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タイのバンコクやプーケット・チェンマイ旅行ではチップの相場を知っておこう!
海外旅行をするうえで、日本人が頭を悩ますことにチップがありますよね。
日本ではチップという制度はないですから、そりゃー誰もがどうすればいいのか分からないわけです。
しかもチップはお礼の気持ちだから好きな額をなんて言っていたっりもします。
欧米を中心とした文化のチップですが、タイでも根付いて既に文化になった感があります。
そこで今回はタイでチップが必要となる場面と凡その目安となる金額を解説したいと思います。
今回の記事を参考にしてもらえれば、取り敢えずはチップのことで、ケチだと馬鹿にされたりすることなくスマートに旅行できると思いますよ。
タイにおけるチップの制度を徹底解説
先ずはタイでチップを渡すうえで、基本となることを確認しましょう。
①チップで渡すお金の種類
先ずはタイでのチップで基本となるのは、紙幣を使いコインは使わないということです。
例えば20バーツ渡す時でも、20バーツ札は使いますが、10バーツコインを2枚渡すことは普通ありません。
これは1バーツ2バーツなどの細かいコインを渡すのは失礼というイメージから来ているものだと思います。
日本人だとコインが多く溜まったから渡したくなりもしますが、ちょっと非常識だったりします。まぁ、どうして手も渡さざる負えないなら、ごめんねとい言った渡す感じです。
その為にチップが必要になる場面では少額の紙幣を前もって用意するようにして下さい。
タイには50バーツ札だけでなく、20バーツ札がありますから、40バーツ60バーツを渡す場面が多くなると思います。
逆に50バーツ札は意外と流通量が少ないので、チップで50バーツを渡すのは少なくなると思います。
タイのチップ用に20バーツ札をある程度常に持っているようにしておくのは、使い勝手が良いからです。
②チップを渡すときには笑顔で
チップを渡すのはお礼の気持ちであってルールではないというのが建前です。
でも実際には慣れていない日本人は渡さないといけないからと渋々渡す人もいます。
日本人が渡すうえで最も大切で忘れがちなことは1つです。お礼の気持ちを込めて渡してあげましょう。
”サンキュー”でも”コップンカップ”でも構いませんので、口に出して言い、笑顔で渡してあげて下さい。
同じ金額でもこれで次からのサービスが違ったりしますよ。
③チップが必要な場面は4つのシチュエーション
タイでチップが必要となる場面は、主に4つになります。
- タクシー
- レストラン
- ホテル
- マッサージ・スパ
このシチュエーションでは、どの国でも最もチップが必要となる代表的な例ですね。
ただタイ独自の事情が加わりますから、それぞれの場面を見ていきましょう。
1.タクシーのチップの常識的ルールと相場
チップの相場:コインのみ/気持ち(20-50バーツ)
タクシーに関しては、基本的にチップは必要ありません。
タイではタクシーはメーターで乗車料金が決まることになっていますが、最近はメーターを使わずにドライバーが値段交渉をしてくることが増えています。
特に外国人や行く方角が渋滞しているとその傾向が強かったりします。
1.メ―ターでタクシーに乗った場合
メーターでタクシーに乗った時には切りの良い数字に料金がなることは少ないと思います。
基本的には、この9バーツ以下(もしくは19バーツ以下)のコインはチップとしてあげましょう。
メーターを使ったドライバーは真面目な人ですから、これぐらいはお礼として上乗せしてあげましょう。
またタイのタクシードライバーは小銭をマメに用意している人も少ないので、その金額以上にコインを渡さなくて済むことがありがたかったりもします。
その為におつりを渡された後でコインを返すのではなく、ドライバーが小銭を探し出した時点で”おつりは要らない”と伝えるのがスマートです。
その際にはタイ語で”マイ ペン ライ”と言えばいいですし、手をかざして”OK”と言うだけでも伝わります。
もしドライバーが親切だったり、運転が丁寧だったり、おつりがなかったりする際には20バーツから50バーツ程度渡してもいいとは思います。
ただ感じが悪くチップ目当てでおつりがないという悪質ドライバーの時にはコンビニの前で停めさせて、買い物してジャストのお金を渡したりもします(笑)
2.値段交渉でタクシーに乗った場合
値段交渉でタクシーに乗った場合は、1バーツもチップは要らないと思ってください。
法的にはメーターを使うことが決められていますが、実際にはタクシードライバーが値段を言ってきて交渉となることもあります。
基本的には悪質なドライバーである可能性が高いので乗らないほうが良いのですが、タクシーが少なく乗らざる負えない状況もあるでしょう。
おつりに関してもおつりが無いと言い出しかねないので、おつりなくお金が払えるようにして下さい。
基本的に値段交渉するドライバーは褒められる行為をしていないということを考慮したうえでもう一度書きます。
2.レストランのチップの常識的ルールと相場
タイのレストランでのチップの相場はレストランの種類により異なります。
●ファーストフード店
チップの相場:必要なし
ファーストフード店ン、はチップは全く必要ありません。日本と同じように1バーツ2バーツのおつりを受け取っても大丈夫です。
でも正直これが気楽でありがたかったりするのも事実ですよね。
該当する代表的なレストランは、マクドナルドやケンタッキー・フライド・チキン・スターバックスコーヒーなどです。
●フードコート・クーポン食堂
チップの相場:必要なし
デパートやスーパーマーケット・ショッピングモールの中にあるフードコートも基本的にチップはいりません。
フードコートはクーポン食堂とも呼ばれるように昔はクーポンでの支払いのシステムでしたが、最近はチャージ式の電子マネーが使われていることが多いですね。
●屋台や大衆食堂
チップの相場:必要なし/コインのみ
チップという制度はタイでは昔からあったわけではなりませんから、今でもタイ人の一般人しか来ないようなお店ではなくても問題はありません。
屋台やめん類などの大衆食堂でお釣りのないジャストな支払いで会計を済ませてもOKです。
●中級レストラン・高級レストラン
中級レストランのチップの相場::コインのみ/20-40バーツ (特別 50バーツ)
高級レストランのチップの相場::コインのみ/40-60バーツ (特別 100バーツ)
中級高級レストランでは、サービスチャージが価格に含まれているか、どうかでチップは大きく変わります。
サービスチャージが含まれていれば、基本的にチップは不要でコインを置いてくる程度でOKです。
もしサービスチャージが含まれていなければ、中級レストランでは20から40バーツ程度・高級レストランなら40から60バーツ程度を渡すようにしましょう。
④サービスチャージを確認する方法
中級・高級レストランでは、サービスチャージが会計に含まれているかどうかを確認しないといけません。
サービスチャージはチップを自動的に徴収するシステムで、最近は10%のレストランが増えました。
タイではサービスチャージだけでなく、更に消費税のVATの7%も足されることがあります。メニューに文章で書いてあるときもありますが、必ずというわけではないのが困りものなんですよねぇ(笑)
またビュッフェ等の価格の表示に多いのが、++が右に付いているケースです。
例えばビュッフェ価格700B++とかです。
これは価格だけでなく2種類(プラスが2つなので)の追加料金が生じるということを意味します。
VATとサービスチャージの2つが追加されるなら”++”、VATかサービスチャージのどちらか1つが追加されるなら”+”が記載されているわけです。
ただしこれは習慣的なもので、法律上の表記方法ではないので、必ずではないんですよ(笑)
⑤レシートでサービスチャージとVATを確認しよう!
メニューや価格表示では確実ではないのならば、何で確認するかと言えば、それはレシートです。
サービスチャージは、サービスチャージと表記されているケース以外にも、サービスとだけの時もありますし、SVCと略されている時もあります。
基本的に10%上乗せされていれば、サービスチャージだと思っていいです。
但しそれ以下のレストランもまれに存在します。
消費税は、VATと表記されているケースとTAXと表記されているケースがあります。
●サービスチャージとVATが足されているケース
実際のレシートで見てみましょう。
ブルーの枠で囲まれたのが、サービスチャージの記載です。
サービスチャージはトータル価格の上に記載されていることが多いです。
レッドの枠で囲われた方が、消費税VATですね。
VATはサービスチャージと同じようにトータル価格の上に書かれていることもあれば、トータル価格の下に別に記載されていることもあります。
下のレシートでは、VATはトータル価格の下に記載されています。これもVATはトータル価格の下に記載されていますね。このレシートは、サービスチャージとVATがトータル価格の上に記載されていますね。
サービスチャージがSVCとなってますね。そしてレシートの下にサービスチャージは10%という記載もあります。 下のレシートですが、VATがあるのは分かります。
しかし10%上乗せの項目があるんですが、DISCと書いてありますね、、、私も意味が分からないのですが、10%ですからサービスチャージなんだと思います。
●VATのみが足されているケース
サービスチャージはプラスされてなく、VATのみが合計価格に合算されています。トータル価格の下にVAT7%が記載されていますね。こちらも下に記載されていて、VATが含まれていますよの注意書きもありますね。 このレシートはトータル価格の上にVATが記載されていますね。
●サービスチャージのみが足されているケース
非常に珍しいのですが、VATがなくサービスチャージのみが記載されているケースがあります。但し非常に珍しいので写真がありませんでした(涙)
実際にはVATは表記しているかどうかで、つまり内税か外税かという話なだけで全ての価格に含まれていますからね。
サービスチャージだけを載せるのは、印象が悪いから少ないのでしょう。
●サービスチャージもVATも足されていないケース
高級なレストランでもサービスチャージもVATも記載されていないことがあります。外国人が来ないタイ人がメインのお客さんのお店では多いですね。
実際はVATは価格に含まれている内税ということで、サービスチャージだけがプラスされていないのですが。
手書きのレシートを持ってくるお店やタイ語の表記しかないケースでもサービスチャージとVATがプラスされていないことが多いです。
下のレシートではサービスチャージ・VATのどちらも書かれていませんね。このレシートもシンプルなもので、特にトータル価格の内訳はなく注文した料理の価格が合計されているだけですね。
3.ホテルのチップの常識的ルールと相場
ゲストハウスのチップの相場:必要なし
高級ホテルのチップの相場:40/50/60(特別100バーツ)
ホテルでのチップに関しては、それほど五月蠅くないのが現状です。
ゲストハウスから中流ホテルぐらいなら必要ないと言って良いと思います。
最もチップが必要となるのは、チェックインの時にボーイさんに荷物を運んでもらった時でしょう。
荷物を運んで部屋に一緒に来て、設備の使用方法などを説明した後のタイミングでドアの前あたりでさり気無く手渡すのがスマートです。
金額は、20バーツ札が2枚の40バーツ・50バーツ札1枚の50バーツ・20バーツ札3枚の60バーツのどれかを渡してください。
基本的にはコインは渡しませんから、上の3択となります。
ただしこれは運んでもらうバックが普通のケースで、荷物が異常に多かったり特別なことを頼んだ時には100バーツ渡しましょう。
ベットメイクに関してもチップがありますが、それほど気にしなくても良いと思います。
4.マッサージ・スパでのチップの常識的ルールと相場
普通のマッサージ店でのチップの相場:50バーツ/100バーツ
高級マッサージ・SPAのチップの相場:100バーツ
普通のというのは、価格帯が100バーツから1500バーツ程度のお店を差します。
高級店はそれよりも上で、2000バーツ3000バーツを平均価格としたショップです。普通の大衆的なタイのトラディショナルマッサージであれば基本的なチップは50バーツでOKです。50バーツならまぁ普通という感じです。
マッサージはその腕や丁寧さも大きく影響しますから、もし丁寧に上手な人であれば100バーツを渡してあげましょう。
100バーツは外国人を中心に多めに渡された金額ですから、マッサージ師もニコっと喜ぶと思います。
高級マッサージやSPAではコースで頼んでのベース価格が3000バーツが普通だったりもしますから、チップの基本が100バーツと考えて下さい。
タイ旅行でチップの必要な場面ごとに金額を解説のまとめ
今回はタイでのチップに関して説明をしてきました。でも上で説明してきたことの中でも最も大切な根幹の部分となるものがあります。
それは気持ちを込めて渡すということです。
恥をかかない為にと考えがちではありますが、最も大切なのは月並みですが感謝の気持ちです。
そしてお金にして渡してあげることで喜んでもらうということです。
その為にはお礼を口にすることと笑顔で渡すということですね。日本人には余り馴染みのない習慣ですが、これだけで大きく雰囲気が変わりますよ。
皆さんも日本にはないチップという制度の本質の部分をタイ旅行で体験してみて下さい。
笑顔がやっぱり基本です。
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