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海外旅行に行く際の出入国は自動化ゲートが便利
羽田や成田などから海外旅行に行く時に出国手続きをするイミグレーションに並ぶのって面倒だと思いません?
しかし今はこのことを解決する方法に”自動化ゲート”というシステムがあるのを知っていますか?
自動化ゲートはイミグレの混雑を解消する手段として導入されたモノです。
でも、、、、良い面ばかりではないようで、ちょっと利用には注意が必要です。
今回はその”自動化ゲート”のメリット・デメリットを検証して利用すべきものかどうかを考えてみたいと思います。
出入国の手続きの自動化ゲートの利用方法とその注意点
自動化ゲートとは?
法務省入国管理局が行っている新しい取り組みが自動化ゲートです。
人員的な問題を考量したうえで夏休みや年末年始のピーク時の各空港の出入国審査場が混雑する解決策として導入されました。
要は今までは人が手作業で検査していた出入国の手続きを事前に準備がしてあれば機械で自動的に且つスムーズに行えるというものです。
登録が必要なのですが、出入国時に同時に手続きが可能ですので時間的余裕と登録受付時間ないであれば誰でも簡単に利用出来ます。
実物の自動化ゲートを見てみよう!
出国ゲートを越えるとイミグレーションの横に自動化ゲートはあります。これが無人の自動化ゲートです。
指紋の登録をしておけばパスポートと登録した指紋があれば、入出国出来るものです。自動化ゲートの登録受付時間は、8:00~17:00となっています。意外と短いですね。
自動の機械なのに短いのは、人の目によるチェックを行っているということでしょうか?日本人のみと外国人も利用できる機械が分かれています。自動化ゲートモニターが付いていてモニターの指示にしたがって出入国手続きを済ませます。
自動化ゲートでの指紋の登録方法
自動化ゲートでの指紋の登録方法になります。すみません、ちょっと画面が小さくて見えにくいかもしれません。当然ですがパスポートを使っての登録になります。
これが指紋の登録方法です。なんか指紋を取られるのは楽しくはないですね。
これが実際に指紋の照合を行う機会です。
これって自動化ゲートとは言っても問題がある人が通ろうとすれば、すぐに職員に知らされて人が飛んでくるんでしょうね。
自動化ゲートの特徴は?
自動化ゲートのメリットとして夏休みや年末年始のピーク時でも自動化ゲートは比較的空いているために並ばなくて済むと書きました。
自動化ゲートの特徴は出入国の証印をパスポートにスタンプしないことです。
もし出入国の証印のスタンプ(証印)が必要な人は,自動化ゲートの通過時に職員に申し出れば押してくれるそうです。
ただ毎回職員を呼び出してスタンプを押してもらっていたら時間的な自動化ゲートのメリットは無くなってしまいますよね。
もう一つの特徴は指紋を登録しなければいけないことです。
外国人が日本に来る際に入国の条件として指紋を取られることがあり問題となってましたがそれほどに嫌悪感を感じる人も居るということです。
自動化ゲートの設置場所
各空港の自動化ゲートの設置場所になります。当然自動化ゲート自体がなければ利用できませんからね。
予算の関係なのかなぁ?
成田空港
- 第1ターミナルの各出国審査場・上陸審査場
- 第2ターミナルの各出国審査場・上陸審査場
羽田空港
- 中央の出国審査場・上陸審査場
- 北の各出国審査場・上陸審査場
中部空港
- 出国審査場・上陸審査場
関西空港
- 第1ターミナルビルの各出国審査場・上陸審査場
- 第2ターミナルビルの各出国審査場・上陸審査場
自動化ゲート利用希望者登録の受付場所と時間
自動化ゲートは初回に登録が必要です。出国時に登録手続きと出国手続きを同時にすることも可能ですし、事前に入国管理局で登録を済ますことも可能です。
空港内イミグレーション
成田空港
第1ターミナル出入国審査場中央ビル2階お客様ご案内センター隣
利用可の時間:8時~17時
第2ターミナル出入国審査場3階国際線出発ロビー北団体33番カウンター
利用可の時間:8時~17時
羽田空港
国際線旅客ターミナル3階出発ロビーAチェックインカウンターの隣 上陸審査場内
利用可の時間:8時~16時
各出国審査場内 利用可の時間:8時~20時
中部空港
出国審査場 利用可の時間:8時~21時,
出発口の外にある登録カウンター
利用可の時間:9時~16時(土・日・祝日,12月29日~1月3日を除く)
関西空港
第1ターミナルビル4F国際線出発ロビー(CIQ PRルーム内)8時~16時
第1ターミナルビル2F南北上陸審査場 利用可の時間:8時~16時
第2ターミナルビル出入国審査場 利用可の時間:8時~16時
第2ターミナルビル3F南北出国審査場 利用可の時間:8時~20時
入国管理局
東京入国管理局
2階再入国申請カウンター
利用可の時間:9時~16時(土・日・祝日,12月29日~1月3日を除く)
名古屋入国管理局
2階自動化ゲート利用者登録カウンター
利用可の時間:9時~16時(土・日・祝日,12月29日~1月3日を除く)
大阪入国管理局
3階審査管理部門:出入国担当窓口カウンター
利用可の時間:9時~16時(土・日・祝日,12月29日~1月3日を除く)
自動化ゲートに関する詳細の問い合わせ先
指紋登録などデリケートなものを含んだシステムですのでご自身で納得がいくまで考慮されて判断された方が良いと思います。
- 成田空港支局総務課 0476-34-2222
- 成田空港支局審査管理部門 0476-34-2211
- 羽田空港支局審査管理部門 03-5708-3211
- 中部空港支局審査管理部門 0569-38-7413
- 関西空港支局審査管理部門 072-455-1457
- 東京入国管理局審査管理部門 03-5796-7251
- 名古屋入国管理局審査管理部門 052-559-2112
- 大阪入国管理局審査管理部門 06-4703-2100
自動化ゲートのメリッとデメリットと注意点
ここでどうでしたか?まだまだ浸透してない感はありますが、自動化ゲートは大変便利なシステムだと思います。
ただしデメリットもあることを忘れてはいけませんとデメリットそして注意点を少しまとめてみましょう。
- 出国手続きをするイミグレーションに並ぶ必要なく手続きが可能
- 自動化ゲートの方が空いていることが多い
- 初回に指紋の登録が必要
- 出入国の証印がスタンプされない
ではこのような自動化ゲートを利用した際のメリットとデメリットはどのようなモノとなるでしょうか?
自動化ゲートのメリット
最大のメリットは何といってもイミグレーションの列に並ばなくても良いということでしょうね。あの入国待ちの列を見て正直ウンザリするのは誰もが経験あるとは思います。
バックパッカー時代の私もそうでしたが海外の国に多く行く人はビザと出入国の証印でパスポートの査証欄を使い切ってしまい増刷が必要となります。
増刷も1回のみ可能で、それも使い切れば新規にパスポートの作成をしないといけません。パスポートの発行にはお金が掛かり、パスポートは十年使えるものもありますから海外に良く行く人にはメリットがあります。
つまりパスポートの発行にはお金が掛かりコストが掛かりますから、コストパフォーマンスが向上するという訳です。
自動化ゲートのデメリット
デメリットもあります。
まぁ何か悪いことをする予定があるという人はいないでしょうが、犯罪者でもないのに指紋を取られてしまうのは気分の良いものではありません。
増してやここでマイナンバーが始まったわけですから連動して指紋も政府が握ると考えた方が良いでしょうね。
そしてメリットの裏返しとなるのですが、出入国の証印がスタンプされないことです。
これにより海外旅行保険の請求時に海外に行っていた証明書類としてパスポートの出入国スタンプのコピーと提出を求められているからです。
海外旅行保険を自分で申し込んだのであれば保険期間がハッキリしていますからまだ良いのですが、クレジットカードに付帯している海外旅行保険で利用条件が自動付帯の条件のモノは保険の適用期間が日本出国から90日間と定めらてていることが多いですから、これを証明する必要があるわけです。
その証明である出入国スタンプがないことになります。
海外旅行保険の請求では?
⑤パスポートの日本出入国スタンプ欄・署名欄のコピー
自動化ゲートをご利用の場合は、旅程表、航空券のeチケットの写し、
または、搭乗券の半券
上記にある様に出入国スタンプの代わりに、搭乗券や航空券のeチケット、旅程表等が必要とあります。
この書類の中でもeチケット・旅程表は再発行も作成も可能な書類ですので搭乗券の提出が最も理想的で信用度の高いモノとなるでしょう。
自動車の運転免許の更新時には?
海外に長期滞在をして自動車免許の更新や執行による再発行の際には、海外に何年滞在していたかに寄り特則が使えるときがあります。
そのケースでは、警視庁や都道府県の警察庁でパスポートを使って出入国記録を確認するのですが、スタンプがありません。
その時には、法務省から公式書類として出入( 帰)国記録を取得する必要性があります。
これが最大のデメリットとなりますね。
まぁ、それほど多くの人は居ないと思いますが、可能性がある人は止めておいた方が良いかもしれません。
自動化ゲートの最大の注意点
自動化ゲートの最大の注意点とは搭乗時に必ず搭乗券を持ち帰るということです。
私もそうですが今までは飛行機の座席の前のポケットに入れたまま出てしまうことが多かったとは思います。
しかしこれを持ち帰り帰宅して数日間は保管しておくことで海外旅行保険の請求などの際には大きな手間を省くことが可能となります。
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海外旅行の出入国での自動化ゲートの利用方法と注意点を説明のまとめ
どうでしたか?まだまだ浸透してない感はありますが、自動化ゲートは大変便利なシステムだと思います。ただしデメリットもあることを忘れてはいけません
自動化ゲート自体は大変便利なシステムなので、指紋の登録と出入国がないことの注意点をどう考えるかです。
注意点とデメリットを十分理解したうえで活用していきましょう。
デメリットを理解して、ボーディングパスを保管するなどすればイミグレで並ばなくて良いのは非常に魅力的ですよね。