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ポケットWIFIでギガ放題が使えるW01とWX01を比較してみた!
ポケットWIFI も遂にギガ放題のプランが登場し固定回線の代わりとしても使えるぐらいのスピードが出るようになってきました。
逆に言えば固定回線と同じぐらいのスピードのWIFIを外に持ち出せる時代になったということですね。
本当に凄いことですね。
ただまだここまでのスピードを出せるのはギガ放題のみです。そして現実問題ギガ放題が使える機種は2機種のみなんです。それはファーウェイのW01とNECのWX01、ギガ放題を使いたいなら誰もがどちらかを決めないといけないということです。
勿論皆さん誰でもNECを知らない人はいないでしょう。日本を代表する家電製品メーカーです。
でもファーウェイって会社を皆さんは知っています?
今回はこのファーウェイのW01とNECのWX01の性能を比べてみることとファーウェイという会社に関して見ていきたいと思います。
ファーウェイのW01
フェイウェイの提供するW01の特徴
ギガ放題対応
下り最大220Mbpsをキャリアアグリゲーション技術で実現
WiMAX 2とau 4G LTEの併用で、WiMAXは使えない
5GHz帯のIEEE 802.11ac対応
クレードルにジョイントさせれば有線LANも利用可能
クイック起動可能
220Mbpsを実現した技術
キャリアアグリゲーションという技術により2本の回線を1本に束ねることにより実現した技術で未対応のエリアに関しては110Mbpsとなります。
NECのWX01
NECのWX01の特徴
ギガ放題対応
下り最大220Mbpsを4×4MIMOの技術により実現
WiMAX2とWiMAXの併用
Bluetoothが利用可能:つまりバッテリーを長時間使うことが
クレードルにジョイントさせれば有線LANも利用可能
クイック起動可能
220Mbpsを実現した技術
NECの使用する4×4MIMOと呼ばれる技術はデータの送信側と受信側の4本のアンテナをそれぞれで使用して、送受信のデータを4本同時に送受信することで220Mbpsの下りのスピードを実現しています。
実際のファーウェイのW01toNECのWX01
こうしてみると大きく異なるのは同じ220Mbpsとは言っても使用してている技術は異なります。機種としてもNECのWX01は220Mbps専用モデルとして新発売なのに対して、ファーウェイのW01は従来売っていたモデルを220Mbpsに改善したモデルになります。
使っている実際のユーザーの意見を聞いてみると使用範囲には差が無いもののスピードに関しては現時点ではNECのWX01の方が速いようです。ただしファーウェイのW01のキャリアアグリゲーション技術がどの程度進んでいるのかが分からない点があります。もしこれから浸透していくのであれば後にはスピードに関しても差がなくなる可能性はありますね。
ブルートゥースに関してはNECのWX01にか無くポケットWIFIで使い放題にする意味を考えると長時間使用するのは当然ですからバッテリーの消費を抑えることが出来るブルートゥースが出来るのは嬉しいですね。
W01を造るファーウェイという会社
そして機種の性能ではなくその会社を見てみましょう。まぁNECに関しては今更説明する必要は無いと思いますので、ファーウェイを見ることになります。
世界企業ファーウェイ
ファーウェイは、アルファベットでHUAWEIと書きます。このロゴの方が目にしたことがありますかね?
正式には華為技術と書く中国の通信機器メーカーです。売り上げは世界第2位であり、アップル・グーグル・アマゾン・フェイスブックと並び世界で最も革新的な会社としてアメリカのビジネス紙で取り上げられたこともあります。
日本でもNTTドコモではAscend HW-01Eが採用されイーモバイルのWIFI端末も発売になり、ソフトバンクはLTEに関する基地局の設備を注文しています
日本での知名度は低いのですが世界的に躍進を続けている企業です。
アメリカでのスパイ疑惑
そんな世界的な企業なのですが実は黒い噂があります。
ファーウェイの社長任正非氏は、中国人民解放軍のエンジニア出身で現在も中国政府の資金提供を受けており政府はもちろん共産党とも強い繋がりを持ち、その政治的な後押しからアフガニスタンのタリバン政権やイラクのフセイン政権とも取引があったと言われています。
ファーウェイ本社の建物内には中国政府の役人が使う部屋も用意されており、この点でも中国政府や中国人民解放軍が強い影響力を持っていてスパイ要員や人民解放軍のサイバー部隊が社内で各種の訓練を受けてるようなのです。
2012年に米連邦議会下院の諜報委員会がスパイ行為やサイバー攻撃に利用される可能性があるとして報告書を発表して政府関連事業は取引を禁止し民間企業に関しても関係の自粛を促す勧告を出しました。その時の会見でロジャース委員長は「ファーウェイの通信機器は夜中に作動を開始し記録やデータを中国へと送信しているようである」ともコメントしました。
オーストラリアでも同じように国家の安全上の理由によりファーウェイとの取引を取りやめましたし、カナダやイギリスにおいても国家の通信事業やブロードバンドに関わる事業に参入させることを禁止しました。またインド政府はファーウェイの電子機器には盗聴機能を有するチップが組み込まれているとして締め出してしまいました。
一応、アメリカのホワイトハウスの調べではスパイ行為に関しての決定的な証拠はなかったとしましたが、これだけ多くの国々から疑われているわけですから程度の差こそあれ何も無いとは考えがたいのではないでしょうか、、、、、、
まとめ
性能的にはNECの方が良いようですし、私なら間違いなくNECを選びますね。やはり企業としての信頼感が違います。それも故障等の話ならいざしらずスパイ行為やサイバー攻撃に関する話ですからね。流石にまぁいいかっとは言えないですね。
価格に関しても2倍・3倍も違うのなら考えますが、そこまでの差があるわけではないですからね。自分の個人情報が洩れる可能性が高いことを考えるとNECのWX01でいいのではないでしょうか?