この記事の目次
海外で日本の本や雑誌・漫画を買う方法
海外にいてもインターネットのおかげで、日本と同じような生活が実現できるようになってきました。
日本のテレビも見れますし、無料で電話も出来るようになりましたし、チャットも出来ます。
このことは海外という日本と離れたところに暮す人間にとっては、本当にありがたいことですね。
本に関してもIT革命が起きました、そのおかげで現在は本を読む手段は大きく分けて2種類・紙媒体の従来の本と電子書籍に分類されます。
従来の本と電子書籍のそれぞれのメリット・デメリットを考えてみたいと思います。
今回は、海外で本を買ったり読んだりするのに、自分にとってベストな方法が何なのかを検証してみましょう。
従来の紙の本を海外で購入する方法を検証
先ずは旧来のペーパー媒体の本で購入することに関しての話ですね。
この実物の本に関しては、当然距離の概念が存在しますから、現在になってもほぼ昔と変わらないコストの問題と不便さがあります。
ただし実物を手に取って読むという行為には安心感がありますし、紙という媒体に愛着がある人もいます。
①日系の日本語の本を専門に売る本屋さんで買う
これは日本語の本を専門的に扱い、日本人相手の商売をされている本屋さんですね。
アジアだと紀伊国屋や東京堂です。昔と変わらず日本から運んできた分の運賃と手間賃がのっている為に、3割から5割ぐらい日本での値段より高くなっています。
◎陳列してある本を買う
本屋さんに在庫のある並んでいる本を見て買うことですね。
昔はこれが1番普通の入手手段でした。値段が高いことに加えて、選べる本の種類が限られてしまうのが欠点です。
◎在庫の無い本を取り寄せてもらう
その本屋さんで取り寄せて貰うという手段も昔からあります。
基本的には在庫の品と同じ値段で買えるお店が多いですが、取り寄せには早くて1週間前後・時間の掛かるところでは、3週間前後も掛かるため不便なことは否定できませんよね。
紀伊国屋の海外店舗は、下のサイトで確認できます
◎https://corp.kinokuniya.co.jp/location/foreign-store/
②アマゾンで海外郵送してもらう
アマゾンも海外に本を郵送してくれます。しかも早い!アマゾンのサイトでも2・3日で届くと書いてありますが、これが本当に届きます。
配送料も下がり、配送料7・800円ぐらいからあり+1冊の商品1点あたりの配送料となります。
当然ですが本の在庫に関しては最大級ですしね。
★受け取りの際の関税に関して
関税に関しては、前は受け取りの国側で税金が掛かる時がありましたが、今は関税先払いも出来てしまいます。
受け取る側の国に寄り、先払いか・後払いかが異なります。
◎関税先払いの国と料金
アジアの主要な国は基本的に関税は先払いになっています。不確定要素がなく、買う時に値段がわかるのは嬉しいですね。

◎関税後払い
これは本に限られた話ではないのですが、郵送物の受け取り時に税金の支払いを求められます。
ランダムに徴収される時とされない時があり、この傾向は分からないんですよね。税金を取られたら運が悪かったという感じです。
アマゾンのホームページで配送料も確認できます⇒アマゾン公式ホームページ

③日本に居る家族や友人に頼む
日本に居る家族や友人にお願いするということも出来ますよね。
◎持ってきてもらう
こっちに来る人にハンドキャリーで持ってきてもらう方法です。日本の価格で買えますのでコスト的には優秀です。
ただし読みたい本があるタイミングでたまたま人が来るかどうかですね。しかも本は重たいので運んでくれる人にも気を使います。
◎郵送してもらう
昔はこうして送ってもらうこともあったのですが、アマゾンなどの郵送費も下がってくると余りメリットがなくなってきたやり方です。
どの道、郵送料は掛かりますしその手間に対する気遣いが必要ですからね。

④現地の古本屋さんで買う
海外であっても日本人が多く住む、大都市であれば古本屋さんも存在します。
古本屋さんの在庫の中で読みたい本を探すことは出来ますが、欲しい本を探して周るのは難しいです。
電子書籍を海外で購入する方法を検証
電子書籍には距離の概念がありませんから、海外という日本から離れたところや日本国内でも離島などに暮す人には本当にメリットのあるものになります。
その本の発売日に値段も割高にならずに、標準価格もしくは割引価格で買えてしまいます。

①インターネットで買う
新品の本を電子書籍なら、海外に居ても発売日に買うことが出来ます。
ただ本のように所有権があるのではなく、本を読む権利を買うレンタルのようなイメージに近いです。
と言うのは、その電子書籍ストアが閉鎖した時には、その本を読める権利が継続しない可能性があるからです。
まぁ、その分通常の本より価格が安かったりするわけですし、所有権が欲しければ実物の本を買ってくださいということなのでしょう。
★代表的な電子書籍ストア
私はキンドルとブックライブを使っています。本に関しては、キンドルで漫画や雑誌はブックライブがメインですね。それにU-NEXTの電子書籍システムも使っています。
知ってますか?無料漫画マガジンコミコです。まだ無名の新人を使うことでコストを下げて実現したビジネスモデルなんですが、今は成功して何作もアニメ化することになっています。凄いですよね。
私は、”リライフ”と”ネト充のススメ”を読んでます。特に”リライフ”はオススメです。文庫本で売られているものが無料で読めるなんて驚きますよ。興味があれば公式サイトから。
ただ海外で使う人には少し問題があります。海外からキンドル端末を使うと5冊までしか買えなくなるという制限が掛かることがあります。
必ず掛かるわけでも無いようですが、もし掛かった時の対策は日本にいる誰かにログインして本を買ってもらうか、VPNなどを使って日本のIPアドレスからアクセスする必要があります。
VPNに関しては、おススメのNordVPNの登録方法と使い方を書いた記事がありますので参考にして下さい。


②家族や友人に自炊を頼む
紙媒体の本を家族や友人に頼んで家で、PDF化して貰い送ってもらうという手段もあります。
これには作業をする人がかなりの労力を要しますので、作業をしてくれる人がいるかどうかが大きなポイントになりますね。
本のPDF化を通称・自炊と言いますが実際にPDF化するには、1ページ1ページをスキャナー(スキャン機能付きプリンター)に通していきますので、非常に手間が掛かります。
これには本のPDF化専用のスキャナーもありますが、良い値段するんですよね、、、、、、さらに自炊するために本を裁断して専用のスキャナーを使えば、手間も掛からず綺麗に仕上がります。
これであれば労力はかなり軽減されますが、更に良いお値段がします、、、、、、 何冊ぐらい自炊すれば元が取れるのかなぁ、、、、、、
それにPDF化した本の扱いは注意が必要です。
自炊に関しては法的にはまだ整理しきれていないのでかなりグレーの部分があります。簡単に主流の考え方をまとめると、買った本の読む権利と言うのは1つしか存在しないので、複製は禁止という事になります。自炊してPDF化する場合は元の本は破棄しないといけません(これも意見が分かれています)。
またPDFをコピーして他の人に配るなどの行為もいけません。
当然、そのPDFを使って商売をすることは明確に禁止されています。図書館で本を借りてきて丸ごとPDFにする行為も意見が分かれていますね。
PDFの扱いに関しては、家族や限定されたグループのみで共有しても適法ですが、コピーをすることは違法になりますので気をつけないといけません。ただしこの話はまだまだ法的整理が仕切れてい無く色々な意見があり変わるところなので注意が必要です。
③本の電子化業者に依頼する
このPDF化という行為を請け負う業者に依頼することもできます。
1冊いくら(大体100円ぐらい)で頼みPDFなどのデータをダウンロードで受け取ったりUSBメモリーを郵送してもらったりしますね。元の本も裁断はされていますが、返送してもらうことも可能です。
この流れで良い点は古本を買うことも出来る点です。古本であればPDF化の1冊100円や200円のコストは古本と新品の価格差よりも低額なことが多いですからメリットは大きいです。ネットで買えば古本は安い物も数多くありますからね。
ただし法的には限りなく黒に違いグレーという感じでしかも依頼者も罪があるような意見もありますので、オススメは出来ません。利用することに関しては自己責任ということですね。
★電子書籍を読む為の端末
今はアプリがありますので、私のアイフォンでもアイパッドでも読むことが出来ます。当然アンドロイドのスマートフォンやタブレット端末も同じです。
小説などを長時間読むと目が疲れるので電子ペーパーの端末も悪くなかったですが、これも時代の流れの中での結論なので仕方ないですね。

海外で日本の本・雑誌・漫画を読む方法のまとめ
どうでしょうか?海外で本を読むのも、昔は割高で少ない在庫の本を買うしかなかったのが、大きくIT革命で変わりました。
このように本を読む手法も多くの選択肢が出来ましたね。
ですが、海外にいる人の場合は電子書籍を利用するメリットが非常に大きいのが事実ですから、早く慣れてしまって活用できるようになった方が良いと思います。
実際に本の発売日に紙媒体の定価以下で読めてしまったりすることもあったり、100円の古本を自炊して読めてしまったりするので、海外での生活が充実するのは間違いないことですからね。
どのような形でも構いませんので電子書籍を使えるようにするのはオススメです。
