100円ショップ”ダイソー(DAISO)”がタイに進出して成功
100円ショップのダイソーがタイに進出をして成功していますね。
タイでは60B統一のショップになっています。
今はもうタイ全土に70店舗以上あるので大成功した企業でしょう。
でも、進出した当時は日本人の多くは成功を疑問視していました。
というのは、60Bという価格設定です。
ただでさえタイは物価が安いため日本と同じ価格設定にしても価格競争力は強くはないのに日本円で約200円前後になる60Bには驚きました。
質が高いというにしても、殆どが中国製なわけですからそこでも勝負出来ないのに大丈夫なんだろうか?
そういう声が多くありました。
それは日本でブームを起こした、質は高くはないけどお手軽で安いというビジネスモデルによる固定概念に日本人だから捕らわれていたんだと思います。
タイでダイソーを見たとき、100円ショップつまり30Bショップではタイでは難しいんじゃないの?もっと安いものはいくらでもあると思っていたところに60Bだったので、殆どの人が60Bなんて高いしタイでは無理じゃないかと思ったのですね。
そしてなぜ中国製のものをわざわざ日本から持ってきているのだろう?直接輸入すれば価格は抑えられたのではないかとも思っていました。
今思えばそれを1番感じていたのはダイソーの会社の人たちだったのでしょうね。
なので彼らはビジネスモデルを変えてしまった。
低価格が厳しいので、高級路線にしてしまったわけです。
しかも同じ商品を使って。
この逆転の発想した規格の立案者は素晴らしいですね。
つまり、ダイソーはタイでは安かろう悪かろうではなく、品質と商品ラインナップそして日本のブランドイメージで勝負したわけです。
確かに中国製ではありますが日本企業が管理した商品は現地企業が安く作っている製品より質は高くタイではポピュラーではない商品がかなりあります。
そして基本的に日本の商品(売れ残りの処分品を含む)をもってきていますので、タグやシールには日本のままの日本語の説明などが書いてあります。
この日本で売っている商品と同じであるということが、質に対する信頼とプライドを満たす効果があったんだと思います。
そのためにタイ人のダイソーに対するイメージは、種類が豊富で値段が安いわけではないですけど品質の良い商品のあるお店という感じですね。
それを意識してか初めはポップなイメージだった内装もシャープな感じに変わりましたね。
商品ラインナップは日本の商品な中からタイで受けそうな物を選んでいて、タイ用の商品を開発してはいないようです。
店舗の中を見てみましょう。
日本の食器は人気のようです。
これは本来は木で作られているものですが、プラスチックでできていますね。
タイ人は使うのでしょうか?
キュウスや醤油さしですね。
オタマも種類がありますし、可愛いデザインですね。
タイの薬局でも売っているのですが100Bぐらいはします。
60Bだと1番安いので私はいつもダイソーで買っています。
そしてなぜかコアラのマーチグッズ。
これは日本人しか買わないですよね?
そんなに需要あるんですかね。
それにおせんべいですが、ずいぶんな数がありますね。
こういった商品はタイのものよりお洒落で高品質ですね。
ころころがあります。
確かにころころってタイのお店では見たことがないような気がします。
流石にワイシャツは60Bではないですね。
まとめ
タイのスーパーマーケットだとここまで質のレベルが揃うことはありませんね。
買ってきて初めから壊れていて使えないなんてことも珍しくもないですしね。
100円ショップでも日本ではそんなことはありませんよね。
それにダイソーにしかない商品も意外とあります。
これならタイでも通用するビジネスだったのも納得出来ますね。
ダイソーがあることで私達の生活も助けられてます。