タイでバイクと車の強制保険と税金の支払い方法と車検
タイでも車やバイクには1年ごとに税金と強制保険(日本で言う自賠責保険)を払わないといけません。そして年式が古くなると車検も必要となります。
タイだとボロボロの古い車や本当に大丈夫か?と驚くほど壊れた個所のある車が走っているので、車検が無いと思っている人もいるのですが、そんなことはありません。
決められた項目の検査をして合格しなければ、当然公道を合法的に走ることが出来ないです。
まぁ実際は登録されていない車や車検もお金で解決しているケースも多々あるので何とも言えない部分があるのは事実なんですが。
今回はその支払いをパタヤの陸運局を例にしてする方法を書きたいと思います。
バイクと車の強制保険と税金と車検
バイクと車の自賠責保険と税金の具体的な手続きは陸運局で行うことになります。
今回は税金と強制保険の支払いをするために行く話ですが、タイの免許の取得や更新また国際免許からタイの免許への書き換えなども同じ場所になります。
税金と強制保険の支払いは、バイク屋さんや自動車ディーラーなどでも手続きは可能なのですが手数料が掛かります。
それに依頼すると車検証を預けた上で約1週間程してからまた受け取りに行かないとといけないんです。この2度も足を運ぶのが手間なんです。
そう考えると自分で陸運局に行けば自分で手続きをするので手間と時間は少し掛かりますが、1度で済ますことが可能です。
トータルでみれば時間も掛からずに安いということになると思いますのでオススメですよ。
手続きに関しては満了日の90日前から可能です。
必要な書類は
必要書類は、車両登録証(タビアンロット)と現金です。それにプラスしてあるほうが良いのは、ここで期限が切れる自賠責保険の証券です。(無いならないでもOKです)自賠責の保険は陸運局の中か、その前に加入可能な店舗が必ず出ていますのでそのまま陸運局に行くので構いません。
タビアンロットはバイクはグリーンで自動車はブルーの表紙になります。
バイクのタビアンロットの実物は下の写真です。すみません、ボロくて、、、、、、、
因みにバイクのこの登録証はカラーコピーを取ってバイクにはコピーを積んで本物は家に置いておくことをオススメします。そうすればもしバイクが盗難されたとしても登録証がないと売るのが難しくなるので出てくる可能性がちょっぴりだけ上がるからです。
まぁ本当の盗難のプロなら登録料なんかなくてもどうにでもしちゃうんですけどね。
税金の納付期限とは
バイクでも車でもこのステッカーを見たことがあると思います。これが税金の有効期間の証明書になります。
車体に貼るか所有しておく義務があるために検問で停められると警察は先ずはこのステッカーの有効期限を確認しています。
税金を納めると新しいステッカーが発行されますので、直ぐに張り替える様にしましょう。
タイの車検制度とは
タイにはバイクも車も車検があります。
ただしバイクの場合は新車から5年目以降からとなり、自動車の場合は7年目以降から毎年車検が必要になります。
車検とは言っても日本の様な厳正なものではなく簡単なものですので自分で持ち込んでもそれ程難しくはありません。
車検は陸運局に持ち込んでも出来ますし、公認の工場で検査だけして貰い承認の書類を貰い陸運局に持って行くことも可能です。
車検用の検査が可能な工場は↓のマークが掲げてあるので分かると思います。こんな感じで⇩工場にあります。
こんな風に張ってあったりもしますから、直ぐに分ると思います。
車検の検査項目は、ブレーキの機能やメーター類の誤作動・ライトの点灯や光軸の狂いといった簡単な項目となりこれらは目で見て異常が無ければ問題ないでしょう。
一番問題が出るのは排ガスチェックですかね。規定数字を超えていたら通らないですけど、まぁ普通は大丈夫ですけどね。
この車検の検査ですが、2017年には厳格になっていました。
実は私はスクーターをちょっとだけカスタムしてたりするのですが、昨年は全く問題なかったのに今年は引っ掛かりました。
その為に3か所かの公認指定工場に行きましたが、その場所により指摘された箇所が異なりました。
その指定箇所は以下の点でした。
- インナーカウルのカラーがタビアンと異なるので元に戻す必要があり
- マフラーが交換されているので、純正に戻す必要があり
- マフラーは戻さなくてもいいが音が少し大きい
- ポジションランプの色が違うので戻す必要があり
公認工場では写真を撮って送るために適当には出来なくなったという話でしたね。
結局、バイク屋の公認工場で通したのでその工場でマフラーを純正に交換して記録を取り、その場で元に戻すという流れで通しました。
インナーカウルの色違いは担当者が同じカウルを後塗りしているとサインするからokということになりました。
しかしマフラーやライトは規制されても仕方ないかなと思うのですが、ボディーカラーが違うから車検が通らないってどうなんでしょう?
ボディーカラーが違っても、安全性や運行上には何も問題ないですよねぇー。
理解できないですけどね。
車検証明書の発行料金
車検証明書の料金は、バイクは60バーツ、車は車両総重量2000kg以下は200バーツ、2001kg以上は300バーツです。まぁビックリするぐらい安いですよね。
もし落ちても再度持ち込んで再検査することもできます。その時に同じ工場だと50%割引だったりするところもあります。
パタヤの陸運局への道順
では先ずは陸運局に向かいます。
バンコクーパタヤを結ぶモーターウェイ(セントラルパタヤとノースパタヤの間に位置するスクンビット通りから立体交差で分岐する道です)をバンコクに向って走ります。こんな感じですね。
結構飛ばしますのでバイクの時には路肩近くを走りましょう。10分、15分走ると先ずはこんな看板があります。 その直ぐ先に左に分岐します。ラヨンの方面(ルート36)です。
こんな感じで左に向かいます。
するとまた直ぐに分岐しますので、また左に進みます。
左手にはインターナショナルスクールの校舎が見えます。
すると右側に本線が見えてきます。
左手にはインターナショナルスクールの正門があります。
本線に合流します。
本線に合流して直ぐに小道があります。ここを左折します。
曲がるとこんな田舎道になります。真っ直ぐ進むと右手に2本道がありますが、そのまま直進。
5分もしないで到着します。
これが陸運局です。こっちの手前は出口です。
正面にはこんな感じで路中の車が停まっているので分かると思います。
奥が入り口になります。これが陸運局の建物です。
建物の前がバイクの駐車場です。
車の駐車スペースも余裕がありますし、もし空きがなくても田舎なので路上駐車も出来ますので駐車で困ることはありません。
車検が必要な車両はここで検査を行います。隣には途中で見えたインターナショナルスクール が見えています。奥は自動車免許の路上試験のコースがあります。 建物に入るとこんな感じです。結構綺麗で日本もお役所は味気ない建物ですから余り変わりないですよね。 これがインフォメーションになりますので、ここで今日の趣旨を説明して下さい。建物に入って直ぐの左手にあります。
このインフィメーションの人は基本的に英語が話せる人だそうです。先ずは10番窓口で強制保険を払います。
テキパキと自賠責保険の支払い手続きをしてくれます。これが自賠責保険を入れるケースです。雨にぬれても大丈夫なビニール製のケースとかに入れてくれれば良いのに。
これが新しい自賠責保険の保険証です。レシートと証券が兼用というタイプです。
保険金額は323.14Bでした。まぁ、324Bです。証券を2分割にしてアップにしますね。
ただこのレシート証券は感熱紙ですかね?これは去年の証券なんですが、もう読めなくなってきています。内容は一緒だから加入の確認さえ出来ればいいのでしょうがけど、、、、
このレシートも渡されます。これが自賠責保険(強制保険)を支払ったという証明です。
これは2016年度の強制保険の証券です。感熱紙のレシートからすると凄い進歩で驚きました。これは自動車の強制保険になります。保険料は600バーツになります。またインフォメーションに戻り、自賠責保険を支払ったことを伝えると順番待ちの番号札が渡させます。それがこのナンバー用紙です。
これが番号の呼び出しボードです。受付中の番号と窓口の番号が表示されます。まぁ日本と同じですね。
これは書類の書き込みの机です。書類の記入例が貼ってあったりボールペンに紐が付いていたりまったく日本と同じですね。バイクと自動車の税金の支払い窓口は3番窓口になります。こっちの窓口はナンバーの受け取りや内容変更の手続きの窓口になります。
順番がきたらこの人のように窓口に行って、登録証と先ほど渡された自賠責保険の支払い済みのレシートを渡します。
そして税金(バイクは100B)を支払い、登録証にその記録を記載して貰います。
車は納税額は排気量の大きさで算出されます。600cc以下は1CCを0.5バーツとして計算して、601cc以上1800cc以下は同1.5バーツ、1801cc以上は4バーツとして計算します。この3つを合計した数字が納税額と言うわけです。最後にこのステッカーを渡されて全て完了です。これをバイクに張ることが義務付けられてますので古いものと張り替えてくださいね。
まぁでも実際にはケースにしまっていたり、メットインボックスにしまっていても警察から文句を言われることは無いですね。因みに運転免許証の更新で来た人は、入り口の右手に設置されたこの待ち番号の発券機で番号を取り順番に2階へ上がります。
私もここで更新しましたが、2階は運転免許証関連のみとなっています。順番が来るまでは1階で待っていましょう。 番号の提示版です。
この階段で2階に上がっていきます。
陸運局のオープンの時間帯になります。ただし用事の内容によりもっと早く受付を終了するものがあると思います。これは要確認と思ってください。
納税の手続きに関しては15:30まででしたので気を付けて下さい。
でもタイでも日本でもそうですが、お役所の手続きに来る時は混み具合や不備のフォローを考慮すれば、午前中の早い時間に来ることが最善だと思います。おぉ!自動車学校の宣伝・看板が出ていますね、素晴らしい!
あっ?なぜ素晴らしいかと言うとタイでは昔は自動車学校って成立しなかったんですよ。検査官に袖の下のお金を渡すと免許が貰えたんですよね、試験なんてしないでも。
その賄賂の金額が自動車学校の費用より安いんでビジネスが成立しなかったんです。しかも検査官もお金を渡さない人は合格させないなんてこともあったとかなかったとか、、、、、そんなことしたら賄賂の強要ですよね、、、、
それから考えると健全な社会になってきていますね、タイも。良いことです。因みに自動車学校は公認ではないので、教官の指導で練習をして合格レベルに技術が達したと判断すると陸運局試験に来る。もし落ちたらまた練習をして試験を受けなおすという流れです。時間制での料金だったり、合格するまでの定額だったりコースが色々あります。
タイも健全化が進んで技術的には勿論交通ルールを知っているまともなドライバーが、これから増えてくれることを期待したいですね。
タイでバイクと車の強制保険と税金の仕組みと支払い方法のまとめ
どうでしたか?難しくはないので自分で出来そうでしょう?
私の場合はバイクを弄ってしまっているので一手間かかりますが、ノーマルであれば何も問題ないでしょう。
バイクの費用は自賠責保険料(強制保険)が324バーツで税金が100バーツの合計で424Bでした。これを前回にバイク屋さんに頼んだときには600Bか650Bか、それぐらいだったと思います。
車は、自賠責保険料が600バーツと税金1654バーツの合計2254バーツでした。
まぁ金額の差よりも2度もバイク屋や車屋に行くぐらいなら1度に済ませてしまったほうが良いですからね。
実際に行ってみれば難しくないですから時間も費用も節約できると思いますよ。
記事の初公開日:2016年8月15日 追加改定日:2017年8月06日
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