この記事の目次
海外旅行でトラブル!物を壊して賠償請求された時の対処法
今回は、海外での弁償に関することでトラブルが起きた時の話になります。
海外旅行って本当に楽しいものですよね。家族とでも恋人とでも、個人旅行だとしても一生に残る良い思い出になることでしょう。
例えば、こんなことです。
- お土産物屋さんでカバンで商品を引っ掛けて落としてしまったら?
- ホテルで水を出しっぱなしにして床を水浸しにしてしまったら?
- 転んだ拍子に前の人にぶつかり怪我をさせてしまったとしたら?
こんなことが海外で起きてしまったらどの様に対応すればいいのか途方にくれてしまいますよね。
海外での損害賠償請求に関する事故とは?
日本でもそうですが、海外でも同じような賠償を求められるトラブルは起きてしまいます。
普段の何気ない生活の中で、ちょっとした不注意から人の物をウッカリ壊してしまったり、他人に怪我させてしまったり、そんなことは一生の内に何度かは誰にだってあったりするものです。
- デパートやお店でかばんをぶつけて展示してある壷を落として壊してしまった。
- 階段で人にぶつかり転倒させて怪我をさせてしまった。
- 自転車に乗っていてぶつけて怪我をさせてしまった。
- 子供が走って停めてあったバイクを倒してしまい壊してしまった。
- ホテルでお風呂にお湯を貯めるため水を出しっぱなしにして部屋を水浸しにし絨毯を駄目にしてしまった。
- ホテルでジュースを倒してこぼしてしまい椅子にシミを作ってしまった。
- 停車中の車に鞄をぶつけて傷をつけてしまった。
実際にこの様なことが起きてしまうと、損害賠償請求つまり”弁償してよ”と被害者から言われることになります。
でもこれらのケースって、特別珍しいことではないですよね?こんなことならありえるなと思いませんか?
海外でトラブルが起きて、損害賠償請求を求められた時の対応方法
では実際に、海外旅行でこの様なトラブルが起きてしまった時には、どの様に行動すべきでしょう?
原則として海外でトラブルが起きた時には、言葉の問題がありますから賠償の内容が把握しきれてない段階で、賠償の約束をすることはしてはいけません。
(これはその国により異なるので注意が必要です)
文化や習慣も異なる海外の国々では日本とは常識が異なることを理解して軽率な行動が更に問題を大きくしてしまわないように気をつけないといけません。
海外旅行保険に加入された人であれば、最初にすることはそれは海外旅行保険のサポートデスクに連絡をして状況を報告してください。
海外旅行保険の付帯があるクレジットカードを持っている場合は、クレジットカード会社に連絡を取ってサポートデスクに繋いで貰うか、自分で海外旅行保険のサポートデスクに電話してください。
ここが今回の重要ポイントの1つ目です。
大切なことなので、もう1度言います。覚えて下さいね。
トラブルが起きたら、相手と値段交渉する前に海外旅行保険のサポートデスクに連絡を取ってください。
その後の対応はあくまでサポートデスクの指示を守りながら行動して下さい。場合によっては通訳を手配してくれたり弁護士が代わりに話してくれることもあります。
弁償を求められるトラブルは海外旅行保険でなぜ払えるのか?
ちょっとだけ少し細かい話をしましょう。
海外旅行保険では、なぜこの損害賠償請求というトラブルに対応できるのでしょうか?
実はこの保険が海外旅行保険には含まれているので、海外旅行保険での対応をしてくれるのです。
個人賠償責任保険の内容を簡単に説明すると、”個人またはその家族が日常生活で誤って他人にケガをさせたり他人の物を壊したりして、他人の身体や財物への損害賠償金や弁護士費用などを負担した場合の損害を補償する”保険です。
この個人賠償責任保険は海外旅行保険だけでなく、火災保険や自動車保険等にも特約で付いていますが、単品では売られていることは少ないために知名度が低いかもしれません。
この保険は海外でも使える契約であることが多く、支払いの対象となり事故も珍しくないので海外旅行や移住生活をするうえでも覚えておいて損はないと思います。
免責事項といって支払いがされないケースもあります。
しかし賠償請求が起きた時には保険で対応できますよと説明してきましたが、全てが支払い対象という訳ではありません。
自動車・バイク・ボートなどでの事故
これはそれぞれに専門の保険が用意されていますので、海外でもその専門の保険に加入してくださいということです。
逆に言えば事故率の高いケースですので、別にしないと保険料がバカ高くなってしまうからです。
自然災害つまり地震・津波・噴火による事故
自然災害は大規模災害ですので、損害状況を予測することが難しいために対象外としています。
その様な状況下での賠償事故に関しては特殊事情となりますので、事故案件ごとに保険会社が判断をして支払い対象とするかしないかを決めることになります。
故意による事故
故意つまりワザとしたのは、当然ですが駄目ですね。
ワザとしたなら当然ですが自己責任となるので、自分で払って下さいよということですね。
重過失の事故
普通に注意していると起こりえないような大きなミスにより、事故になってしまうことを重過失による事故といいます。
ワザとでなかったとしても、許されないような不注意で事故になった場合も支払いはされませんよということです。
極端な例でいえば、部屋で焚火して火事になったとしたら、火事にする気はなかったでは済まないですよね。
火事になるのが当然という行為で賠償事故が起きても、保険での対応は出来ませんよということです。
実際の賠償の金額は?
支払いの金額は保険会社が算定して妥当という額しか払ってくれません。
つまり相手の言い値ではなく、損失させた価値の金額でないと認めませんよということです。
(ただすべての契約が示談代行しないわけではありませんので保険会社の指示に従ってください)
そのために支払った金額を後で保険会社に請求する流れになるかもしれないので、保険会社が試算した支払額と大きく異なる金額での支払いをしてしまわない様に注意が必要です。
はい、これですっ!
ここが今回の2つ目の大事なポイントですから覚えておいて下さい。
つまりマメにサポートデスクと連絡と確認を取って賠償する金額は、相手の請求額と保険会社の見積もり額でズレが生じないようにしないといけないということです。
もし保険会社の見積もり以上の金額を支払ったとしてもその差額は自腹になってしまいますよ。
保険会社に保険金の支払いを請求する時に必要な書類は?
では実際に賠償請求があった時に、保険金を受け取るための書類をざっくりと書き出します。
- パスポートのコピー
- 保険会社の保険金請求書
- 対人事故の時は病院の診断書
- 対人事故の時は治療内容の証明書
- 領収書
- 地元警察の事故証明書
- 相手との示談書
- 示談金領収書
- 対物の時の修理費の領収証
- 対物の時に新しいものを購入した場合はその領収書
海外旅行に関して書いてある記事3選
海外旅行に関しての基本な知識に関しての記事になります。
ロストバッゲージの補償と対策
飛行機に荷物を預けても誤送や置き忘れ等で届かないことがあります。
その際の対応策や航空会社や海外旅行保険での補償についての説明となります。
ホテルのデポジットの注意点とベストな方法
自分でホテルを予約して泊まる際には多くの場合チェックインの手続きにデポジットを求められます。
そのデポジットの仕組みやクレジットカードを使用する会の注意点に関しての記事となります。
海外旅行保険のテロ・戦争の帝王
最近の海外はテロが横行して旅行でも危険に合うことが心配になってきました。
テロにあって被害があった際に海外旅行保険では対応してもらえるのか?またその補償内容はどのようなものとなるのかを説明した記事になります。
海外旅行保険でトラブル解決!外国で賠償請求された時の対処法のまとめ
海外旅行に行ったり海外で生活すれば色々なトラブルが起こります。日本では簡単に対応出来る事でも言葉の問題があるとそうはいきません。
文化・習慣・法律が異なるわけですから、簡単にトラブルを解決出来るわけが無いですよね。
怒っている外国人と外国語で交渉するあなたの姿を想像してみて下さい。
そんな時に頼れるのはやはり海外旅行保険ということになるでしょう。
海外での思い出を嫌なものにしないために、予め必ず海外旅行保険には必ず加入しておきましょう。
海外旅行保険の入り方に関しては旅行代理店で加入しても良いですし、空港で入っても構いません、クレジットカードの海外旅行保険でもどんな形であれ加入さえしていれば良いです。
そうすることでトラブルの時には保険会社のサポートデスクが全面的に相談にのってくれます。
海外でもあなたは1人じゃなくなります。海外でのトラブルでは相談できる人が居てくれるだけで心強いものです。
海外に行くのであれば海外旅行保険には加入するようにしましょう。
もし海外旅行保険の保険料が高いからなぁと迷うようでしたら、海外旅行保険料を無料にする方法もあります。
それは海外旅行保険が付いたクレジットカードを持つという誰もが使っているような方法ですが、年会費が無料のクレジットカードの中で特に海外旅行に持っていくのにオススメなクレジットカードを厳選して3枚選びました。
今でもクレジットカードを持っている人も持っていない人も、なぜこのクレジットカードが海外旅行に最適なのか読んでみてください。
詳しくは”クレカの保険は使えない?海外旅行に持って行くクレジットカード最強のベスト3”の記事で説明しています。
海外旅行の保険料が無料になるだけでもお得ですからオススメですよ。