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日本に来た観光客数の国別ランキング
日本政府観光局の日本に来た外国人観光客数からランキング
日本が観光立国を目指すとしてから確かに日本に来る外国人観光客数は鰻のぼりで伸びています。世界的な日本食ブームなどもありますが、ビザの免除や円安など多くの要因が追い風となりました。
特に東京オリンピックは大きなインパクトになり東京オリンピック開催までは少なくとも日本に来る観光客数は伸び続けるのではないかと言われていますね。
秋葉原や東京の都心部でドンキホーテなんかに行くと中国人や韓国人、またはタイ人などの東南アジアの人が大人買いをしている光景を目にするのは日常的になりました。
では実際に日本に来ている外国人は何処の国の人が多いのでしょうか?
増えてきたと感じるアジアの国の人達は本当に多く日本に来ているのでしょうか?
今回は日本政府観光局の資料から日本の観光に来る外国人の観光客数をランキングにしてベスト10を紹介したいと思います
番外編
ちょっとその前に。ベスト10に入らなかった国にロシアがあります。
ロシアは、ランキングで18位の64,077 人でした。
これは近年のロシアの成長と日本との距離を考えると異常に低い数字と思います。
アジア・ヨーロッパの国ではロシア人の旅行者の比率はもっと高いんです。ロシア人は特に反日的というわけではないですから不思議に思えます。
逆に言えばまだまだ伸びる可能性があるということですから、今後の誘致活動に期待ですね。
日本に観光に来た国別の外国人観光客数ランキング ベスト10
10位 イギリス 220,060人
前回8位 191,798人
この結果は意外でした。ヨーロッパ諸国の中で最上位国はイギリスでしたが、それでも10位と来日する旅行者の数は少ないんですね。
最近は日本食やアニメがブームと聞くフランスがヨーロッパでは最上位なのかと思っていたのですが、フランスは13位で178,570人でした。
ヨーロッパの国の中ではイギリスに次いで2位です。
イギリスは日本からは本当に遠いので来てくれるイギリス人はそれだけ情熱があるってことですね。ありがたい話です。
9位 シンガポール 227,962人
前回9位 189,280人
うーーん、シンガポールの人口数を考えると凄い人数ではないでしょうか?あまりイメージが浮かばないのですがシンガポールの中国人が多く来てるのでしょうか?
物価的には日本よりも高いといわれるシンガポールですから、日本料理を食べるなら本場で美味しくて安い日本に旅行に行こうなんて話になっているんでしょうかね。
しかしアジアの国からそう言われるなんて時代が変わったものですよね。
8位 マレーシア 249,521人
前回10位 176,521人
マレーシアの人ってそんなに日本に観光で来てるんですか?このベスト10で1番驚きなのは私はマレーシアでしたね。確かにクアラルンプールはそれなりに大都会ですが、やっぱりノンビリした南国のイメージですからね。
イスラム教の国ですし日本食でも食べれないものが多くあるでしょうから、大変な面もあるのかと思うのに感謝ですね。
7位 オーストラリア 302,656人
前回7位 244,569人
オーストラリアに関しては予想より少なかったですね。同じアジアの国で白人中心の国で物価はもはや世界一高いという国ですからね、もっと日本には来ていておかしくないんだと思うのですが、、、、
第2次世界大戦時もオーストラリアとは大規模な戦闘はなかったことから、特別な感情もないと思いますしね。
それにヨーロッパにもアメリカ大陸にも遠い地理上の理由からも日本は旅行先として貴重だと思うんですが、生活費が高くて海外旅行には余り行かない国民性なんですかね。
でも、同じアジアとは言っても距離でみると遠いんですよね。
6位 タイ 657,570人
前回6位 453,642人
日本旅行が大流行のタイです。今までの尋常でないほど厳しい条件の観光ビザが急に必要なくなり気軽にノービザで訪日出来るようになりましたから、タイでは日本旅行ブームという感じです。
本屋には日本のガイドブックが平積みされていて、テレビでも良く日本の旅行番組が放送されています。
前回に比べて旅行者数は大幅増ですが、それでも順位は同じ6位なんて日本に来る観光客数全体が底上げされていると実感させられます。
タイの旅行者の特徴は雪を見たいタイ人が多いので北海道が大人気な点ですね。
そのためにタイでは東京の次に知名度がある地名は北海道なんです。京都が他国に比べると人気薄なのは自国に多くお寺があるからなのかもしれないです。
5位 アメリカ 891,668人
前回4位 799,280人
白人の国の欧米の中ではトップがアメリカでした。まぁ距離の問題もあるのでしょうが、私としては意外な印象でした。
なんかアメリカ人って余り日本に興味を持っていない気がするんですが、そうではないんですね。
ヨーロッパ人は日本に東洋の神秘的なイメージや文化に興味を持っているイメージだったので欧米でもフランスがトップかと思っていましたが違うんですね。
4位 香港 925,975人
前回5位 745,881人
香港って中国に含まれてないんですね、1国2体制だから?でも1国だと思うんですが、、、、、しかし香港単独で4位の925,975人ですか!それは凄いですね。
日本と香港は近いので飛行機のチケットが安いですし、物価も高いので日本をお手軽に考えれる数少ない国(地域?)の1つです。
日本に来ている香港の人をみても中国人にしか見えないですから(実際には同じ国だし、、、)日本人には中国パワーを感じるわけですよね。
3位 中国 2,409,158人
前回3位 1,314,437人
はい、中国が第3位で登場してしまいましたね。これって意外と思った人も多くないですか?やっぱり近年の状況から考えると1位だと思いますよね。
そのイメージは間違っていません。
4位の香港と3位の中国を合計すると、3,335,133人ですから群を抜いた1位ですからね。本当の1位は中国です。
日本政府観光局はなぜ分けたんでしょうかね。
ビジネスの世界では資料の数字は見せ方だと良く言います。その資料の信用性もそうですが、その数字や結果からどう見せたいのか、どこに導きたいのかを読み取ることがその資料の見せ方から読み取れると。
中国の1位は都合が良くなくて、親日的な台湾を1位にしたい理由があるんでしょうか?
2位 韓国 2,755,313人
前回1位 2,456,165人
韓国が堂々の第2位です。しかも前回は1位ですし、今回も2位に落ちたとは言え観光客数としては10%以上増えています。最近の嫌韓で日本から韓国への旅行者は激減しているのに韓国から日本に来る観光客は増えているんですね、、、、、違和感しかないですね。
これってどうゆうことなんですかね?日本のことは嫌いだけど、日本の観光地や日本食を食べたい?日本製品は自国のライバルで不買運動を推奨するけど買い物には来たい?
しかも韓国の人口比率で見たら相当高いですよね。
個人的な感覚だと日本を嫌っているのは事実だとすると日本に観光で来ることって理解できないんですよねぇ。
1位 台湾 2,829,821人
前回2位 2,210,821
と言うことで、台湾が1位です。良いですね、やはり親日的と言われる国が日本に多く遊びに来てくれていると嬉しいものです。
本土の人は余り気にしたことがないと思うのですが、実は台湾と沖縄って近いんですよ。沖縄は世界的なリゾート地ですから、台湾の人にとっては行きやすい貴重なリゾート地になるんです。
他の国の人が日本にリゾートに来ることは少ないでしょうから、その面を考えると台湾の人にはアピール出来ることが多いわけですから、それだけ魅力的に思ってもらえてるかもしれませんね。
日本に来る観光客数の国別ランキングのまとめ
どうでしたか?この順位で見ると台湾が1位ということですが、事実上は大方の予想通り中国が1位でしたね。世界的に反日国としては抜けた存在である中国と韓国が日本に来る観光客の国別ランキングのベスト3になると言うのは複雑な構図です。
でもどうなんでしょうか?反日というスタンスで日本を叩く内容をみると日本人の気質は横暴で横柄、自己中心的な民族とされていることが多いと思います。
もし本当に日本人のイメージをその様に捉えている人が日本に来たとしたら驚くのではないでしょうか?
私は日本のサービス精神は世界一ではないかと思っています。
特にお金を多く使う人と使わない人を分け隔てないという心掛けは、他国では有り得ないのではないでしょうか?
もしお客さんが、”どうせ余りお金をもってなさそうだから馬鹿にしてるんだろ!”と言ったら、”そんなことはありません”と普通の日本人は答えますよね。
他の資本主義の国なら”当たり前でしょ、何か問題がありますか?”と言われて終了ですよ。
それどころか日本人はお金を使わない人にも丁寧に優しく対応しますよね。
日本って本当に素晴らしいと思います。道を聞くだけでも挨拶をするだけでも、日本人は普通に笑顔で返しますし、7人を値踏みせずに差別をしません。
”人を見た目で判断してはいけません”なんてことを心情としている民族なんですからね。
もっと日本人も外国人もお互いを良く知って触れ合っていくことで本当の意味で理解し合える部分が多くあると思います。そしてそうすることで解決される問題が多くあると思います。そういう意味では中国の人も韓国の人も日本にもっと来てお互いを理解して貰いたいですね。そして日本人も海外にもっと行くべきだとも思います。
日本が誘致することで外国人の観光客が多く来ることは経済効果だけでなく日本の世界での位置取りにも大きく影響があることだと思います。