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海外での入院に対して保険金を請求する方法とは?
海外旅行で急に体調を壊したり、怪我をして入院してしまったり、海外に住んでいて入院してしまう可能性は誰にでもありますよね。
特に海外で暮している人は、期間も長くなるので体調が悪くなくこともありますよね。
特に年齢的に50代・60代となってくると、誰でも心配なところでもありますよね。
海外での入院に対する保険の請求というのは、海外旅行保険や国の国民健康保険の話ではありません。
民間の生命保険に付帯している入院給付金特約や、第三分野と分類される医療保険・がん保険といったものに関してです。
これは海外旅行保険とは違い、キャッシュレスサービスの様な仕組みはありませんので、キチンと対応していないと保険金が貰えないということもあり得るものです。
今回は、海外で入院した時に生命保険・医療保険の入院給付金を確実に貰うための注意点を説明したいと思います。
生命保険・医療保険の入院給付金とは?
先ず初めに今回の話の中心となる生命保険・医療保険の入院給付金とは、何かを知っていますか?
病気・怪我で入院した時に保険金が出るもので、1日日額5千円か1万円で加入されている人が多いと思います。
免責日数と言って何日以上の入院時のみが支払い対象となる保険もあるのですが、最近は免責無しのタイプが多くなっています。
海外に住むことのために、この保険に入ったという人は少ないかもしれませんが、若い時から契約したまま、今も支払っているという人も多いのではないでしょうか?
各社若干約款が異なるため絶対とは言えませんが、基本的に海外での入院も支払い対象としている保険会社や保険の種類が実は多いんです。
ただし請求には海外入院特有の注意点がありますので、覚えておくと良いでしょう。
海外で入院した時に入院給付金を請求する為に必要な書類
海外で入院した時に入院給付金を請求するために必要な書類はいくつかあり、基本的にはこの書類が揃わないと保険金を受け取ることは出来ません。
その為に必要書類は非常に重要で、特に入院証明書に注意してください。
1.公的身分証明証のコピー
請求者本人かどうかの確認の書類になります。
具体的には海外での入院ということからパスポートのコピーを求めれることが多いようです。
ただしパスポートでなくても運転免許証・健康保険証・年金手帳のコピーでも可能です。
2.入院給付金請求書
入院給付金を請求するために保険会社に提出するものです。
住所や名前、振込口座等を記入します。入院給付金請求書は請求先の保険会社のものを使用することになります。
3.保険証券
保険証券もしくは保険証券のコピーの提出を求める保険会社と、身分証明証のコピーを提出すれば良い保険会社があります。
無くても保険会社で再発行できますから、神経質になる必要はない書類です。
4.入院証明書
この入院証明書が、最も重要な書類で注意すべき書類となります。
当然ですが、この入院証明書は実際に入院をした病院で記入して貰うことになります。
入院証明書を用意する際に注意すべき3つの点
さぁ、では最も重要な書類の入院証明書を用意する際に、注意すべき3つの点を詳しく説明しましょう。
1.入院証明書は保険会社のものを必ず使う
どの病院でもオリジナルのフォームを持っていたりしますが、基本的には使えませんので気を付けて下さい。
これはこちらでキチンと伝えていないと病院に寄っては勝手に書いてしまう事があります。
2.記入漏れが無いように受け取り時にチェックする
もし記入漏れが重要な箇所にあれば、入院給付金が受け取れないことがあります。
入院日や退院日もそうですし病名も確認して下さい。特にガン保険の場合はcancerと記載があることを必ず確認して下さい。
がん保険場合にはキャンサーの記入があるかないかで支払われるかどうかが決まります。
3.発行日数と料金は病院に異なるので注意する
帰国日との兼ね合いがある場合は、余裕をもって申請しましょう。
料金は無料の病院もありますが、有料の病院も珍しくはありません。この取得費用は保険金では対象とならずに、自己負担となることを知っておいてください。
もし複数の保険会社に同時に請求する時には、自己負担を減らすために入院証明書は他社のコピーが利用出来ないかを保険会社の担当者に確認しましょう。
入院証明書の料金は自己負担ですから、複数枚取得するよりコピーで代用できるならその方が安く済みます。
ただしこれは保険会社と請求内容や状況に寄るので、必ず担当者に確認してください。
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海外で入院した時の保険金を確実に貰うための3つの注意点のまとめ
海外で入院した時の保険金を、確実に貰うための3つの注意点は分かりましたか?
上で説明した様に入院証明書や入院給付金請求書は、基本的に保険会社毎のフォームが必要です。
他の注意点としては、保険証券は必ず必要ではありませんし、請求は入院から3年以内(各社約款が異なる為違いがあることもあります)のところが多いので、すぐに出来なかったとしても問題ありませんので、請求してみましょう。
それと振込み先の銀行は、日本の銀行になり海外の銀行は使えないことが多いで、注意が必要ですね。
注意点を知っていさえすれば、日本での入院時の請求方法と特別変わりがあるわけではありません。普段から高い保険料を払っているわけですから、受け取れる権利は行使しましょう。
- 入院証明書は病院の書類ではなく、各本会社のフォームを使いましょう。
- 入院証明書の受け取り時には記入漏れに注意してチェックする。
- 入院証明書は、受け取りまで時間が掛かる事があることも考慮しておく。
上記の点に注意しておけば、入院保険金が受け取れなかったという事にはならないでしょう。
とはいえ、海外での入院は言葉の問題や医療レベルなどから心配な点も多いので、海外旅行や海外滞在では、十分に体に気を付けて過ごして下さい。
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