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タイの洪水は怖い?バンコクやパタヤ旅行での注意点
2011年のタイのバンコクでの洪水は、日本でもニュースで取り上げられましたよね。
実はタイのバンコクやパタヤでは、大規模ではない洪水は毎年の様に起きているんです。
その大規模ではない洪水も、飽くまで2011年の様な例と比較して大規模でないというだけで、笑って済ませられるレベルのものではありません。
基本的に水はけの問題で起きるので、バンコクの街中やパタヤの中心地など外国人が観光で行く場所も例外ではありません。
タイに観光旅行に来た時にも洪水にあう可能性はありますので、どのようなものか知っておく方が対応も出来て良いと思います。
タイ各地で起きる大規模ではない洪水とは?
では、大規模でなく日本では放送されないような規模の洪水と言うのはどの程度なのでしょうか?
タイの洪水の特徴
この時はタイの雨季で台風が来ていました。しかしその雨雲は尋常ではない雰囲気でした、、、、、、
朝から小雨は降っていましたが、いつもの良くある普通の雨の風景でした。それが午後6時ぐらいから空は真っ黒になり凄いスコールになります。
自動車も運転出来ないぐらいの豪雨と凄い雷の音で尋常ではないことを皆感じていました。
この日は朝から小雨が降り続いていたこともあって、スコールから僅か1・2時間で洪水となってしまったんです!
タイの洪水はスコールによる尋常でない降水量で、下水のキャパを超えたことが原因で起きるので、急激に水が溢れかえります。
日本のゲリラ豪雨による洪水と同じ原理ですね。
これがその時のパタヤの空の状況です、、、、、ゴジラが上陸しそうですよね、、、、 その後は雷が落ちてスコールが降り出しました。これもパタヤの空の写真です。
パタヤのビーチロードの状況
これはパタヤ旅行に来た人なら誰もが歩くビーチロードの状況です。
もう海と道に流れている水が繋がってしまっています。これも道と海が見えている写真です、、、 もう完全に道が川じゃなくて海になってますよね。
因みにこれはサードロードです。洪水の時にはピックアップトラックや4WDの車が大活躍です。
タイでステイタスのある乗用車のセダンなどは、少しの水で走れなくなってしまいますからね。
この洪水は、夜になっても水が引かない場所もありました。
洪水の水かさが増すのが早いので、自動車が避難し遅れて水没してしまうのは、普通の風景です。
当然、エンジンは掛からないので、後でレッカー車に引っ張られて修理に運ばれて行くことになります。
パタヤのメイン道路のスクンビット通り
これはタイの国道1号の大通りのスクンビットです。
そんな大通りさえももこんな状態になってます、、、、、というか実は洪水になりやすい通りなんですよね。
私も何度かスクンビット通りで洪水に巻き込まれ、途方に暮れたことがあります。
道の決壊も方々で起きていました。道が陥没して車が落ちています。
お店や一般の家の中にも床上浸水
中規模程度の洪水であっても、多くのお店や家にも浸水しています。
これは結構な被害額になりそうですね。
マッサージ屋さんもこの通り、、、、 家も床上浸水しています。
取り合えずベットの上などに物を乗せて、水から避難させています。 トイレはここまで浸水すると、もう浮力の関係から水は逆流して入ってきてしまいます。
警察や軍隊も参加する救助活動
消防・警察そして軍隊も出ての救助活動が行われます。
日本で見るような屋根で救助を待つ人達もいました。
壁を壊わしての洪水の防止策
タイでは泥棒避けのために、住宅地が壁で囲われていることが多いのですが、洪水になるとこの壁があるために水が流れていきません。
洪水の後は壊れた壁を見るのはこのためです。しかも個人の家の壁でも関係なく壊して水を流します。
壁に空いた大きな穴、、、、、、、、、悲しい風景です。
下水の蓋も水をより多く流すために開けてしまいます。
炊き出しなどのボランティア
タイでは信心深い仏教徒が多いので、タンブンと言われる徳を積む行為が一般的です。
これは一般家庭で炊き出しを用意しているところです。
運んで配るボランティアもミネラルウォーターのルート販売の車です。
炊き出しの品を集めていますが、普通に水の販売の途中で来ていますね。
洪水の動画
では、今度は動画でその情景を見てみましょう。
思っているより凄くないですか?
もしも観光旅行できた時にこんな洪水が起きてしまったら楽しい旅行は台無しですね。
旅行が台無しと言うより命の危険を感じますね。
これはソイ・ブアッカオの動画です。
観光客が多くいる場所ですが、通りではなく沼ですね。
ウォーキングストリートの風景です。
この日は殆んどのバーも開いていませんでした。
これはスクンビット通りです。スコールになるとスクンビットは洪水になりやすく、しかも渋滞が酷いです。
そのために、この動画の様に横道に逃げるんです。
洪水は良く起きるのか?
タイでは、洪水は日常的に良く起こるとも言えます。
バンコクやパタヤでは、1年に数回は中規模レベルの洪水は起きています。
雨季の9月から11月上旬ぐらいで起きることが多いのですが、他の時期に起きることもあります。
上にも書きましたが日本のゲリラ豪雨に近いです。
小規模の洪水に関してはバンコクでもパタヤでも年に3・4回は普通に起きていますね。た
だしこの小規模のひざ位までの洪水は引きも早いので、雨さえ止めば2.3時間で引いてしまう場所が殆どです。
このように急激なスコールで洪水が起きたときは、無理な移動をせずにノンビリと待つのが1番だと思います。
パタヤの洪水になりやすい場所
パタヤは本当に立ち往生になりますので、洪水になりやすい場所を知っておいた方が良いかと思います。
◆スクンビット通り
サウスパタヤ通りとの交差点から北に少し行った場所とジョムティエン側のマクロの前付近。この場所は確実に渋滞になり、まったく動かなくなります。
酷いスコールの時はスクンビット通りは避けるのが無難です。
◆サウスパタヤロード周辺
サウスパタヤ周辺は、本当に水が溜りやすい場所です。
毎年のように洪水対策の工事をしていますが、改善されたことがありません(涙)
◆セカンドロード周辺
セカンドロードも簡単に洪水となります。
ただ比較的早く状況は改善されて、水はなくなる傾向があります。
◆パタヤのビーチロード
街の水が流れ込むために、川のような状態になりやすいです。
流れが強く海に流れているので、危険なので気を付けて下さい。
◆ソイ ブアッカオ
多くの観光客がいる通りですが、ここも水が出やすいです。
水が溜るので水も汚いですね。
◆ジョムティエンのセカンドロード タラート前
ジョムティエンのイミグレーションの通りの入り口付近と言う方が良いですかね。
後はレストランのキッスの周辺と言う方が分りやすいでしょうか?
ここは驚くほど直ぐに洪水になります。ただ水は溜りませんので、直ぐに水は無くなりますので、短時間で終わりもします。
タイの洪水が凄い!バンコクやパタヤ旅行での注意点のまとめ
どうでしょうか?思っているよりも規模の大きな洪水が、頻繁に起きていると思いません?
パタヤに旅行で来た時に、このレベルの洪水に運悪くあってしまった時には基本的には何処かで休んで収まるのを待つのが良いと思います。
動画で見たと思いますが、あのレベルの洪水でさえも起きる可能性が十分にありますからね。
海外の旅は安全第一です。海外は日本とは違います。自分の身は自分で守らないといけませんからね。
そんな時は無理はせずにノンビリとビールでも飲んで、スコールと洪水が終わるのをゆっくり待つのが吉でしょう。