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日本のVPNのスペックを徹底比較しよう!
日本でインターネットを利用する上で安全性の向上や海外から動画配信サービスを視聴する為など、色々な用途でVPNサービスが利用されるようになりました。
そんなVPNサービスでも海外の大手のVPNサービスが話題となる一方で、出来れば日本の会社の方が色々と安心できるという人も居ると思います。
クレジットカードの情報だけでなく重要情報もネットでやり取りするわけですから、漏洩を考えるとその気持ちは良く分かります。
しかも設定時やトラブル時に、日本語で日本人が対応してくれた方が安心できるのも事実ですしね。
そんな日本の会社が運営するVPNサービスも思ったよりも多くの種類があるんです。
そこで今回は、有名どころの日本のVPNサービスを徹底比較しておススメをお伝えしたいと思います。
日本の会社が運営するVPNサービスのスペックと特徴
それでは先ずは、有名な日本の会社が運営するVPNサービスのスペックと特徴とそれぞれ見ていきましょう。
意外と内容は各会社によって異なります。チェックする項目は、下記の15項目になります。
★チェック項目の15点
- 本拠地:どこの国にあるのか?
- サーバーの数:多ければ、混みにくくなり、スピードにも影響します
- 対応可能な国数:国数は多い方が良いですよね
- 同時接続の数:多ければ、家族で共有できたりします
- 24時間年中無休のカスタマーサポート:海外のVPNサービスでは対応しています。
- 日本語対応:日本語・日本人が対応するのか?
- 接続方式:種類が多い方が選択肢が増えます
- アプリの使い勝手:個人的な感想です
- ノーログポリシー:ログを保存しないことで情報漏洩は起こらなくなります
- セキュリティー対策:暗号化技術の説明です
- スピード:通信速度が遅いとストレスしかないですよね
- 対応OS:パソコン・スマホで使えるか?
- 価格設定:1か月いくらか?長期契約はあるか?
- 支払い方法:クレジットカードとそれ以外はあるか?
- 無料お試し期間&返金保証 :無料のお試し期間と返金保証の期間は?
MillenVPN
★サービス名:MillenVPN
- 本拠地:日本
- サーバーの数:1,300以上
- 対応可能な国数:74国
- 同時接続の数:5
- 24時間年中無休のカスタマーサポート:無し
- 日本語対応:日本人対応
- 接続方式:IKEv2・OpenVPN
- アプリの使い勝手:良
- ノーログポリシー:ログを保存しないので高いプライバシーを確保
- セキュリティー対策:256ビットAES暗号化
- スピード:普通
- 対応OS:Windows、macOS、Android、iOS
- 価格設定:1か月・1,628円:6か月・なし:1年・12,936円:2年・なし:3年・34,848円
- 支払い方法:クレジットカード、PayPal、銀行振り込み
- 無料お試し期間&返金保証 :30日間返金保証あり
まず最初にMillenVPNの最大の特徴というのは、日本の会社のサービスで、レンタルサーバー事業なども行っている点ですね。
その為に会社名のMixhostを知っている人も居るようで、海外の聞いたことが無いVPNサービスと比べると安心感があるのは事実ですね。
もしも日本の会社でないとどうしても嫌な人や、性能やコストパフォーマンスが劣っていることよりも日本の会社であることが重要という人は、MillenVPNを選んでいいと思います。
ただ価格に関しては、1か月の契約が1,628円と高めなだけでなく、長期契約の3年で言うと34,848円、月に直すと968円とSurfsharkの273円やNordVPNの514円とは大きく差が開いてしまいます。
それとこれも日本の会社だからこそと言えますが、支払い方法は、クレジットカード、PayPalに加えて、銀行振り込みが選べるという点です。
クレジットカードを持っていない人も居るでしょうし、銀行振り込みは海外のVPNのはありませんから、希望する人には大きなメリットと言えるでしょう。
価格は高くても良いから、海外のVPNと同じようなサービス内容を日本の会社で受けたいという人にはお勧めのサービスと言えます。
セカイVPN
★サービス名:セカイVPN
- 本拠地:日本
- サーバーの数:?
- 対応可能な国数:10か国
- 同時接続の数:3台
- 24時間年中無休のカスタマーサポート:無し
- 日本語対応:日本人対応
- 接続方式:PPTP・L2TP・OpenVPN・IKEv2・OpenConnect・Shadowsocks
- アプリの使い勝手:良
- ノーログポリシー:なし
- セキュリティー対策:暗号化により強固なセキュリティーレベル
- スピード:並
- 対応OS:Windows、macOS、Chrome OS、Android、iOS
- 価格設定:1か月・1,100円:6か月・なし:1年・なし:2年・なし:3年・なし
- 支払い方法:クレジットカード、口座振替
- 無料お試し期間&返金保証 :最大2ヶ月間の無料お試し期間
セカイVPNは、海外在住者には最も知名度があるVPNであり、日本の会社インターリンクによるサービスです。
最大のポイントは、知名度の高さからくる安心感になりますね。
カスタマーサポートに関しても、海外の有名VPNの24時間年中無休のカスタマーサポートこそありませんが、翻訳機能ではない日本人による本物(笑)の日本語での対応となります。
そしてトライアルの無料期間が最大で2ヶ月間あり、これは他社の30日返金対応よりも上質な対応となりますから、お試しという意味での安心感は最も高いVPNと言えます。
ただ対応可能な国数が10か国、デバイスの同時接続の数が3台と標準よりも少なく、接続の安定感にもつながるサーバーの設置台数は表示がないなど、他の世界標準のVPNサービスから見ると劣る点があるのも事実です。
更に現在の世界のVPN業界の標準であるログを保管しないノーログポリシーの宣言を行っていないので、個人のアクセス記録を社内に記録してあることが予想されます。
良い意味でも悪い意味でも、世界標準とは異なる日本のガラパゴス的サービスであるのは否定できませんが、そこに安心感を感じる人には代えがたいサービスと言えるでしょう。
スイカVPN
★サービス名:スイカVPN
- 本拠地:日本
- サーバーの数:47台
- 対応可能な国数:世界45都市
- 同時接続の数:47台(1サーバーには1アクセス)
- 24時間年中無休のカスタマーサポート:無し
- 日本語対応:日本人対応
- 接続方式:PPTPとL2TP/IPsec・IKEv2・Shadowsocks
- アプリの使い勝手:良
- ノーログポリシー:なし
- セキュリティー対策:暗号化により強固なセキュリティーレベル
- スピード:並
- 対応OS:Windows、macOS、Chrome OS、Android、iOS
- 価格設定:1か月・950円:6か月・4,848:1年・9,120:2年・17,200:3年・なし
- 支払い方法:クレジットカード
- 無料お試し期間&返金保証 :2週間の無料お試し期間
スイカVPNは、株式会社MAJ Techという比較的新しい会社が提供するサービスです。
海外にいながら安全に日本のサービスを利用できるVPNサービスをテーマとした日本人向けのVPNサービスになります。
日本の会社なので、すべて日本語でサービスを受けることが出来ます。
そして最大の注意点は、デバイスの同時接続の数です。最大47台となるのですが、この47台というのは、サーバー数とイコールなんです。
そうです!最大の注意点は、1サーバーに対して1アクセスしか出来ないという非常に珍しいルールが存在しています。
その為にサーバー数と同時接続台数が同じ数字になります。
新しいサービスという事ですが仕事は丁寧で、アプリなどの使用説明は日本の会社らしく丁寧に作られています。
また2週間の無料お試し期間があるのが良いですね。
良之助VPN
★サービス名:良之助VPN
- 本拠地:日本
- サーバーの数:?
- 対応可能な国数:5カ国
- 同時接続の数:1台から3台
- 24時間年中無休のカスタマーサポート:365日のサポート
- 日本語対応:日本人対応
- 接続方式:IKev2・Shadowsocks
- アプリの使い勝手:良
- ノーログポリシー:?
- セキュリティー対策:暗号化により強固なセキュリティーレベル
- スピード:並
- 対応OS:Windows、macOS、Android、iOS
- 価格設定:1か月・850円:6か月・なし:1年・8,500円:2年・なし:3年・なし
- 支払い方法:クレジットカード
- 無料お試し期間&返金保証:2週間の無料お試し期間
良之助VPNは、ジェネレイトライン社が運営するVPNサービスです。
サーバー設置国数は、5カ国となり日本、アメリカ、ドイツ、韓国、台湾で利用可能です。
サービス面では、日本語の対応は当然として、売りにしているのは遠隔でパソコンを操作して問題解決を行うリモートサポートです。
少し珍しいのは、契約に関しては自動更新がない点です。解約を忘れていて勝手に更新されていたという事にはなりませんね。
Windows, mac, Android, iOSと通常使うデバイスは対応できると思います。
2週間の無料のお試し期間があるのも嬉しいですね。
かべねこVPN
★サービス名:かべねこVPN
- 本拠地:日本
- サーバーの数:?
- 対応可能な国数:日本のみ
- 同時接続の数:4台
- 24時間年中無休のカスタマーサポート:無し
- 日本語対応:日本人対応
- 接続方式:IKEv2・Trojan-GFW・OpenConnect・PPTP・L2TP・Shadowsocks
- アプリの使い勝手:良
- ノーログポリシー:警察・司法当局の合法的指示がない限り,通信ログの開示を行ないません
- セキュリティー対策:暗号化により強固なセキュリティーレベル
- スピード:並
- 対応OS:Windows、macOS、Chrome OS、Android、iOS
- 価格設定:1か月・880円:6か月・3,480円:1年・5,760円:2年・なし:3年・なし
- 支払い方法:クレジットカード、PayPal、銀行振込
- 無料お試し期間&返金保証:最大21日間の無料お試し期間
日本のエフネットによる経営のVPNサービスが、かべねこVPNです。かべねこという名前と、そのイメージキャラクターが可愛いんですよね。
同時接続の可能なデバイスの台数は4台と多く、個人だけでなく家族で共有することも可能です。
それに支払い方法もクレジットカード、PayPal、銀行振込と多くの選択が可能です。接続方式の数多くあり、IKEv2・Trojan-GFW・OpenConnect・PPTP・L2TP・Shadowsocksと選択可能です。
正し残念ながらサーバー設置国数が日本の1台だけと、海外へのアクセスには利用できません。
日本語対応は日本の会社なので当然可能です。
無料お試し期間は、最大21日間とVPNサービスの中でも長い方になり嬉しい点です。
どの日本のVPNが最もおすすめなのか?
ここまで日本の有名なVPNを見てきました。この中で私なりの2つの視点でおススメのVPNサービスを選びたいと思います。
そして2つ目となるのは、その性能です。比較したうえでスペックが良いVPNのNO1を選びます。
おススメNO1:セカイVPN
安心感という観点で選んだ場合では、セカイVPNをおススメします。
これは日本のVPNサービスでは群を抜いた知名度を誇る点が最大の理由で、その運営会社のインターリンク社もインターネット関連事業を手広く手掛ける会社です。
更にその信頼感を増しているのは、2か月間という業界最長の無料お試し期間ですね。しかも対応可能な国数は10か国、同時接続の可能台数も3台と悪くないです。
ただし、月額利用料は1,100円と安くはなく、長期契約もない為に割引もありません。
おススメNO2:MillenVPN
安心感のセカイVPNに対して、性能で純粋に選んだのはMillenVPNです。
日本のVPNは良い意味でも悪い意味でも独自の性能や基準となっています。
多くのVPNサービスでは、サーバー数や対応国数が数個だったりする中で、サーバーの数:1,300以上、対応可能な国数:74国と海外の有名VPNサービスと並ぶような数字となっています。同時接続の可能デバイスの数も5台と多いですし、性能は良いですね。
正し海外のVPNの標準となる24時間年中無休のカスタマーサポートはありません。
それと価格設定は、1か月・1,628円とかなり高い価格設定です。長期契約もありますが、3年でも34,848円で月に直しても968円とあまり安くはならないのが、残念な点です。
海外のVPNサービスはどうなのか?
これまで日本のVPNサービスを見てきましたが、安心感という観点だけで見る人は、日本のVPNサービス1択なので、上記に説明した中で選ぶのがいいでしょう。
そこで私がNO1におススメする海外のVPNサービスのNordVPNの基本スペックや特徴を見て、日本のVPNサービスと比較してみましょう。
海外のおススメNO1:NordVPN
★サービス名:NordVPN
- 本拠地:パナマ共和国
- サーバーの数:5300以上
- 対応可能な国数:59国
- 同時接続の数:6
- カスタマーサポート:24時間年中無休のライブサポート
- 日本語対応:日本語対応可、正し翻訳機能使用
- 接続方式:OpenVPN・PPTP・L2TP/IPsec・TCP/UDP
- アプリの使い勝手:最良
- ノーログポリシー:対応
- セキュリティー対策:軍事グレードの暗号化で接続を保護
- スピード:良
- 対応OS:Windows、macOS、Linux、Android、iOS
- 価格設定:1か月・1,256円:6か月・なし:1年・7,253円:2年・12,337円:3年・なし
- 支払い方法:クレジットカード、PayPal、仮想通貨
- 無料お試し期間&返金保証:30日間返金保証アリ
私がNordVPNをおススメする理由の1つには、強固なセキュリティー対策になります。
256ビットAES暗号化等を駆使した軍事レベルでの暗号化技術で保護をしているだけでなく、ログの強固な保護の為に二重暗号化システムにもなっています。
その本拠地がパナマ共和国にあることもセキュリティーに大きく関係があり、パナマであれば、データ保管に関する法律が制定されていません。これは外部からの情報開示要求に応じなければいけない義務がないことを意味するので、情報の機密性が保たれていると言えます。
更にNordVPNは、VPNサービスの活動ログを全く保持しないというノーログポリシーを宣言しているだけでなく、独立監査法人に依頼し監査を受けることで、ノーログポリシーを証明した業界初のVPNサービスにもなっています。
世界59か国以上に5,300台を超えるサーバーがあり、十分な国数に不満が出ることはまずないと思いますし、サーバーにアクセスの集中が起きる心配も少ないと思います。同時接続できるデバイスの数は、最大6台までとなりますから、パソコンからタブレット・スマホと複数台の使用も可能ですから、家族での共有も出来ます。
カスタマーサポートは、24時間年中無休のサポートとなりチャット等で即時対応が可能ですし、翻訳機能を使用したものとはなりますが、日本語のみでの質問が可能です。
2位のExpressVPNとの差はここになります。ExpressVPNとほぼ同じレベルのサービス内容を価格で見ると半額に近い料金で使うことが出来るんです。
もちろんサービスに問題があるときには、30日間の返金保証も提供しています。
サービス内容と価格のバランスがNordVPNを第一位にした最大の理由です。
日本のVPNサービスとNordVPNを比較してみる
日本のVPNサービスとNordVPNを比較してみると大きく異なる点がいくつかあります。
日本のVPNサービスでは、日本人による電話・チャット対応となるのに対して、海外のVPNではグーグル翻訳でのチャットやメール対応となります。
しかし意外と日本語だけで話が出来る点や24時間いつでも返信して貰えるサポートは非常に便利なので、私は良いと思いますよ。
それにVPNサービスでは情報の秘密性が重要なポイントとなりますが、日本の会社ではまだまだノーログポリシーの宣言はされていません。
しかも多くの会社が情報保全の為に安全性の高い国に本社を移しているのに対して、先進国の日本にある時点で情報開示のリスクは高いという事になります。
しかも独立監査法人に依頼し監査を受けることでその安全性を立証していたりもするわけです。
同時接続できるデバイスの数も、多くNordVPNでは最大6台までとなりますし、月額利用料も1か月でこそ1,256円と標準ですが、2年契約なら12,337円と月なら514円と半額以下まで安くなります。
こうして考えると性能面を考慮しコストパフォーマンスを考えれば、日本のVPNのNO1のMillenVPNとNordVPNを比較すると大きな差があるのが現実ですよね。
日本のものが安心という気持ちも分かりますが、ここまで性能と価格が違えば、私ならNordVPNを選択しますね。
日本のVPNのランキングのまとめ
どうでしたか?日本の会社が運営するVPNサービスは?
日本のVPNサービスも意外と多くの種類がありますし、それぞれの会社に寄り内容が異なるので、選択に迷うのも当然ですよね。
残念ながら、海外の大手VPNサービスと比べるとサービス内容もコストパフォーマンスも劣るのが現状ですからね。その中で自分に合ったVPNサービスはどれなのか色々と考えて検証するのが良いと思います。
それとどのVPNサービスでも期間は異なりますが、無料お試し期間か返金保証期間がありますから、気軽に使って見て試してみるのが良いと思いますよ。
実際に自分で使って見ないと分からないものですしね。良くなければ、直ぐに解約して無料にすればいいわけですからね。