タイのパタヤのある屋台の日本料理のお店が人気です
タイでは今、日本料理が大人気です。デパートやスーパーマーケットのレストラン街には日本料理屋は何店も入っています。そこでは昔はタイ人は食べないといわれたお寿司や刺身を美味しそうに食べる姿をごく普通の風景として見るようになりました。
そんなタイ人に大人気の日本料理ですが、遂に屋台で日本料理を提供するお店が登場しました。そしてこれが実に人気があるんです。よく店の前を通るのですがいつも席が埋まっていて待っている人もいるぐらいです。屋台だけに丸見えなので。
今回はそんなお店の紹介になります。
この記事にはメニューの全てを紹介してあります。訪問する前に注文を決める参考にして下さいね。
場所はタイのパタヤのサードロードにあります。ビーチからサウスパタヤロードをスクンビット通りに向って行くとサードロードとの交差点があります。角はトニーのスポーツジムとミティヨンというバイク屋のビルが建っています。そこを左折(つまり南へ)して徒歩で3分程度で右側にあります。
お店から見るサードロードの左右の風景です。セカンドロードからだと10分ぐらい掛かりますのでギリギリ歩けるかなという感じです。
屋台ですが看板が出ていますので分かりやすいかと思います。 お店の名前は、”スッヨウ ラーメンチャンピオン”です。スッヨウとは凄いという意味で”凄いラーメンチャンピオン”という意味です。残念ながらタイ語での表記しかありません。
屋台ではありますが、段々立派になって今は座席数も20席ぐらいはあります。外から見ても日本料理屋だと直ぐに分かる佇まいになっています。
タイ人の考える日本ぽいものを並べた感じですね。祭りと書かれたはっぴなんていかにもですからね。しかし前の英語でかかれた暖簾のようなものには、らーめん、刺し身と並んでタパンヤキと書いてあるんですが、、、、、、鉄板焼きの間違いかな?
屋台というよりカウンターみたいになってますね。
寿司ネタが陳列されて並んでますね。意外と本格的ですね。屋台なのに生ものがあるんですね。
日本語でも店名が暖簾に書いてあります。天頂ラーメンチャンピオン、、、、、、、、日本語ですよね?中国語?
えぇ!屋台なのに生け簀があるの!凄い本格的じゃないですか!
ん?、、、、、、、違った、、、、、、、水槽だね、これは、、、、、、
店内?座席を見てみましょう。ソコソコシッカリした椅子とテーブルで悪くはないですよ。席数もありますし、タイ人のお客さんで込み合っています。
お店のひさしの下での営業なので屋根もあります。この日はスコールが降ってきてしまい凄い豪雨になりましたが奥の席は雨漏りもありませんでした。通り側の席は雨が吹き込んで避難しましたから、雨が降りそうな時には奥の席の方が良さそうです。 提灯がさがり日本の音楽がかかる店内です。
屋台ですが、なんとテレビがあります。でも日本のTVが流れているわけではありませんでした
屋台ですから当然冷房はないのですが、なんと扇風機はあります。
氷って張ってますけど、メニューにはありませんでした。
このテレビは必要ですか?
ではでは、ここからはメニューを見ていきましょう。 屋台ですけどメニューの数は結構あります。こんな感じのパウチされたA3サイズで裏表にプリントされています。残念ながらメニューは全てタイ語でした。でも日本人なら写真をみれば全て分かりますから問題ないですよね?
、、、いえ、問題ありました。日本人でも写真では分からない品がちらほら、、、、、、
おぉ!これはお寿司としては安いですね。種類によって何個なのかは異なるようです。この写真ではまぁまともなお寿司に見えますね。
お刺し身も高くないですね。この値段ならタイ人も食べに来ることは可能ですから人気なのは分かりますね。
舟盛りで159バーツですか!舟盛りなら豪華に頼んだ気分ですが159バーツなら安いですねぇー。後は美味しいかどうか、、、、、それが1番難題ですが。
オムライス59B,餃子55B,てんぷら79Bですか、や、安い!カレーライス49Bは凄いな!カツカレー79Bですか、じゃあ30Bでカツがのるんだ。次回はカツカレーを頼みたいですね。カレーの味がどんなでしょう。
でもサーモンは高いですね。仕入れが高いですからね、仕方ないです。
ラーメンは各味59バーツですね。8番ラーメンよりちょっと安いぐらいですね。牛丼69バーツ、値段的にはOKですが、タイのリーズナブルな牛肉料理で美味しかったことが無いですよねぇ、地雷の予感びんびんです。
ドリンクはお茶と水ですね。コンビにより5バーツ弱高いだけですから良心的です。
しかし、うな丼もあるんですが、、、、これは冷凍の蒲焼をのせているだけですよね、たぶん。だからこそ逆に安く出来ないでしょう。まさか自分で焼かないですよね。
では、テーブルも見てみましょう。置いてある調味料は、日本仕様ではなく、タイのいつもの4点セットでした。
砂糖にお酢
唐辛子にナンプラー、タイの定番ですね。
これにタイ仕様の味の素のお醤油です。日本料理屋では見たことがありませんが、一応味の素なんですね。
先ずは、太巻き!美味しかったら家で真似て作ってみようかと思い頼みました。おぉ!きたきた、結構まともじゃないですか。
でも、、、、、メニューと違わない? この45バーツの写真です、、、、、、やっぱり大分違いますね。
まぁいっか!タイですからね。細かいことは気にしない。
おっ!でもけっこう美味しいです。ちょっとご飯が柔らかいかな。でも酢の味はしますね。タイ人は酢飯を嫌がる人がいるので殆んど酢を感じなかったりするんですが、ここは酢飯です。
こっちは鉄火巻きです。魚はサーモンかカツオか選べるとなっていましたが、やっぱりマグロの鉄火巻きですよね。
この味で39バーツならありだと思います。意外といいじゃないですか、この店。
わさびもありましたし。
次は怖いもの見たさの注文でとんかつラーメン!どうですか、この不健康極まりない組み合わせは!こんな最狂タッグ日本では見たことがありません。
どうですか?意外と良い組み合わせですよね、考えてみたらパーコー麺ってことじゃないですか、なら美味しいですよね。 おぉ!カツもラーメンと合うし、麺も柔らかすぎず悪くない!これは、、、、、と思ったら意外な伏兵が、、、、スープが、、、、味噌汁でした。
おい!なぜここまで作って、スープを味噌汁にしちゃったのよ。 そして次の一品が、、、、、、、、、そうです、そうなんです、これは、、、、、味噌ラーメンなんです。
もうお分かりですよね。写真を見ても分かりますね、、、、、、このスープは、、、、、
はい、そうでした、味噌汁でした。チャーシューもまぁまぁ美味しいし量もあるし、麺も悪くないだけに残念です。いえ、味噌汁としては美味しいんですよ。
でもでも、やっぱりラーメンのスープではないのかなって思っちゃったりするんですが、、、、、、、
最後の品がきましたよ、、、、、、これはなんでしょう!?
そうです、皆さん大好きな天丼です。タイ人のシェフが作りますからね、やっぱり味付けとか衣の感じとかは日本みたいには上手に出来ないですよね、、、、、
っておい!この姿は上手・下手って問題ではないでしょう!天丼になぜレタス!なぜカニカマ!なぜ海草!わざわざコスト掛けてクオリティーを下げるってどうゆうことっ!
でも、冷静になって考えてみると私はこの料理を知っていました。タイ企業で日本食品を扱う有名企業”おいし”のレストランの味です。日本人が驚く日本料理も多くあるレストラン”おいし”ですが、タイ人受けは良いんです。そう、つまりタイ人好みに変えた日本料理なんです。
この天丼もてんぷらだけでは地味なのでレタスをのせ、タイ人が好きな日本の食材カニカマと海草をのせて豪華に見せているんでしょう。そしててんつゆではなく照り焼きのようなソースがかかっています。これがタイ人好みの天丼なんです。
考えてみると私達日本人もスパゲティーにたらこや明太子、納豆などをソースにして美味しいと食べているわけです。納豆スパゲティーなんて本場のイタリア人が見たら驚愕の食べ物に違いません。そんな暴挙を日本人は繰り返してきたことを考えると日本人の常識ではありえない海外仕様の日本料理は受け入れないといけないのではないでしょうか、、、、、、
なんて思い食べてみます。うん、まぁ、美味しい、、、、、、えっ、ほんとです、本当に美味しいです。場の空気を読んでのコメントではないですよ、芸人じゃないですし。
いやいや、本当に美味しいです。確かにこれは日本料理?って引っかかるものはありますよ、でも料理単体としては美味しいです。それに値段が値段ですからね。
まとめ
今回の会計は合計で水も頼んで290バーツでした。安くないですか?この値段ならありですよ、このお店は。タイ人に大人気なのがわかりますね。
ラーメンのスープが味噌汁なのは残念でしたが他のスープはどうなのか気になります。天丼は硬く考えなければ普通に頼んでも良いレベルに美味しかったですよ。私はまた食べにきたいと思います。次は先ずカツカレーを頼みたいです。
タイ人好みの日本料理なので全てがアタリとはならないでしょうが意外な発見も楽しむ意味で食べに来たいですね。安いですから、ハズレでもネタとして笑って許せますよ。
どうですか?皆さんもタイ人が考えたタイ人のための美味しい日本料理を低コストで楽しんでみませんか?(シャキーン)