る感電した時に骨が見えるあんな感じですよ!バチッ!って頭の中で音がしました。
もう2度とやりませんと子供心に神に誓いましたね(笑)、、、、、、、そう考えると日本の倍以上の電圧って、絶対死人が出てますって。
電化製品がグローバル規格で開発されたモノであれば、付属のACアダプターや製品の内蔵するアダプターは、初めから使用可能な電圧に幅が設けられているんです。
つまり色々な電圧でも問題なく使える電化製品もあるということです。
使える電化製品の代表的なものを上げてみます。
- スマートフォン:アイフォン・アンドロイド
- タブレット:アイパッド・ギャラクシー等
- デジタルカメラ
- ビデオカメラ
但し絶対的な話ではないので、どの電圧で使えるかは、電化製品に其々書いてありますので、使用する際には個別にチェックして使ってください。
ここからは具体的にアダプターのどこを見て使えるか・使えないかの判断が出来るかを見てみましょう。
アイフォン・アイパッドの充電用アダプターを解説
それでは、シンガポール旅行でも持っていく人が多い、アップル商品のアイフォンとアイパッドのアダプターを見てみましょう。
ここでは両方とも写真を用意しましたが、白地にシルバーの文字なので、ちょっと見えにくいかもしれません。
①小型の充電用アダプター
先ずは小型のものを見てみましょう。
充電用アダプター裏面には、性能を示す数字が書いてあります。
インプットの欄に、100-240Vと赤枠の所に書いてありますよね?
これが、100ヴォルトから240ヴォルトで使えますよという意味です。
その右横の水色の枠の中には50-60Hzと書いてありますね?
これは、周波数は50Hz(ヘルツ)-60Hz(ヘルツ)であれば使えますよという意味です。
シンガポールは220~240Vで、周波数は50Hz(ヘルツ)ですから、充電アダプターの利用可能範囲内の数字となり、小型の充電用アダプターが利用可能なことが分かります。
②大型の充電用アダプター
では、大型のアダプターの方も同じようにチェックしましょう。
大型の充電用アダプターの方は、側面部に性能を示す数字が書いてあります。
大型の充電用アダプターも同じように、赤い枠に100-240V、青い枠に50-60Hzと書いてありますね。
こちらも同じようにシンガポールでも使えますね。
アイフォン・アイパッドの充電用アダプターの結論!
小型・大型のどちらの充電用アダプターもシンガポールで使用できます。
パソコンのACアダプターを解説
パソコンも世界中で売られる製品の一つなので、本体は統一の製品で、ACアダプターを変更することで、世界中で使えるようにしてあるんです。
国内のメーカーも海外のメーカーも、基本的には同じ様に性能数字が表示されています。
①ソニーのパソコンのACアダプター
先ずはソニーのパソコンのACアダプターで、緑のラインにINPUT :100V-240Vと書いてあります。周波数も50/60Hzとなっています。
これでシンガポールで使用可能と分かりますね。
②東芝のパソコンのACアダプター
次は東芝です、電圧100V-240V、周波数50/60Hzになってます。
シンガポールでの使用可能です!
③パナソニックのパソコンのACアダプター
パナソニックも、電圧100V-240V、周波数50/60Hzですね。
シンガポールでの使用可能です!
④デルのパソコンのACアダプター
これはデルですが、やはり同じような表記で電圧100V-240V、周波数50/60Hzになってますね。
シンガポールでの使用可能です!
⑤エイサーのパソコンのACアダプター
これは台湾メーカーのエイサーです、電圧100V-240V、周波数50/60Hzですね。
シンガポールでの使用可能です!
⑥レノボのパソコンのACアダプター
シンガポールでの使用可能です!
⑦サムソンのパソコンのACアダプター
これは韓国のサムソンなのですが、電圧100V-240Vはありますが、あれ?周波数はどこに?
まぁ、、、周波数は基本的に大丈夫なんですけどね、実際に海外でも国内でも使っているし。
シンガポールでの使用可能です!
パソコンのACアダプターの結論!
基本的にどのメーカーのACアダプターもシンガポールで使用できます。
スマホ・パソコン以外の電気製品に関して
あくまで目安としてですが、他の代表的な電気製品がシンガポールで利用可能な製品か利用できない製品かを整理してみよう。
どの国でも使える可能性が高い電気製品
先ほどの復習にもなります。
- パソコン:グローバル商品ですから代表的な商品です。
- スマートフォン:日本以外は携帯も世界基準でしたからね。
- デジタルカメラ:これも世界企画商品です。
- ビデオカメラ:最近は動画カメラなのでゴープロとかですね。
使えないものが多い電気製品
海外旅行に持っていく可能性がありそうな製品です。
- ガラパゴス携帯:最近のは海外対応になっていますが、だいぶ死滅しましたね。
- 電気式髭剃り:これは普通の髭剃りを使うのでいいでしょうね。
- ドライヤー:海外旅行にドライヤーを持って行きたい人は多いですよね。しかし残念ながら普通のドライヤーは大抵使えません。
シンガポール旅行には変圧器を持っていこう!
もしも電圧で対応できない電化製品を、シンガポールで使用するなら、海外旅行用の変圧器を購入していきましょう。
この変圧器自体のプラグが、BFタイプで使用できないとダメなので注意して購入して下さい。
海外 変圧器 電源プラグ 変換プラグ 変換アダプタ 楽ぷら RX-30 海外旅行用 変圧器機能【送料無料】
基本的には変圧器を購入するしかないのですが、それより海外対応のドライヤーの様に商品自体で使用できるものの方が安いこともありますので、購入時には調べてみましょう。
アジア各国の電圧とプラグの形状
シンガポール以外のアジアの国々にも行く人がいるかもしれませんよね。
◎アジア各国の電圧とプラグの形状
- 日本 100V Aタイプ
- 中国 220V A/B/Cタイプなど多数
- 台湾 110V A/Oタイプ
- 香港 220V BFタイプ
- 韓国 110・220V A/Cタイプ
- インド 220V B/Cタイプ
- インドネシア 220V Cタイプ
- シンガポール 230V BFタイプ
- ベトナム 220V A/Cタイプ
- カンボジア 220V A/Cタイプ
- マレーシア 220V BFタイプ
上記を見ても、日本よりも電圧の高い国しかないですね。
こうしてみるとプラグに関しては、そのまま使用出来る国は色々ありますが、電圧に関しては、対応アダプターでない限りは使えない国が多く存在しています。
シンガポール旅行に関する記事3選
シンガポール旅行に行くのであれば、やはり色々な観光地に行きますよね。
シンガポールのガーデンバイザベイを100%楽しむ方法
今やシンガポールの象徴ともいえるガーデンバイザベイのスーパーツリーを十二分に楽しむ方法を説明した記事です。
シンガポールのユニバーサルスタジオのアトラクション完全攻略
シンガポールでもユニバーサルスタジオは誰もが楽しみなテーマパークですよね。日本よりは混んでいないとはいえ、シンガポールでもスムーズに回るコツがあるんです。
シンガポール動物園を完全ガイド
シンガポール旅行と言えばこの動物園に行く人は非常に多いと思います。
しかしシンガポール動物園は驚くほど広くて色々な見どころがあるので、全部周るのは大変なんですよね。
シンガポールのコンセント・プラグ・電圧のまとめ
今回は、シンガポールのコンセント・プラグの形状と電圧・周波数の違いを見て日本製品が使えるのかどうかを見てきました。
①コンセント(プラグ)形状は日本とは異なるので使えないので、変換プラグが必要
- 但しホテルなどでは対応してくれていることもある。
- 高級ホテルに宿泊予定で、パソコンを使用しない人なら、何も持っていかなくても大丈夫。
②電圧はアダプターが、100-240Vのマルチ対応アダプターなら使用可能
- もし100V用のアダプターなら、変圧器を持っていく必要があります。
- スマホやパソコンなどの普通の製品なら、マルチ対応なので変圧器の必要はない。
ということで、何も買わないでも問題ない人も結構いるのではないでしょうか?ただし電圧だけは慎重に調べて下さいね。
皆さんは、私の外付けハードディスクの様に、一瞬でさよならしないようにしてくださいね(涙)
まぁ変圧器もそんなに高額ではないので、1個は買って持っていても損はないと思いますけどね。
充電に関しては、USBが使える製品であればパソコンを持っていればそこからUSBで充電することも出来ます。
パソコンの電源を入れていないといけないという条件がありますが、充電の選択肢が増えるのは嬉しいですね。
今はスマートフォンやタブレットPCを中心に、電気製品無しには海外旅行には行けないですからね。
海外への準備として電気製品のチェックは、必ずする様にして備えて下さいね。
私は世界60ヶ国以上行ったことのあるバックパッカーで、ファイナンシャルプランナーとして保険会社で働いていました。
そのため海外旅行と保険を合わせた実経験は、誰にも負けないのではないかと思います。
そんな私が使っている海外旅行に持って行くと得をするクレジットカード最強の3枚の組み合わせがあります。
このカードを持つことで海外旅行保険には自分で加入しなくても病気や怪我での入院費は無料になりますし、荷物を無料で自宅に宅配できたり、盗難にあった時の緊急時にも海外でクレジットカードが再発行できるなど多くの特典を受けることが出来ます。
正に海外旅行には必須のクレジットカードと言えるのではないでしょうか?
詳しくは”クレカの保険は使えない?海外旅行に持って行くクレジットカード最強のベスト3”の記事で説明していますので読んで下さい。
海外旅行の保険料が無料になるだけでもお得ですからオススメですよ。