タイでお店を出すために苦労すること
何処でもそうですが、お店を出すためには空いている場所を探して契約しなければなりません。
環境・条件を照らし合わせていくわけですが、家賃交渉は最大の課題です。
何箇所か見て回るとで日本とは少し異なることに気がつきます。
それは家賃の言い値です。
タイでは不動産屋の紹介して貰い店舗を見て回ることもありますが、空き店舗の前にテナント募集の紙を見て連絡することも良くあります。
良い店舗は苦労なく連絡もくるので、特に不動産屋に依頼していなかったりするからです。
そのため店子側は自分で街を見て回り、1店1店連絡することで良い物件を見つけられる可能性が上がるのです。
この際に、先ず始めに家賃を聞くことをお勧めします。
これは、時間の無駄を省くためです。
数を見ていけば環境や条件から相場が見えてくると思います。
例えば、この店舗なら30,000Bかなと思っていれば、日本であれば大体その上下20%ぐらいの誤差での回答があり、高い・安いと考えると思います。
ここがタイと日本では異なります。
タイではこの言い値が、こちらが相場と思っている額の2倍・3倍を言ってくることが普通にあります。
下手をすると同じ構造のビルの隣の家賃の倍の額なんてこともあります。
そして値下げの交渉をした時も高額を言うオーナーのほうが強気だったりするんです。
考えてみると当たり前なのかもしれませんよね。
もともと相場の感覚さえないようなビジネスセンスのないオーナーだから2倍・3倍を言ってくる訳ですから、値下げまでして貸すという感覚自体理解してないんだと思います。
こうなるとどんなに物件が気に入っても、馬鹿馬鹿しくて借りることは無いわけですから、時間の無駄になるわけです。
日本人とは異なるタイ人の感覚
日本人は常に常識的で社会の中で標準的な軸を持って生活していると思います。
それがタイではその軸は基本的に社会の集約から成り立つものでなく自分で決めたものだったりします。
なので相場からかけ離れた金額を言ってくる彼らには、悪意は余りありません。
ただ自分の都合でこの額で貸したい、この額の価値はあるという自分本位の都合を言ってみてるだけなのです。
こちらからみると、あーそうですかとしか言えませんが、、、、、
良い店舗を見つけるコツ
人の流れをみる
同じ通りにあっても、ホテルやコンビニの位置により近くても店の前に人が通らないことも良くあります。タイでは車の交通量が多すぎて人が渡れないこともありますし、1日や2日は1日中そのお店の前の人の流れを見てみることをすべきでしょう。
数多く回る
極々当たり前ですが、数を回り相場の感覚を身に付けます。上記のように言い値がバラバラですから日本より数を知らないと見えてきません。
先ず始めに家賃を聞く
数を廻らなければいけませんから効率的にいきましょう。
異常に高い金額を言ってきた場合は物件をチェックしている時間が無駄ですから早々に切り上げましょう。
他の注意点は日本で店舗を借りる時とそれほど違いはないかと思いますが、この3つだけはタイでは特に心掛けておくべきだと思います。