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タイ・バンコクに旅行をするのにベストなシーズンはいつなのか?
日本に比べてタイは赤道に近い国ですので、暑いシーズンが長期的に続くのが特徴です。
常夏の国の環境を楽しむにはおすすめの国で、特にバンコクは東南アジアの国々の中でも旅行で訪れやすい初心者にやさしい地域です。
その中でもせっかくの海外旅行ですから、いつがベストシーズンなのかも誰もが気になるところだと思います。
今回は、それぞれのシーズンの特徴を整理して、どのシーズンに旅行に行くのかを決めて貰いたいと思います。
タイの天気を決める3つのシーズンの特徴
3つのシーズンをそれぞれわかりやすくあらわすと、暑季(ホットシーズン)と乾季(ドライシーズン)、雨季(レインシーズン)です。
一般的に旅行に行くのに最も評判が良いとされるシーズンが2月だと言われていますが、2月は乾季に該当します。
暑季(ホットシーズン)
- 期間:2月中旬〜5月中旬
- 平均気温:35℃〜37℃・最高40℃
- 天候:雨が少なく最高気温が1年で最も高い
暑季という呼び方をしましたが、要は日本でいうところの夏ということです。
2月中旬〜5月中旬までのシーズンが該当します。
このシーズンは気温が最も暑くなるため、訪れる際には注意が必要です。最高気温は平均で35℃〜37℃にもなり最高では40℃を超える時もあります。特に暑い月は4月と5月になります。
日本で夏が得意な人もいるかもしれませんが、日差しの強さは日本以上であり現地のタイ人もこのシーズンには基本的に用がなければ昼間は行動しません。
例え昼間に出かけたとしても暑さにやられて直ぐに疲れてしまいますし、熱射病の危険性もあるので休憩を頻繁に取ることになります。
観光旅行で睡眠時間も少ない中で多くの名所を周りたいというハードスケジュールの人には、向いていないシーズンと言えます。
このシーズンにタイ旅行をするのであれば、余裕を持った計画を立てて休憩を多く取るようにしてくださいね。
雨季(レインシーズン)
- 期間:5月中旬〜10月中旬
- 平均気温:34℃〜36℃・最高38℃
- 天候:毎日のようにスコールとなり、気温も高い
普通に旅行を楽しみたい初心者であれば、レインシーズンに該当する雨季はやや判断が難しいシーズンです。
雨季は5月中旬〜10月中旬の期間が当てはまります。このシーズン中は雨が降りやすい状態で、急にスコールが発生する確率が増します。
スコールとは熱帯地域でよく起こるもので、急激に天候が悪くなり、雷や大量の雨が一気に降る現象です。大荒れになりますので、当然ながら外出を目的とした旅行では、最悪の結果になりがちです。
日本で言うところの大量のにわか雨の状態に近く、ごく短時間降り続けたのちにあがることがほとんどです。時間にして約1時間程度です。
外出中に突然スコールに見舞われると、体中がびしょ濡れになりますから、初心者向けとはいえません。しかしタイのバンコクならではの現象を楽しみたいという上級者にとっては、おすすめのシーズンだといえます。
最も降水量が多いのが、日本の台風シーズンと同じ9月です。300ミリ級の大雨が降るため、注意してください。
但しスコールでもう一点注意すべきことは、最近のバンコクでは酷いスコールとなると洪水が発生します。
都会の主要道路でも膝丈ぐらいの水深には、あっという間になってしまいます。
この水は汚いので病気の予防のために歩かないようにして下さい。
そんな時はタイ人と一緒にゆっくりと待ちましょう。
雨が止めば、2・3時間で水は嘘のように引いていきますので、南国のタイのノリでのんびりといきましょう。
下の動画のようなイメージです。
乾季(ドライシーズン)
- 期間:10月中旬〜2月中旬
- 平均気温:30℃〜34℃・最高36℃
- 天候:雨は余り降らず、朝晩には気温も下がる
最もベストなシーズンとしておすすめできるのは乾季ですが、乾季は10月中旬〜2月中旬くらいの期間が該当します。
文字通り、最も降水量が少ないシーズンです。ほとんど降ることがないため、雨具を用意する手間が不要になります。
一番少ないのが12月と1月です。20ミリ程度の降水量しかありません。2月と3月はやや多くなりますが、それでも30ミリ程度の降水量です。11月だと50ミリくらいです。
降水量だけのデータだと素人にはどの程度の雨の量なのかがわかりにくいですが、同じシーズン中に日本の降水量が100ミリくらいだと考えれば、タイの降水量の少なさがなんとなくわかってきます。
日本の場合だと雪が降りますので、その分だけ降水量が増えがちですが、それを考慮したとしても雨の量が極端に少ない状態です。
タイの乾季ではほぼ晴れの日が続くと考えれば良く、外出するには絶好のシーズンだといえます。
気温についてですが、日本で厳しい寒さを迎えるシーズンとあり、タイにも影響はある程度あります。
とはいえ、日中で最も低くなる気温が20度くらいですから、日本人であれば快適に過ごせる気温です。
いつがタイ旅行するのにベストな月なのか?
シーズンとしてベストなのは、乾季(ドライシーズン)であることは分かりました。ではその中でもどの月がベストなのでしょうか?
日本人が旅行する時に快適なのは涼しい気温の時だと思いますが、12月と1月であれば20度くらいになります。やや肌寒く感じられる場合があるため、服装に気を付けたほうが良かったりします。
そして最もベストなシーズンとして評判の2月だと、12月や1月よりも少し気温が上がってきます。おおよそ25度くらいです。これは3月に入っても続きます。
評判の乾季の特徴を確認すると、2月がベストシーズンだと言われる理由がわかるでしょうが、日本人の感覚であれば12月や1月も十分にベストシーズンだといえます。
2月の25度くらいというのはやや暑さを感じられる温度で、少し降水量が多くなることを考慮すれば、涼しさを感じられる20度くらいの温度で、降水量が最も少ない12月や1月にタイに訪れたほうが日本人との相性は良さそうです。
私の個人的な感覚でいえば、観光旅行で色々と動きたいのであれば12月と1月がベストな月で次いで2月になると思います。
ベストシーズンをイベントから導く
この3か月の中から、どの月に行くかを悩んでいるなら、月ごとに現地で開催されるイベントに合わせるのがおすすめです。
バンコクでこのシーズンに開催される代表的なイベントですが、12月には日本で言うところの年越しのイベントとして、12月31日~翌年1月1日にカウントダウンが開催されます。
アユタヤでも世界遺産祭りがありますから、バンコクから出かけてみるのも良いかもしれません。
1月の後半になると中国人のお正月の春節があるので、バンコクのチャイナタウンでフェスティバルが行われます。このイベントは旧暦で決まるために毎年違う日程となるので2月にずれ込む場合がありますので、訪れる前に確認しておくことをおすすめします。
チェンマイでは、2月には花祭り3月にはタイ国際バルーンフェスティバルも開催されます。
国際カイト・フェスティバルも3月に開催されます。様々なデザインの凧を大空に向かってあげるイベントです。
現地で伝統的な凧を見られる場合がありますから、歴史を楽しみたい人、凧揚げが大好きな人にとっては魅力的なイベントだといえます。
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タイ・バンコクに旅行をするのにベストなシーズンはいつなのかのまとめ
どうでしたか?タイに旅行に行く月は決まりましたか?
シーズンでいえば、3つのシーズンの中では間違いなく乾季(ドライシーズン)がベストでしょう。
その中でも、最も涼しくイベントも多い12月と1月がベストシーズンと言えるでしょうね。
後は休みをいつ取れるかと飛行機やツアーの料金との兼ね合いでしょうね。
タイは非常に暑いですしスコールもありますから、この点も考慮して楽しいタイ旅行をして下さいね。
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