海外旅行情報

海外ホテルのデポジットの注意点とベストな方法とは?タイ・韓国・中国・シンガポール等でも気を付けよう!

海外ホテルのデポジットの支払い方法での注意点

海外のホテルに宿泊した際には、デポジット保証金を求められることが通常です。

現地通貨が基準となりますが、日本円で言うと3000円ぐらいから1万円ぐらいのデポジットの金額を求められるのが通常ですね。

今までこのデポジットに関しては、気にせずに支払ってきた人も多いかと思います。

ひつじ執事
ひつじ執事
実はこのホテルのデポジットに関しては、気を付けていないと説明より多く支払っていたりすることがあるんです。

気が付かないうちに多くの出費をしているなんて、誰もが納得いきませんよね。

今回は、このホテルのデポジットに関して注意すべき点とベストな支払方法に関して見ていきたいと思います。

Sponsored Links

海外のホテルのシステム・デポジットとは?

先ずは、そもそもホテルのデポジットとは何なのでしょうか?

デポジットとは、保証金のことです。ホテルに宿泊した際に、お客さんが何かホテル中の物を壊してしまったとか盗んで帰ったとか、そういったことに対する保証をホテル側が求めているということです。

ひつじ執事
ひつじ執事
日本人は、割と常識的な多いので余りトラブルを耳にはしませんが、最近は中国人に関しては耳にすることが良くあります。

ホテルの備品では、シャンプーやリンスなど持ち帰るのは自由ですが、中国人はタオルやドライヤーなどを持ち帰えろうとしたり、最近話題になったのはテレビを持ち帰ろうとしていたそうです。

事前に分かれば、ホテル側もそれを止めればいいだけの話なので特に被害は大きくはなりませんが、ホテルが気がつかないところで備品が壊されていたり使えなくなっていた時には、お客様は既にホテルを去っていますから、なかなかその金額を回収することがホテルはできません。

外国人宿泊者が多いわけですから当然ですよね。そのためにホテルはデポジットという補償である金額をキープしておくというシステムです。

ホテルのデポジットの支払い方法3種類の特徴

ホテルのデポジットの支払い方法はいくつかの種類があり、自分で選択することが可能です。

ひつじ執事
ひつじ執事
大きく分けてクレジットカードを使用したものとキャッシュつまり現金による支払いの2種類となります。

そのクレジットカードを使用するケースでも更に2種類に分類されるので、全部で3種類となります。

支払い方法①キャッシュ現金でのデポジット

チェックインにデポジットを求められた時に、キャッシュでその額をホテルに預けるという方式があります。

凡そで言えば、中流ホテルぐらいであれば3000円程度が多く高級ホテルで5・6000円程度から高いところで10,000万円くらいを求められることもあります。

キャッシュをホテルのフロントに支払い、預かり証を受け取ることになります。そしてチェックアウトの際に室内をチェックして問題がなければ預かり証と引き換えに預けた金額を回してくれるという流れになります。

ひつじ執事
ひつじ執事
この預かり証に関しては、意外とうるさいホテルが多いので無くさないようにしてください。

預かり証は名刺サイズのこともあれば、A4サイズの紙にプリントされたものの時もあります。ホテルにより様々なフォームがありますが、紙ベースなのがスタンダードです。

支払い方法②クレジットカードのデポジット:ケース1

デポジットに関しては、クレジットカードを利用することも可能です。

むしろクレジットカード情報が残るのでホテル側としては、こちらを望むことの方が多いです。

クレジットカードの使用に関しては、2種類のパターンがあります。

ひつじ執事
ひつじ執事
そのケース1は、クレジットカードでのデポジット行った際にそのクレジットカードのデータ内容だけを記録して特別な金銭の請求はされないケースです。

それはクレジットカードの情報だけを押さえておけば、後でトラブルになった時そこから請求を上げたり、お客様を特定したりすることが可能だからです。

その理由は、クレジットカードに対する信用です。

日本ではあまり一般的ではありませんが、海外ではクレジットカードを持っているということ自体が信頼に直結するものだからです。クレジットカードの情報を渡すことだけでも、ホテル側にとっては保証と受け取れる信用が得れるということです。

その為クレジットカードの情報だけを読み取ることが、デポジットとして有効と考えて、特に何もアクションがなく終わるケースがあります。

支払い方法③クレジットカードのデポジット:ケース2

クレジットカードによるデポジットに関しての、もう一つのパターンもあります。

ひつじ執事
ひつじ執事
それはチェックイン時に、クレジットカードでデポジットの金額の請求を一度上げチェックアウト時に問題がなければ、その金額デポジット額をキャンセルをするという方法です。

その仕組みは、クレジットカード会社やホテルとの契約内容によるので、ケースバイケースではあるのですが、キャンセルがすぐに入るためにクレジットカードの使用履歴のところでカード会社の方は確認ができても、一般ユーザー側のオンライン上ではその請求やキャンセルの履歴自体が確認できないこともよくあります。

そのため、人によっては一度請求が上がっていたことに気がつかず、クレジットカード情報だけをチェックしたと思っているケースもあったりします。

しかし時々ホテル側がこのデポジットの請求のキャンセルをすることを忘れることがあるんです!

すると請求が確定してしまいますから、これによりトラブルとなることがあるので注意が必要です。

ホテルとしてのデポジットの都合

上記のようにホテルのデポジットの支払いに関しては、基本的にはこの3つのパターンに分類されます。

ひつじ執事
ひつじ執事
ただしホテル側としては、実はキャッシュでの支払いよりも、クレジットカードを使用する方法の方を好むことが多いです。

これはキャッシュであれば、預かり金額が上限となりそれ以上の保証が得れないのに対して、クレジットカードであれば相手を特定することは可能ですし、実際に請求を上げるということも賠償金額に対して行えるからです。

その為にホテル側としてはチェックイン時の際には、”デポジットが必要なのでクレジットカードを使用しますか?”もしくは”キャッシュで支払いますか?”という問いかけはせずに、”デポジットが必要ですからクレジットカードの提出をお願いします”とだけ言ってくるケースも見られます。

これはクレジットカードを利用する方に話の流れを作っている訳です。

ただし実際にはそこでキャッシュで支払いたいと言う話をすれば、拒否をされることはほぼないでしょう。

デポジットにクレジットカードを使用した際のトラブル

デポジットにクレジットカードを使用した際には、トラブルが起きやすいんです。

それはクレジットカードの情報だけを読みとっておくケースであれば問題はないのですが、上記で簡単に触れたように、デポジット額を一度請求し、チェックアウト時にキャンセルをするというパターンの際には、キャンセルがされてないというケースがごくまれに起こるからです。

キャンセルがされなければ、クレジットカード会社にその請求は通常通り上がりますし、そのまま何もしなければ引き落としとなってしまうのは当然ですよね。

ひつじ執事
ひつじ執事
クレジットカード会社としては、特別何もなければ、それは支払っておしまいです。

そこでデポジットをクレジットカードを使用した場合は、必ずデポジット額が請求がされていないか、もしくは請求がされていてもキャンセルがされているか、これを追って確認する必要があります。このトラブルは、旅行代理店の人と話してもクレジットカードの人と話しても時々起こっている問題と認識しています。

デポジットのキャンセルがされないということは、ホテル側のミスなのか、それとも故意なのかは判断しかねると言いますね。

もしデポジットの請求がキャンセルされていなかった時には、旅行代理店を通じてツアーやホテルを予約した人は、その旅行代理店に連絡を取ってキャンセルがされてない確認をホテルに取ってもらいましょう。

もしAgoda やエクスぺディアの様なインターネットで直接ホテルを申し込んだ人は、使用したクレジットカード会社に連絡をして事実確認を取ってもらうようにしましょう。

クレジットカードを利用する際のベストな方法とは?

ホテルのデポジットに関しては、クレジットカードのキャンセルが入らないトラブルは、意外と多く起きているのが実情です。

ひつじ執事
ひつじ執事
それを考えるとベストなデポジットの支払い方法は、キャッシュで現金を渡すというものだと思います。

キャッシュであれば、どのようなトラブルがあろうと、チェックアウト時に必ず話の結論が出ますから手間もかからなくていいと思います。

チェックアウト時に、お金を全部受け取って帰るという時点で、全てのデポジットに関する事案は完結しているということになりますからね。

後でクレジットカードの支払いをチェックしたりする必要は一切ありません。

ただし欠点となるのは、チェックアウト時にお金が返ってくるので、そのまま日本に帰国する人は、現地通貨が増えることとなり余ってしまう可能性があるのが、少し問題と言えば問題ではありますね。

それでもクレジットカードを使いデポジットの金額全てが返金されないよりは良いですから、ホテルのデポジットには、クレジットカードの利用は避け、現金を預けるようにしましょう。

海外旅行で知っておくべきことの記事

海外旅行に行くうえで、知っておいて損の無いことがいくつかあります。海外では自己責任なので、自分で対策を知る努力も必要です。

ひつじ執事
ひつじ執事
特に知っていた方が良い海外旅行に関することを特集した記事をピックアップしました。

ロストバッゲージの補償と対策

海外旅行で預けた荷物が出てこないロストバッゲージは絶対に起こらないトラブルとは言えません。

その対策や起こった時の対応方法を記事にしましたので読んでみて下さい。

海外旅行に最適な保険が付いたクレジットカード

2015-11-18 06.37.58 (640x480)海外旅行保険が付いている年会費無料のクレジットカードを元損害保険会社の社員である私がベストと思うカードを選びました。

さぁそのカードはどのカードか?そしてその理由はなぜかを記事を読めば分かりますよ。

パスポートの盗難時の対応と対策

passport (1)海外旅行では命の次に大切なのはパスポートと言ったりしますが、ちょっと大袈裟ですかね。

命の次に大事なのはお金です。でもパスポートを盗難されることが一大事なのは間違いありません。その際の対応と対策を特集しました。

ホテルのデポジットの支払い方法での注意点とベストな方法とまとめ

どうでしたか?ホテルのデポジットに関して、今まであまり気にしてこなかった人も多いのではないでしょうか。

ひつじ執事
ひつじ執事
チェックインの時にクレジットの提示を求められ、特に何も気にしないでクレジットカードをフロントに渡している人も実際は多かったことと思います。

実際は、クレジットカードを利用するとトラブルの種を増やしている事になるので、必ずクレジットカードの履歴をチェックして、デポジットの請求が残ってないかを調べないといけません。

このトラブルは意外と多く起こってますから、これは必ずチェックしてください。とは言え、後からチェックしたり問い合わせたりするのは、割と手間なんですよね(笑)

ひつじ執事
ひつじ執事
そう考えると、デポジットは現金で払うことが、やはりベストだと思います。

私の考えが全てではありませんので、それぞれメリットデメリットを考えて自分に取ってベストなデポジットの支払方法を選択してもらうのも良いと思います

ちなみに私は普段の支払いに関しては、クレジットカードが好きな方で可能な限りクレジットを使って現金での支払いは避けるようにしています。

昔は、私もホテルのデポジットにクレジットカードを使っていたのですが、今は必ずキャッシュを使用することになりました。トラブルに巻き込まれて苦労しましたからね。

皆さんも快適に旅行やホテルでの宿泊を楽しむために、自分に合ったデポジットの支払い方法を考えていきましょうね。

ABOUT ME
海外旅行FP ひつじ執事
海外旅行FP ひつじ執事
学生時代は1年の半分は海外旅行に行き1年の長期旅行も2回経験した元バックパッカーです。訪問国は60ヶ国を超えマザーテレサの死を待つ人の家などでボランティアもしていました。 社会人としては保険会社に勤務した後に独立をして保険を中心としたリスクマネージメントや資産運用の会社を経営。 現在はタイ在住で店舗の経営とファイナンシャルプランナーとしてネットでの情報発信やライフプラン・資産運用のコンサルを請け負っています。
オススメの関連記事