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タイの銀行の口座やキャッシュカードの使い方と共同名義口座の注意点
タイの銀行でも日本人も口座を作ることが出来ます。そうは言っても昔の様に旅行者でも簡単に作れるという事は無くなり、年々その条件は厳しくなっています。
それでもワークパミットを持っている人やリタイアメントビザの人は、簡単に作れますから利用する人も多いと思います。
それと日本にはない共同名義の口座というモノがありますので、タイの銀行口座の通帳の注意点に合わせて説明したいと思います。
今回は、タイの銀行口座の通帳の使い方と共同名義口座に関する注意点を書きたいと思います。
銀行の口座通帳の使い方の説明
タイの銀行口座に関しての説明
タイでも口座を開設すると、日本と同じような通帳が発行されます。
タイには日本の様な印鑑を使用する文化はありませんので、銀行口座の開設時の本人確認は印鑑ではサインで行います。
まぁ最近は、日本でも外資系の銀行やネット系や新生銀行などもサインになっていますね。
サインはタイであっても何語でも自由なので、漢字を使うのが無難なのではないかと思います。
ただ普段使う際には、漢字のサインは銀行の行員も理解できないので、チェックが甘くなるかなとも思ったのですが、私が急いで崩し字でサインするとサインが不鮮明で分かりにくいと書き直しさせられました。
意外とシッカリ確認しているんですよね(笑)
◎シーズンごとの特別仕様通帳もあり
下の写真のキティーちゃんの通帳は、カシコーン銀行の期間限定通帳です。企画物なのでキャンペーンのプレゼントと共に配布されます。
銀行ではその時のシーズンでキャラクターグッズを作っていて、ドラエモンなどもありますね。
たまたまそのシーズンに当たるとキャラクター通帳が発行されてしまうかもしれません。
男性としてはチョット恥ずかしいかもしれませんので、通常のものを希望すれば変えてくれますよ。でも女の子受けしてモテルかもしれないですよ(笑)
タイの銀行の通帳に関しての説明
通帳の繰越は、使い切った現通帳を持っていれば本人サインのみで出来ます。
但し現通帳を無くしてしまった時の通帳の再発行にはパスポートが必要です。
紛失も状況に寄っては、警察の届け出が必要な場合もあります。
サインということもあり、通帳は日本よりも取り扱いに注意が必要となる重要書類扱いです。下の写真は、通帳の内側となり、A/C Noの横に口座番号が記載されます。
日本と同じように、銀行番号、支店番号、口座種類、個別番号等から構成されています。
日本の銀行には無い口座管理料とは?
それと日本の銀行口座には無いものとして、口座管理料があります。
多くの銀行での条件として、口座残高が2,000バーツ未満かつ1年以上口座に入出金がない場合は、毎月50バーツの口座管理料が引き落とされます。
条件は銀行に寄り異なり、500B未満で毎月20バーツの銀行や、年に2回だけ50バーツを引き落とすという銀行もあります。
使わなくなった口座を整理するための仕組みので、当然ともいえる仕組みだと思いますので、これらで注意するようにしましょう。
タイの銀行のキャッシュカードの注意点
キャッシュカードの発行は、日本とは違い無料ではありません。
安いものでも発行料は150Bから200B程度はしますし、しかも5年という有効期限付きなんです。
こういった面は日本はサービスが良いですね。
更にこのカードの質が日本程よくないので分厚い財布にいつも入れているような使い方をすると2年ぐらいで表面のビニールシートが剝がれてしまい使えなくなったりします。
その時にも再発行することとなり、発行料は必要となります。
日本の銀行のキャッシュカードで銀行の口座番号を確認したりもしますが、タイでは通帳を見ないといけないので注意が必要です。
キャッシュカードを持っているのに口座番号が分からないのは、ちょっと不便ですよね(笑)これが裏面の写真になります。
日本にはない共同名義の銀行口座とは?
タイの口座では日本の銀行にはない共同名義の銀行口座が作れます。
親子や夫婦の名義で作られることが多いです。
子供が小さい時には口座を作ることが出来ないので、子供のための預金のために共同名義で口座を作ったりもします。
ただしタイ人だと親がそのお金を使ってしまうことは良くあることでもありますが(笑)
夫婦間でもこの共同名義の口座は便利な面があります。
奥さんにお金を全て渡してしまうぐらいであれば、共同名義で口座を作りそこにお金を入れてしまうのも手ではないでしょうか?
実はこの共同名義の口座は引き出しに関して、2種類のタイプがあります。
これは口座開設の時に最初に選択するのですが、2人が揃っている時であれば途中で切り替えることも可能です。
但しタイ語の分からない人だと目の前でタイ語で、1人で取引が可能な口座に変更されてしまうと、後で奥さんだけでお金を引き出されてしまうかもしれないので気を付けないといけませんね(笑)
タイの銀行口座の通帳やキャッシュカードの説明と共同名義口座の注意点のまとめ
今回は、銀行の口座に関して通帳やキャッシュカードに関しての説明や注意事項でした。
それに共同名義口座は確かに便利な面もあるのですが、1人でも引き出しが可能な契約で作ることも出来るので、お金の管理と契約の内容には気を付けないといけない点ですね。
しかし日本の銀行とは違い外国の銀行は便利ですが、そのサービスは有料なんだと思い知らされます。
日本は色んな意味で良い国だと感じます。
とは言え、タイでも銀行を使わないで生活することは有り得ないと思いますので、上手く活用していきましょう。