海外旅行の基礎知識

無料クレカの海外旅行保険は危険?その理由と対策を説明

無料クレカの海外旅行保険のデメリットと注意点の説明

最近は年会費が無料のクレジットカードに付いている海外旅行保険が有名になりました。

自分で加入する海外旅行保険と内容を比較しても重要な補償に関しては大きな違いはなく、しかも年会費が無料であれば海外旅行保険料も無料ということになり、ユーザーから見れば大変魅力的なので当然だと思います。

ひつじ執事
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しかし基本的な内容は同じでも注意すべき点がいくつかあります。

ここを間違えると肝心な時に海外旅行保険が使えないということがあり得るので気をつけてください。

今回は年会費無料のクレジットカードについている海外旅行保険のデメリットや注意点について見ていきましょう

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年会費無料のクレジットカードの海外旅行保険のデメリットや注意点

注意点①疾病死亡の補償がない

通常の海外旅行保険とクレジットカードの海外旅行保険の内容における最大の相違点は疾病病気を原因とした死亡補償がない点にあります。

これはクレジットカードの種類によって異なるというものではなく、クレジットカードの海外旅行保険の全てに共通する特色です。

ひつじ執事
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誤解しやすいのは、怪我による死亡に関しての補償はあるという点です。

海外旅行中に心臓発作を起こして死亡したり、海外でうつされた感染症で死亡したケースなどは補償の対象となりません。

ただ多くの人は生命保険の死亡保障を海外旅行に限らず必要保障額で入っているケースが多いでしょうから、特に海外旅行中だからといって死亡保険金額の必要性は上がるわけではないので、必要のない人が多いのも事実です。

もし必要な事情があれば、必ず自分で海外旅行保険に加入してください。

注意点②自動付帯と利用付帯の違い

ひつじ執事
ひつじ執事
クレジットカード付帯の海外旅行保険を利用するためには自動付帯と利用付帯という2種類の付帯条件があります。

自動付帯とは?

自動付帯とはクレジットカードに加入し所有しているだけで海外に行きさえすれば、必ず海外旅行保険が使用できるというものです。

特別な手続きや登録なども必要ありませんので、実際に事故があった時に初めて申請をして、海外に出ていたという証明をすれば保険が利用できます。

自動付帯であれば、漏れなく海外旅行保険が使えるわけですから、こちらのタイプのクレジットカードを持つことがベストです。

利用付帯とは?

利用付帯とは、付帯されている海外旅行保険を使用するためには海外に行くための公共交通機関の料金を、そのクレジットカードを利用して支払わなければ海外旅行保険が使用できないというタイプのモノです。

つまり旅行会社のツアーに申し込むのであれば、その代金の支払いが対象となりますし、個人で飛行機を手配するのであれば、その飛行機代が対象となります。

またそれ以外のケースでは、海外に行く飛行機に乗るまでに使用する公共交通機関となる国内線の飛行機代や電車・タクシー・バスなどのクレジットカードも使用して支払うことでも海外旅行保険の適用が許されます。

しかし、この規定をきちんと把握しておかなければ、忘れてしまい海外旅行保険を利用できない可能性があるので、自分自身で忘れずに管理することが必要となります。

注意点③保険の2位期間が90日

個人が入る海外旅行保険の期間は、自分で選択することが可能です。

ひつじ執事
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しかしクレジットカード付帯の海外旅行保険の付帯期間は、そのクレジットカードごとに決まっています。

多くのクレジットカードは海外の滞在日数が90日と定められており、クレジットカードに寄っては60日という規定になっています。

逆に言えば、90日以内の海外旅行であれば、クレジットカードの海外旅行保険でOKですが半年や1年といった長期期間の海外旅行保険を希望する人はクレジットカードでは対応できないということになります。

注意点④変更があり海外旅行保険が付いていない?

実は、これが一番怖いことかもしれません。

例えば海外旅行に行った先で体調不良になってしまい病院に入院して点滴を打つことになってしまったっ!

ひつじ執事
ひつじ執事
慣れない土地ですから、こんなこともあり得ますよね?

でも大丈夫っ!こんな時のために海外旅行保険が付いているクレジットカードに加入しているからねぇ、、、、、、、、、、と思ってカード会社に連絡してみるとその回答は。

”海外旅行保険のサービスは昨年の改定時に無くなりました”

え?じゃあ、海外旅行保険は使えないの!そのために加入したクレジットカードなのにっ!

これは私に実際にあった話です。

実は年会費無料のクレジットカードでは、いつでも補償内容を改悪することも簡単に出来ますし、クレジットカードの更新が出来ないこともあります。

それは年会費を無料で提供しているサービスであるために、全ての決定権はクレジットカード会社が握っているからなんです。

クレジットカードに海外旅行保険が付帯されているか?

このブログでも紹介している様に年会費無料のクレジットカードに海外旅行保険が付いているものがあります。

この様なクレジットカードを組み合わせて所有することで今まで海外旅行に行くたびに支払っていた海外旅行保険の保険料を無料にすることが出来るので大変ありがたいサービスです。

ひつじ執事
ひつじ執事
しかし、これにも注意点があります。

先ずは前提として海外旅行保険というのは全てのクレジットカードに付いているわけではありません。しかも昔は海外旅行保険が付いていたのに改悪されて外されてしまったクレジットカードもありますし、保険内容が悪くなってしまったクレジットカードもあります。

ここがポイントです。

注意点として覚えておいてください。

つまり加入時に海う外旅行保険の内容が良いクレジットカードだと思って申し込んでいても1年・2年と経つうちに規定が改定されてしまって海外旅行保険が付いてなくなってしまなんて改悪が行われたりもするんです。

実際に私のメインカードも変わってきています。

有名なクレジットカードだとセゾンインターナショナルカード等は海外旅行保険が無くなってしまいましたし、東急TOP&カードも私は活用していましたが、2012年に海外旅行保険は付帯されなくなってしまいました。

東急TOP&:規定変更により海外旅行保険の付帯は無くなりました。

オリコUPty iD:規定変更により海外旅行保険の付帯は無くなりました。

エネオスカード:規定変更により海外旅行保険の付帯は無くなりました。

これには年会費有料のクレジットカードも含まれていますが、年会費無料のクレジットカードの方がより簡単に契約内容を変更されてしまったりします。

そりゃぁそうですよね、無料であくまでサービスとして提供しているものですから改悪の変更だとしてもクレジットカードの会員の既得権などは無いものと判断されてしまいますから。

だから改悪においてもクレジットカード会社の考えだけで変更は簡単に出来てしまうわけです。

下の写真が私の東急TOP&カードですが使わなくなったので傷もなくて綺麗です(笑)

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年会費有料のクレジットカードにおける改悪

それに比べて年会費が有料のクレジットカードは補償内容は契約行為ですから変更にはそれなりの手続きが必要になります。

しかも会社に取っても年会費だけでも利益が上がるのでカードの発行枚数が多いことは悪いことではありません。

ひつじ執事
ひつじ執事
そのため簡単に内容を改悪したり更新を打ち切ったりはしません。

残念ながら年会費有料のクレジットカードであれば改悪が行われないという話ではありませんが、その可能性はかなり低くなるので安心感は大きいと思います。

その理由を整理する意味で、もう1度まとめますね。

①年会費が有料のクレジットカードは補償内容は契約行為すから変更にはそれなりの手続きが必要となり簡単には出来ないため

②有料の年会費があることでクレジットカード会社は利益が出しやすいので会員数を減らすサービス内容の改悪はあまり行わない傾向にある

このような傾向があるために年会費無料のクレジットカードに比べて変更されるリスクは少ないと考えます。

では、有料のクレジットカードではどのクレジットカードがおススメなのでしょうか?ゴールドカードに関しては確かに海外旅行保険の内容は充実していますので,良いクレジットカードとしては間違いないですが、流石に毎年の年会費が1万円も2万円もすると経済的に辛いですよね?

そこで海外旅行保険の充実したクレジットカードと限定して考えるとゴールドカードと変わらない海外旅行保険内容にも関わらず年会費は3,000円というクレジットカードがあります。

しかも初年度の年会費は無料です。さらに言えば、もしあなたが26歳以下であれば26歳までの年会費も無料だったりします。

それでも規定内容は有料クレジットカードと同じものとなっていますし、保険内容の充実ぶりは下手な1万も円2万円もするゴールドカードより良かったりする訳ですから本当におススメですよ。

ひつじ執事
ひつじ執事
無料のクレジットカードと組み合わせて持っておくのがおススメです。

詳しくはこちらを見てください⇒海外旅行に持って行くクレジットカード最強のベスト3

無料クレカの海外旅行保険は危険のまとめ

結局のところクレジットカードのサービス内容の急な改悪に対して完璧な対応策というのは残念ながらありません。

まぁお金を気にしなければ当然あるのですが、格安でお得にとなると難しいのが現状です。

ですから、今はベターな対策をしておくしかないと思います。

ひつじ執事
ひつじ執事
はい、では今回の1番大切なポイントになります。
  • 持っているクレジットカードのサービス内容が改悪されていないか、海外旅行に行く前にチェックしたり定期的に調べて把握しておく。
  • 複数枚のクレジットカードを持つ様にして急な改悪にも他のクレジットカードで対応出来るようにしておく。
  • 改悪の確率の低い年会費有料のクレジットカードも最低1枚は持っているようにする。

このように網掛けの対応策を行っていればそれほど問題になるケースはないでしょう。

もし急に海外に行くことになった時に持っているクレジットカードの海外旅行保険が改悪で補償なしになっていたとしても、複数枚持っていれば他のクレジットカードの海外旅行保険が使えますからね。

ひつじ執事
ひつじ執事
基本的にはこれだけでも大丈夫だと思いますよ。

くれぐれも海外で病院に行ってからクレジットカードの海外旅行保険が使えないなんてことの無いように気を付けましょう。

海外旅行の時に加入する海外旅行保険を無料にする方法があります。

私は世界60ヶ国以上行ったことのあるバックパッカーで、ファイナンシャルプランナーとして保険会社で働いていました。そのため海外旅行と保険を合わせた実経験は誰にも負けないのではないかと思います。

そんな私が使っている海外旅行に持って行くと得をするクレジットカード最強の3枚の組み合わせがあります。

このカードを持つことで海外旅行保険には自分で加入しなくても病気や怪我での入院費は無料になりますし、荷物を無料で自宅に宅配できたり、盗難にあった時の緊急時にも海外でクレジットカードが再発行できるなど多くの特典を受けることが出来ます。

正に海外旅行には必須のクレジットカードと言えるのではないでしょうか?

詳しくは”クレカの保険は使えない?海外旅行に持って行くクレジットカード最強のベスト3”の記事で説明していますので読んで下さい。

海外旅行の保険料が無料になるだけでもお得ですからオススメですよ。

ABOUT ME
海外旅行FP ひつじ執事
海外旅行FP ひつじ執事
学生時代は1年の半分は海外旅行に行き1年の長期旅行も2回経験した元バックパッカーです。訪問国は60ヶ国を超えマザーテレサの死を待つ人の家などでボランティアもしていました。 社会人としては保険会社に勤務した後に独立をして保険を中心としたリスクマネージメントや資産運用の会社を経営。 現在はタイ在住で店舗の経営とファイナンシャルプランナーとしてネットでの情報発信やライフプラン・資産運用のコンサルを請け負っています。
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