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なぜホテルやカフェ・空港のフリーWIFIは危ないのか?情報を守るVPNの3つの対策
ホテル/カフェ/空港で使えるフリーWIFIは、非常に便利!
日本でもスマートフォンが普及したために、何処にいてもインターネットが使えるのが普通になり、海外にいるときもインターネットは手放せなくなっていますよね。
海外旅行に行けば、知らない土地だからこそ地図やガイドをチェックしたりしたいですし、メールやフェイスブックを使わない日があるなんて許せなくなっていますよね。
では、海外でインターネットを利用するのには、どのようにすれば良いのでしょうか?
その方法はいくつかあるのですが、1番簡単でコストが掛からないのは、ホテルやカフェ・空港で使えるフリーWIFIを利用することだと思います。
しかし実は一番簡単なこの方法には、注意すべき点があるんです。
今回は、ホテル/カフェ/空港のフリーWIFIの問題点とその対策方法を見ていきたいと思います。
海外でインターネットを利用するいくつかの方法
インターネットを海外で利用する方法はいくつかあり、その代表的なものは、この4つの方法になります。
- ①ホテル・カフェ・空港の無料WIFI
- ②携帯会社の海外パケ放題サービス
- ③レンタルWIFIルーター
- ④現地の電話会社の旅行者向けSIMサービス
実際の多くの人は、フリーWIFIと常時接続が出来るどれかを利用していると思います。それは通信速度や量制限そしてバッテリーの状況などの問題から、ホテルやカフェではフリーWIFIを使い、フリーWIFIが使えない場所で、他の手段を使う人が多いでしょう。
なので、海外でインターネッを利用する方法は、下の様なイメージになると思います。
①ホテル・カフェ・空港の無料WIFI
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②携帯会社の海外パケ放題サービス
③レンタルWIFIルーター
④現地の電話会社の旅行者向けSIMサービス
②、③、④のどれを選ぶかは、それぞれの利便性とコストから個人で判断して選んでいることでしょう。
①ホテル・カフェ・空港の無料WIFI
日本国内での利用を含めれば、誰もが一度は使ったことがあると思います。フリーなわけですから、これほど安価で気軽に使える方法は無いですよね。
この方法は、今回のテーマとなるので、後ほど詳しく説明したいと思います。
②携帯会社の海外パケ放題サービス
②の携帯会社の海外パケ放題サービスは、他のサービスに比べると料金が割高なことが分かってきていますから、昔に比べると随分と減ってしまっています。
どうしても電話番号での通信機能やSMSが必要な人は仕方ないですけどね。
③レンタルWIFIルーター
③レンタルWIFIルーターは、モバイルの携帯用小型WIFIルーターで、現地の電話回線を通じて手持ちのデバイスにWIFI接続します。
これにより普段使用しているインターネットに関する機能を全て持ち出せて、利用できます。
特にラインやメッセンジャーの様に通話も出来るようになったので、海外旅行期間の様に限られた期間内であれば、電話が出来なくてもこれで十分と考える人も多くなり、利用者が増えました。
④現地の電話会社の旅行者向けSIMサービス
④現地の電話会社の旅行者向けSIMサービスも、滞在する国にも寄りますが格安で充実のない様が用意されていることが多くあります。
日本の携帯はキャリア毎にSIMロックが掛かってましたが、最近はロックを解除することも出来る様になりましたから、SIMの入れ替えを行えば簡単にこのサービスを利用できるようになりました。
料金が格安なだけでなく、使い捨てのSIMなので返却やバッテリー管理などの手間が掛からないのも人気の秘密ですね。
ホテル・カフェ・空港の無料WIFIの特徴
ここでは、もう少しホテルやカフェ・空港での無料WIFIを利用してインターネットをすることに関しての説明をしたいと思います。
まぁフリーなわけですからコストパフォーマンスは抜群ですし、ホテルで利用できるのであれば便利なので、不満も出ないかもしれません。
先ずはちょっと思い出してもらいたいのですが、皆さんは、下に書いたよう事例をおこなったことがありますか?
- 空港でボーディングまでの空いた時間に、フリーWIFIを使ってメールをチェックした。
- 夕食を済ませた後に部屋に戻って、ホテルのフリーWIFIを使ってフェイスブックに書き込みをしたり、明日の予定先をネットでチェックした。
- カフェに入ってパスワードを貰ってフリーWIFIに接続して、コーヒーを飲みながらネットサーフィンをした。
- 駅のフリーWIFIからラインを使って通話した。
- ホテルでユーチューブ等の動画を見た
どうでしょうか?こんな感じのことをしましたか?
海外でインターネットを利用している人なら普通に誰でもありますよね。
でもこれは実はかなり危険です。
海外での空港・駅・ホテル・カフェのフリーWIFIの利用は危険が一杯なんです。
ホテル・カフェ・空港のフリーWIFIは危険なのか?
では、ホテル・カフェ・空港のフリーWIFIは、なぜゆえに危険なんでしょう。
実はこういったフリーWIFIというのは、誰もが自由に利用するものですから暗号化されていない無防備の状態で場合なんです。
つまり緩いセキュリティーしか掛かってないために、通信の内容が簡単に見られてしまう可能性があるということなんです。
ちょっと分かり難いかもしれませんが、これはWIFIにパスワードがされていないという意味ではなく通信自体(送信されているデータ情報)が暗号化されて、他人に解読されないようになっていないということです。
通信の内容が他人に見られてしまうということはそこで入力した、メールのパスワードやフェイスブックのパスワード、最悪の場合クレジットカードパスワードや銀行の番号やパスワードも盗まれてカードが使われてしまう可能性があり非常に危険なんです。
最近話題になるフェイスブックやツイッターの乗っ取りは、こういった手口でパスワードが盗まれているんです。
それはフリーWIFIを使わないでください、、、、、、、、、、って、そうもいかないですかね?それが可能なら1番安全ではあるんですけどね(笑い)
フリーWIFIを使う上で具体的な対策とは?
暗号化するVPN技術とは
上で説明したように、フリーWIFIは暗号化がされていないので危険なのです。ですから自分のパソコンで暗号化を行ってインターネットを利用すれば安全度が高くなります。
VPNとは正式にはVirtualPrivateNetworKと言ってトンネリング・プロトコルを使うことでインターネット上に仮想の、、、、、、、、、、って良いですね、難しくは。
えーー、簡単に言うとつまり通信自体を暗号化してしまうので見られたとしても暗号が解読できないために情報が盗まれることがないというものです。つまりVPNとはフリーWIFIで誰かがデータを盗み見たとしても、通信の内容を暗号化して見られても分からないようにしてしまおうというものです。
これを自分のパソコンに入れてしまえば、もう安心!というわけです。
では、VPNを使うための代表的な3つの方法を紹介しましょう。
①無料VPNサービスを利用する
オススメ度 ★★
日本の筑波大学の学術プロジェクトが試験的にVPNを無料で提供していて、そのVPN-gateが無料VPNサービスの中では1番安心だとは思います。
とは言え、基本的にボランティアで運営されていますので、自分で調べて設定をする必要はあります。でも無料ですからね、自助努力があるのは当然ですよね。
知識があり自己防衛できる人は無料VPNは良いと思います。
筑波大学の学術プロジェクトのアドレス:http://www.vpngate.net/ja/
②VPN機能を持ったルーターを日本に設置する
オススメ度 ★
日本にVPN機能を持ったルーターを置き、プロパイダーの契約がしてあれば問題なく使えます。安全性は高いと思います。
ただしVPN機能を持ったルーターも安くはないのが最大の問題点です。
今は有料の接続業者のVPN使用料金が安くなったということを考えると、短期旅行を定期的に続けていく人で、日本にインターネット環境を常に持っている人にはお勧めできる方法です。
③有料のVPNサービスを利用する
オススメ度 ★★★
有料のVPNサービスも昔に比べると利用料が随分と安くなったので、このサービスを利用するのがオススメです。
経済性とで安全性のバランスが取れている良い方法だと思いますし、自分でも加入してますが今のところ特別な不満はないですね。
ただしこのサービスは定期的もしくは長期で海外に行く人にはお勧めですが、短期で1回のみ海外旅行に行く人には合わないと思います。
とは言え、日本国内でもフリーWIFIを使うのであれば同じ様に危険があるので、利用すべきですけどね。
おススメの有料VPNサービスは、NordVPN
Nord VPNは、パナマに所在地がある海外のVPNサービスですが、日本語対応をしているので、言語に関する不安は皆無です。
強力な暗号化と完全な匿名性をウリにしていて、アクセススピードも全VPNサービスの中でもトップレベルにあり、非常に評判の良いVPNサービスです。
しかも月々の料金は色々あり、1ヶ月プランがUS$11.95ですが、2年契約では、月に換算してUS$3.49となり、約400円と格安なんです。
詳しくはこちら⇒日本公式サイト【Nord VPN】
NordVPNの料金体系に関して
NordVPNの料金体系は為替などの影響を受けるために随時変更されています。支払いのプランも良く変更されるので、具体的な料金は異なる可能性があるので、実際の公式サイトで確認してください。
NordVPNの料金体系は、3つのコースから選択することになります。
料金体系のベースは、毎月支払いをする月払いプランの1,256円です。
最長の2年プランの料金を月払いに換算すると、実に69%も割引となり、約400円ですから、VPNサービスの中でも最安値の方になります。
◎コース①:2年プラン
- 2年毎に10,407円請求
- 月に換算すると385円
- 月払いに対して68%の割引
◎コース②:1年プラン
- 1年毎に6,202円の請求
- 月に換算すると517円
- 月払いに対して58%の割引
◎コース③:月払いプラン
- 毎月に1,256円請求
- 月に換算も同じ1,256円
- 月払いは割引なし
月払いで毎月払うのも良いですが、長期でVPNを利用する人は、2年契約で支払えばかなりお得です。この2年プランが凄すぎなんです!
もし月払いで1年加入した総支払い額は、合計15,072円です。これが2年契約だと10,407円です。
更にNordVPNが3か月無料などのサービスが時期によってあったりもします!
詳しくは下の記事を読んでみて下さいね。
海外のカフェ・ホテル・空港のフリーWIFIは危ないのまとめ
どうでしたか?海外のフリーWIFIが危険だということを理解できたでしょうか?
今回紹介したVPNサービスを使っていれば、フリーWIFIやパブリックWIFIでも情報が解読される可能性は無いですから、クレジットカードの急な支払いやネットバンクからの振込みを行っても大丈夫です。
もちろん夜のホテルの部屋で、フェイスブックにログインしたりや動画をゆっくり見ても良いです。
後はどのVPNサービスを選択するのかはご自身で判断してください。
私は自分の状況と値段・難しさ・安全性などを考えると有料のサービスが良いと思い利用しています。
実際設定も簡単なので、ネットのスキルも求めてこないですしね。
当然ですが、フリーWIFIを使わずにレンタルのポケットWIFIやパケホーダイを利用しても問題は無いですよ。
今回の記事は、海外でのホテルやカフェのフリーWIFIを安全に利用する方法を説明しました。
短期旅行であれば、筑波大学の学術プロジェクトの無料のVPNでも良いと思いますのでセキュリティーを掛けてインターネットを安全に利用してくださいね。
楽しい海外の思い出が嫌なものにならないために、準備をして海外に出発するようにして下さいね。