トラブルを避けるためにタイの観光旅行で気を付けるべきマナーとルール
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タイに海外旅行に旅行に行った時に当然ですがタイにはタイのマナーやルールがあり外国人とは言ってもマナー違反があればタイ人は不快に思いますよね。
もしロングステイなどでタイに住んだりすればタイの人と接っする機会が増えますから更に気を付けないといけません。
それはタイのマナーやルールを知らなかったで済むこともあれば、それでは許されないこともあるからです。
特に日本人に関してはタイ人も仏教徒だと知っているので、白人に関してはクリスチャンなので仏教のマナーを知らなくても仕方ないと見られるのに対して日本人はそうはいかないのです。
海外旅行は他の国にお邪魔するわけですから、最低限のマナーの知識を持って周りの人から顰蹙を買わない様にしないといけませんね。
今回はタイのマナーやルールを見ていくことで、外国人として失礼のないように気を付けていきましょう。
タイの観光旅行で気を付けるべきマナーとルール
日本人がタイ人から見て外国人とは言ってもやはりタイの常識的マナーとルールは守るべきでしょう。
特に気と付けるべき点について説明してみたいと思います。
1.王族や仏教に関することのついて
先ずはタイの王族や仏教に関するマナーやルールを見ていきましょう。

王族に関することの悪口は言ってはいけない
”王族の悪口は言わない”これは外国人にも適用される絶対的なルールです。
実はタイには不敬罪があり王室批判を行えば警察に逮捕されてしまいます。
因みに密告に関しても懸賞金が出ますからタイ人も誰が本当に信用して良いのか分からなくて怖いんですよ。
それと実際にタイの国民は王族を本当に敬愛していますので、他国の人間が気軽に口にして良い話題ではありません。
映画が始まる時の国王の賛美歌では起立する
タイでは映画が始まる時に国王の賛美歌が必ず流れそこにいる全員が起立します。
外国人とはいえ周りの人と同じように行動して起立してくださいね。
下の動画は映画館で流れる国王賛美の映像です。
国歌が流れたら立ち止まらないといけない
この様な注意しなければいけない行為がタイではもう一つあり、朝8時と夕方6時になると街中でスピーカーから国歌が流れてくることがあります。
この国歌が聞こえたならば、その場で直立不動の姿勢を保ち国歌が終わるまで待たないといけません。
大勢の人が居る場合にはあまり厳密に守っていない人もいますが、外国人としては本来のルールを守るべきだと思います。
映像で見ると⇩こんな感じです。
正装が必要な場所(お寺や王族関連の建物等)に行く時は、肌を見せる服装を控える
お寺や王族関係の建物では、肌の露出は控えなければいけません。タンクトップやノースリーブなどの肩が出るものや短パンで行くことは止めましょう。
特に女性は気を付けないといけません。
もしお寺で注意された時には無料で衣服を貸してくれたりもします。
女性はお坊さんに触れてはいけない
タイの小乗仏教では女性は不浄な者であり、修行をされているお坊さんには触れることは出来ません。
女性に触れてしまうとお坊さんが今まで積んできた徳が全て飛んでしまうと考えられています。
タイのお坊さんは当然結婚も出来ません。
女性は仏像などにも触れられない
タイの家庭には小さな仏像が祭られていることもあります。この仏像の移動の際などでも女性は触れることが出来ないため、男性が行います。
ただしお寺で仏像に金箔を貼ったりするのですが、それは特別OKなのだそうです。
バスや電車などではお坊さんには席を譲る
バスや電車などでお坊さんが乗ってくることもあると思います。この時はお坊さんに席を譲ってあげてください。
これは基本的なルールになっています。
この席を譲るというマナーに関しては日本よりもタイの方がかなりすすんで行われます。
日本と同じように老人や妊婦さんなどにも席は譲ってあげるだけでなく、小学生ぐらいの子供や荷物を多く持っている人にも当然の行いとして席を
人の頭を撫でない
特に子供や赤ちゃんの頭は撫でないで下さい。
頭は人の1番高い位置にあり天界と繋がっていると考えられています。
頭を撫でるとこれを遮ってしまうために良くないと考えられています。
足の裏を人に向けない
人の部位で足の裏は不浄です。
その不浄な部分を人に向けるのは失礼なことですので気をつけましょう。
2.食事に関するマナーとルールについて
麺類を食べるときに麺をすすって音を立てることはマナー違反
日本人はお蕎麦やラーメンは音をたてて食べますがこれは違反ですね。
これはお行儀が悪いとタイ人には嫌がられますね。
日本人でくちゃくちゃ音をたてて食べるのと同じことのようです。
でもこれは癖になっていて、ついやってしまうんですよね。
食器は持たない・口を付けない
スープを飲むときはスプーンや蓮華を使いましょう。
麺類のスープを飲むのに器を持って直接飲むことはしません。
器を高く持って飲み干すなんてことをすると驚かれますよ。
エアコンが効いている場所は禁煙
レストランなどはそうですが、基本的にエアコンが効いている場所は禁煙になります。
3.アルコールに関しては規制あり
アルコールに関してはレストランやバー・販売に関しても規制があり禁酒日もあります。
禁酒日とは国が禁酒を法的に定めていて破れば罰則のある日で、通常は禁酒日と表現していますが厳密に言えば禁酒日では無くアルコールの販売の禁止と騒音を普段から使っているカラオケやバーの営業を禁止している日です。
家で静かに晩酌をしていることは、法的には問題はありません。
タイでは多くの国民が仏教徒であり国王も仏教徒であるために仏教の重要な祭典日には法律で禁酒日を設けています。
また選挙日も禁酒日となりますが、これは選挙権を持たない外国人は対象外となります。
販売禁止が守られているか調べるために警察が土曜の夕方に街を周っていたりもしますし、かなり厳格に守られていてバーやクラブなどは閉店しています。
スーパーやコンビニエンスストアもアルコール関係のコーナーは布が掛けられていたりし冷蔵庫の扉には説明の張り紙が丁寧にタイ語と英語で書かれていたりして、何を言っても売ってくれない印象です。
これはスーパーやコンビニエンスストアはポスレジを使用しているために販売時間が明確に記載されてしまうためだと思います。
そのため小さな昔ながらのお店は多少の融通が通じたりはするようです。
どうしてもと言う時にはこういったお店を狙ってみると良いかもしれません。
それとホテルのなかにあるレストランやバー・ルームサービスは外国人も多く宿泊しているということもあり、アルコール販売に関しては各ホテルで独自判断をしているようです。
逆に言えばホテルでもアルコールの販売をしていない可能性もあります。
因みに誤解されている方もいますが、タイには国教はありません。
国王自身は仏教徒ですが、あらゆる宗教活動を認め国王が各宗教の保護者になっています。
国教をあえて仏教としなかったこの様な姿勢がプーミポン前国王が多くの国民から敬愛されている大きな理由になっているのだと思います。

選挙の前日及び選挙日当日
これはお酒に酔った状態で選挙に行くのは不誠実なためと書き間違えたり飲酒運転をしたり飲みすぎて選挙に行かず投票率が下がってしまうことを憂慮しての措置ですね。
確かにタイ人の性格を考えると正しい判断ではないかと思います。
選挙日の前日午後6時から選挙日の当日0時までが酒類販売禁止・禁酒日となります。
不在者投票日がある場合の選挙においても同様に禁酒日となります。
選挙は上院と下院選挙やバンコク都議会選挙や都知事選挙を実施する可能性はあります。
解散や辞任等で選挙となる場合は急な日程となるために新しい情報は常に把握しておくべきと思います。
本来は外国人は対象外(選挙権がない人)なので、レストランなどで出してくれる場合はOKです。
でも自主的に選挙だからださないと外国人にも出さないお店も多いですね。
とは言え、バーなどはしまっているのが実情です。
バーなどは当日の0時になるのを待ってお酒を出すお店も結構あります。
売り上げを考えたら当然ですね。
王族や高僧の服喪期間
王族やお坊さんで位の高い方がなくなった時には服喪期間を禁酒日とすることがあります。
禁酒日は服喪期間のうちの数日でありその亡くなった人の位によって決められています。
禁酒日に準ずる日
12月5日の前国王誕生日と8月12日の前王妃誕生日は、昔は禁酒日として法的に禁止されていました。
現在は法的には禁止されていないのでアルコールの販売や購入は可能ですが、自粛する店は結構あります。
タイの禁酒日のスケジュール
では実際のタイの禁酒日スケジュールになります。
2月22日 マカブーチャ:万仏祭
禁酒日
釈迦(シャカ,ブッダ)のもとに1250人の弟子が偶然集まったという伝承を記念した祭りです。
5月20日 ヴィサカブーチャ
禁酒日
6月の満月の日です。
仏陀の誕生と悟りと入滅した日になります。この3つの奇跡が重なったことから仏教では最も重要な行事の日となります。
7月19日 アサラハブーチャ
禁酒日
旧暦の陰暦8月の満月の日に仏陀が悟りを開き弟子達に説法を説き、”仏、法、僧”の3宝が成立したとされ日の祝日。
7月20日 カオパンサー
禁酒日
この日から3カ月の雨季の間、僧侶達が篭もり修行を行います。
奉納の儀式も執り行なわれます。
オークパンサまでは、外出禁止となるため、お坊さんを街では見なくなります。
官公庁はお休みとなります。
4.チップに関するルールについて

チップは要らないレストランが多い
元々はタイにはチップの習慣はありませんでした。
大衆食堂や屋台では今でもありません。
サービスチャージのあるお店は要らない
中流・高級店は逆にサービスチャージが10%初めから会計に含まれていることが多いです。
会計の内容が食事の料金+サービスチャージ10%(チップ)+消費税VAT7%となるところが殆どです。
この時にはコインを残すだけで問題ありません。
たまにサービスチャージが含まれていないお店もありますので、その時は会計の5%前後置くようにするのがスマートだと思います。
ベルボーイなどには20B
ホテルで荷物を運んでもらったり、駐車場で車の案内をしてもらった際などにもチップを渡します。
こういったときは基本的に40B~50Bを渡しておけばOKです。
トラブルを避けるためにタイの観光旅行で気を付けるべきマナーとルールのまとめ
簡単にタイでのマナーとルールを書きました。日本人は仏教徒なのに非常にマナーが悪いと思われないように気をつけましょう。
外国人として居させていただいている以上こちらが合わせるのが最低限のマナーでしょうから。
それと最後になのですが、挨拶はタイ式の挨拶”ワイ”をしましょう。マナーではないですが、これだけでもタイ人は喜んでくれます。
やはり自国のことを理解しようとしてくれる姿勢が嬉しいのだと思います。
結局のところ、マナーは気持ちです。
相手の心情をいたわり尊重する気持ちを持って接していくことが最も大切なことなんだと思います。
記事の初公開日:2015年2月27日 追加改定日:2017月6月19日
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